どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

開高健氏が愛した奥只見湖での捕獲数制限が今年から実施される事になりました。

先日GWの檜枝岐釣行の際、現地で配っている釣りマップにもその事が書いてありましたが、檜枝岐漁協の鑑札ではそもそも奥只見湖での釣りはできないのでは?とも思いますので、気になる方は現地組合員や釣券を販売している商店の方に聞いてみてください。

制限されたとは言っても一日5匹までは持ち帰りOKですので、例えば家族が食べる分をキープするとした場合は十分な数ではないでしょうか。湖産の魚は良型が多いですしね。

ダム湖や渓流、源流などはとても閉鎖的な流域ですので、キープすればしただけ目に見えて魚がいなくなってしまうのです。これはある意味自然の摂理なのです。ですから、とても素晴らしい試みだと思います。もっと厳しい制限でも良いのかもしれません。だって、大きい魚いっぱい釣りたいじゃないですか。

ただ、ルールや規制がある場合を除いて考え方は人それぞれ、釣り人自身が好きなようにすれば良いと個人的には思っています。食べたければキープすれば良いですし、不要ならリリースすれば良いと思います。

今年1月の記事に正直に書いたのですが、ワタシは食べない魚は全てリリースしています。理由は釣りたいけど捌くのがただただ面倒であり、食べたくないからリリースしていると言うのが正直なところです。ただし、食べるためにキープした魚は自身の手で殺し、丁寧に、かつおいしく調理してうまい酒と一緒に食う、これはワタシ、そして釣り人の特権でございます。

 

出典:YOMIURI ONLINE

 イワナなどの釣りが解禁された奥只見湖で釣りを楽しむ人たち(4月21日、魚沼市湯之谷芋川の同湖で)

イワナなどの釣りが解禁された奥只見湖で釣りを楽しむ人たち(4月21日、魚沼市湯之谷芋川の同湖で)

 奥只見湖(新潟県魚沼市、福島県檜枝岐村)に生息するイワナとヤマメ、ニジマスについて、魚沼漁業協同組合(同市)などは今シーズンから、合わせて5匹を超える捕獲を禁止する規則の適用を始めた。

 かつて作家の開高健かいこうたけし氏(1930~89年)が保護活動を推し進めた湖での新たな取り組みに、関係者は歓迎の声を上げている。

 只見川をせき止めてできた奥只見湖は、総貯水量約6億トンで、人造湖としては国内2位の水量を誇る。湖底に木々が水没していて栄養が豊富で、50センチを超えるイワナが育つことでも有名だ。

 釣り好きだった開高氏は、イワナの大物を狙ってたびたび同湖に釣りに訪れた。イワナが乱獲されるようになると、地元の釣り人らと75年に「奥只見の魚を育てる会」を発足させ、会長として稚魚の放流や禁漁などの保護活動に取り組んだ。開高氏の尽力で通年禁漁区に指定された北ノ又川の川岸には、開高氏の功績をたたえる石碑が立つ。

 捕獲数の制限についても、同会が約30年前から漁業権を持つ魚沼漁協に訴えてきた。湖周辺の民宿なども歩調を合わせ、2003年には「奥只見旅館飲食店組合」の自主規制として、捕獲は5匹までとするルールを設けた。同組合は保護活動にも力を入れており、民宿の一つ「奥只見山荘」では、5年ほど前から釣り客と協力してイワナの稚魚を放流したり湖のごみ拾いを行ったりしているという。

 同会や地元の長年の活動を受け、魚沼漁協などは今年1月に遊漁規則を改定。奥只見湖でイワナとヤマメ、ニジマスの捕獲数の上限を1人1日で計5匹とし、5匹を超える場合はその場で再放流するよう定めた。違反者は罰金などの処罰が科せられる場合がある。

 奥只見湖ではイワナなどの釣りが4月21日に解禁され、新たな捕獲数制限を表示する看板などが湖畔に設置された。奥只見山荘の星隼人さん(39)は「安定して釣りを楽しめる環境をつくるため、数十年来の念願がかなった」と喜ぶ。湖面近くまで下りて釣りを楽しんでいた小千谷市の会社員(50)も「大きな魚を釣りたいので、『成長してから(釣り糸に)掛かってくれよ』と願いながら再放流している」と話していた。

2016年05月03日 09時45分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

 

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/05/20160503-OYT1I50003-L.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/05/20160503-OYT1I50003-L-150x150.jpgtsuri-ba渓流・源流の釣りキャッチアンドリリース,ヤマメ,奥只見湖,岩魚,捕獲制限どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 開高健氏が愛した奥只見湖での捕獲数制限が今年から実施される事になりました。 先日GWの檜枝岐釣行の際、現地で配っている釣りマップにもその事が書いてありましたが、檜枝岐漁協の鑑札ではそもそも奥只見湖での釣りはできないのでは?とも思いますので、気になる方は現地組合員や釣券を販売している商店の方に聞いてみてください。 制限されたとは言っても一日5匹までは持ち帰りOKですので、例えば家族が食べる分をキープするとした場合は十分な数ではないでしょうか。湖産の魚は良型が多いですしね。 ダム湖や渓流、源流などはとても閉鎖的な流域ですので、キープすればしただけ目に見えて魚がいなくなってしまうのです。これはある意味自然の摂理なのです。ですから、とても素晴らしい試みだと思います。もっと厳しい制限でも良いのかもしれません。だって、大きい魚いっぱい釣りたいじゃないですか。 ただ、ルールや規制がある場合を除いて考え方は人それぞれ、釣り人自身が好きなようにすれば良いと個人的には思っています。食べたければキープすれば良いですし、不要ならリリースすれば良いと思います。 今年1月の記事に正直に書いたのですが、ワタシは食べない魚は全てリリースしています。理由は釣りたいけど捌くのがただただ面倒であり、食べたくないからリリースしていると言うのが正直なところです。ただし、食べるためにキープした魚は自身の手で殺し、丁寧に、かつおいしく調理してうまい酒と一緒に食う、これはワタシ、そして釣り人の特権でございます。   出典:YOMIURI ONLINE  奥只見湖(新潟県魚沼市、福島県檜枝岐村)に生息するイワナとヤマメ、ニジマスについて、魚沼漁業協同組合(同市)などは今シーズンから、合わせて5匹を超える捕獲を禁止する規則の適用を始めた。  かつて作家の開高健かいこうたけし氏(1930~89年)が保護活動を推し進めた湖での新たな取り組みに、関係者は歓迎の声を上げている。  只見川をせき止めてできた奥只見湖は、総貯水量約6億トンで、人造湖としては国内2位の水量を誇る。湖底に木々が水没していて栄養が豊富で、50センチを超えるイワナが育つことでも有名だ。  釣り好きだった開高氏は、イワナの大物を狙ってたびたび同湖に釣りに訪れた。イワナが乱獲されるようになると、地元の釣り人らと75年に「奥只見の魚を育てる会」を発足させ、会長として稚魚の放流や禁漁などの保護活動に取り組んだ。開高氏の尽力で通年禁漁区に指定された北ノ又川の川岸には、開高氏の功績をたたえる石碑が立つ。  捕獲数の制限についても、同会が約30年前から漁業権を持つ魚沼漁協に訴えてきた。湖周辺の民宿なども歩調を合わせ、2003年には「奥只見旅館飲食店組合」の自主規制として、捕獲は5匹までとするルールを設けた。同組合は保護活動にも力を入れており、民宿の一つ「奥只見山荘」では、5年ほど前から釣り客と協力してイワナの稚魚を放流したり湖のごみ拾いを行ったりしているという。  同会や地元の長年の活動を受け、魚沼漁協などは今年1月に遊漁規則を改定。奥只見湖でイワナとヤマメ、ニジマスの捕獲数の上限を1人1日で計5匹とし、5匹を超える場合はその場で再放流するよう定めた。違反者は罰金などの処罰が科せられる場合がある。  奥只見湖ではイワナなどの釣りが4月21日に解禁され、新たな捕獲数制限を表示する看板などが湖畔に設置された。奥只見山荘の星隼人さん(39)は「安定して釣りを楽しめる環境をつくるため、数十年来の念願がかなった」と喜ぶ。湖面近くまで下りて釣りを楽しんでいた小千谷市の会社員(50)も「大きな魚を釣りたいので、『成長してから(釣り糸に)掛かってくれよ』と願いながら再放流している」と話していた。 2016年05月03日 09時45分 Copyright © The Yomiuri Shimbun  手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン