どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

荒川、主に岩淵水門から下流でシーバス、テナガエビやハゼなどの釣りをされている方ならご存じの方も多いと思うが、正式には「荒川放水路」と言う。

かつて現在の隅田川、利根川、多摩川などが台風や長雨の影響で大氾濫を起こし、死者700名以上を出す大災害が発生した事があった。明治43年の事である。

この大災害をきっかけに治水工事が行われ、一極集中する川の流れを人工的に分離するために作られたのが現在、我々が「荒川」と呼んでいる荒川放水路なのだ。

荒川放水路を作るための工事がそれはそれは大変な難工事で期間にして17年、大正2年から昭和5年まで続いたと言う。

岩淵水門から現在は荒川と隅田川に別れているが、元々は隅田川が荒川であり、当時は千住大橋あたりまでを荒川と呼んでいた。それより先が隅田川であった。

当時は今のような工法も機械も安全装備も無い中での工事であり、思いがけないトラブルにも見舞われた。出水や土砂崩れなどにより、工事作業員30名が命を落としている。命がけの工事だったのだ。

そして嘘か誠か、関東大震災の混乱の中で旧四つ木橋のたもとで朝鮮人、中国人を虐殺したと言う目撃証言や新聞記事があるようだ。

ワタシは霊感の類は持っていないと思うのだが、確かに夜の荒川をランガンしていると心地の良い場所と、ただちに立ち去りたくなる場所がある。鉄橋の下などは電車の通る音で無条件に怖くなるのだが、そう言った場所ではなく、ただのオープンエリアで恐くなる場所が実際にあるのだ。

隅田川など近代的に整備された都市型河川と違い、整備はされているものの、その河川敷はとても広く街灯などは全くなく、グラウンド以外は背の高い夏草が生い茂る手つかずの場所が多い。

犯罪者にとっても、この世のものでない何かにとっても、都合よく暗闇に紛れる事ができるのではないだろうか。

 

ではまず荒川の心霊スポットからご紹介しよう。

■荒川旧岩淵水門

言わずと知れた荒川最恐の心霊スポット。シーバスなど釣りポイントとしても有名である。大災害をきっかけにして荒川と隅田川を分離した場所だけに、引き寄せる何かがあるのかもしれない。

■江北橋

こちらもシーバススポットとしてもある程度有名である橋。幽霊目撃話もあるが、実際に事故が多いと言う。

 

次に荒川河川敷で発生した事件を紹介しよう。

■荒川放水路バラバラ殺人事件

新聞紙にくるまれた胴体だけの男性遺体が浮かんでいるのを、近くで遊んでいた少女が発見した事件。

■堀切四丁目荒川河川敷内殺人・死体遺棄事件

恐らくシーバスアングラーであろう、釣り人が干潟に打ち上げられているビニール袋に包まれた惨殺死体を発見した事件。いまだ未解決事件である。

■幼児をウサギ小屋に入れて虐待死させた事件

両親は荒川に遺棄したと供述したそうだが、ウサギのケージは発見されたものの、幼児はいまだに発見されていない。

■10代の女性が襲われ、過剰防衛かで問題になっている事件。

刃物を持った男に襲われ、その刃物をうばって犯人の太ももを刺したところ、犯人が死亡。様々な憶測と議論が飛び交っている事件。

 

ワタシの済むエリアから近い場所の心霊スポットや事件をざっと紹介したのだが、何はともあれ、一番恐いのは闇夜に潜む人間である。夜間のランニングや釣りをされる方は事件、事故に巻き込まれぬようくれぐれもご注意いただきたい。

それでは今日も安全第一!No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/06/12cc1c5236423e0a79485448e5c000dd_s.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/06/12cc1c5236423e0a79485448e5c000dd_s-150x150.jpgtsuri-ba釣りTALK編集部オススメの記事事件,心霊,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 荒川、主に岩淵水門から下流でシーバス、テナガエビやハゼなどの釣りをされている方ならご存じの方も多いと思うが、正式には「荒川放水路」と言う。 かつて現在の隅田川、利根川、多摩川などが台風や長雨の影響で大氾濫を起こし、死者700名以上を出す大災害が発生した事があった。明治43年の事である。 この大災害をきっかけに治水工事が行われ、一極集中する川の流れを人工的に分離するために作られたのが現在、我々が「荒川」と呼んでいる荒川放水路なのだ。 荒川放水路を作るための工事がそれはそれは大変な難工事で期間にして17年、大正2年から昭和5年まで続いたと言う。 岩淵水門から現在は荒川と隅田川に別れているが、元々は隅田川が荒川であり、当時は千住大橋あたりまでを荒川と呼んでいた。それより先が隅田川であった。 当時は今のような工法も機械も安全装備も無い中での工事であり、思いがけないトラブルにも見舞われた。出水や土砂崩れなどにより、工事作業員30名が命を落としている。命がけの工事だったのだ。 そして嘘か誠か、関東大震災の混乱の中で旧四つ木橋のたもとで朝鮮人、中国人を虐殺したと言う目撃証言や新聞記事があるようだ。 ワタシは霊感の類は持っていないと思うのだが、確かに夜の荒川をランガンしていると心地の良い場所と、ただちに立ち去りたくなる場所がある。鉄橋の下などは電車の通る音で無条件に怖くなるのだが、そう言った場所ではなく、ただのオープンエリアで恐くなる場所が実際にあるのだ。 隅田川など近代的に整備された都市型河川と違い、整備はされているものの、その河川敷はとても広く街灯などは全くなく、グラウンド以外は背の高い夏草が生い茂る手つかずの場所が多い。 犯罪者にとっても、この世のものでない何かにとっても、都合よく暗闇に紛れる事ができるのではないだろうか。   ではまず荒川の心霊スポットからご紹介しよう。 ■荒川旧岩淵水門 言わずと知れた荒川最恐の心霊スポット。シーバスなど釣りポイントとしても有名である。大災害をきっかけにして荒川と隅田川を分離した場所だけに、引き寄せる何かがあるのかもしれない。 ■江北橋 こちらもシーバススポットとしてもある程度有名である橋。幽霊目撃話もあるが、実際に事故が多いと言う。   次に荒川河川敷で発生した事件を紹介しよう。 ■荒川放水路バラバラ殺人事件 新聞紙にくるまれた胴体だけの男性遺体が浮かんでいるのを、近くで遊んでいた少女が発見した事件。 ■堀切四丁目荒川河川敷内殺人・死体遺棄事件 恐らくシーバスアングラーであろう、釣り人が干潟に打ち上げられているビニール袋に包まれた惨殺死体を発見した事件。いまだ未解決事件である。 ■幼児をウサギ小屋に入れて虐待死させた事件 両親は荒川に遺棄したと供述したそうだが、ウサギのケージは発見されたものの、幼児はいまだに発見されていない。 ■10代の女性が襲われ、過剰防衛かで問題になっている事件。 刃物を持った男に襲われ、その刃物をうばって犯人の太ももを刺したところ、犯人が死亡。様々な憶測と議論が飛び交っている事件。   ワタシの済むエリアから近い場所の心霊スポットや事件をざっと紹介したのだが、何はともあれ、一番恐いのは闇夜に潜む人間である。夜間のランニングや釣りをされる方は事件、事故に巻き込まれぬようくれぐれもご注意いただきたい。 それでは今日も安全第一!No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン