どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

マイクロベイトの甘い誘惑に負け、マイクロベイト欲しさに暗闇のアジトでターゲットを待ち構えるシーバスたちを一網打尽にする、荒川のヒーロー。

そう!ワタシの名はシーバス刑事(デカ)!

今夜もあいつらはこの広い川のどこかで何も知らない純粋無垢なマイクロベイトたちを待ち構えているに違いない!

ワタシのこの手でタイーホだ!

6月17日 金曜日

19時30分〜22時

中潮の下げ五分ぐらい

無風

 

ここのところ上げでのエントリーが多かったこともあり、狩猟ポイントからのエントリーが続いていたため少し飽きていた。

そのため今回は猫ポイントからエントリーし、下流の1㎞を往復ランガンすることにした。

つまり、2㎞のランガンだ。

まだ太陽の明るさは少し残っているが月が大きく輝き始めている。とは言え、この世のものではないものが出やすいと言われるマズメ時はとっくに過ぎている。

こんな時はバイブがよかったりするのだが、コイがウヨウヨしており、流れがゆったりとしているため、まずはTDソルトペンシルに期待を込めて緩やかにドッグウォークさせてみる。一度だけモワッとしたような気がしたが、気のせいか。

ワタシの50メートルほど先に先行者がいるのが見えた。100メートルほど離れるのを待ち、近づき過ぎないよう後を追う形でワタシもテンポよくランガンしていく。

この間に表層からボトムまで有力ポイントを探るがやはり反応はない。

ワタシのランガンは結構ハイスピードな方であると思うのだが、先行者もなかなかのハイスピードランガンだ。そろそろ動きたいなと思った時には移動しているので、とても呼吸が合う。

源流だと逃げ場もなく諦めるか、先行者のペースに合わせるしかないのだが、荒川なら逃げ場はどこにでもある。しかしワタシとリズムが一緒なのだから気にならない。

先行者がストラクチャーポイントへと到着するとどうやらこのポイントをじっくり探るような雰囲気だ。時間があれば良いのだが、そうもいかないので先行者から見えないところまで迂回する。

入りたかったところがアシゴミだらけでやり辛く、流れがアシゴミを押し出すのを待つのは時間の無駄であると判断し、護岸沿いをガンガン探っていく。

トップウォーター、乱杭対策のサブサーフェス。しかし、反応は、無い。

ただの荒川のようだ。

ランガン通過点の重要ポイント、スーパーボイルポイントへと入るが、スーパーボイルは発生していなかった。

ここのスーパーボイルは私が過去に見たどんなボイル、ライズよりも凄かった。

ボイルとはその言葉の差す通り、まるで水が沸騰したように見えることからそう呼ばれるのだが、20センチ近いボラの群れが水面をジョワジョワジョワジョワ〜とまさしく沸騰するかのように騒ぎ始めたかと思うと、パッカーン!と下からシーバスが飛び出してくるのだ。

それがなんと2時間以上も続く。

日頃はテンポよくランガンする私であるが、何度か2時間ぐらい粘ったことがある。

しかし全く釣れないのだ。目の前で魚体を見ているので、シーバスなのは確かであるのだが、何をどうしても釣れない。ここ数年はあまりワームは使っていないのだが、何か他に方法があるとすればワームしか考えられない。この時ばかりは買っておけばよかったかと激しく後悔したものだ。

しかし今日は妙に静かだ。静かすぎる。ウナギ釣りの鈴の音だけが夜の河川敷に鳴り響いている。

おや?あのウナギ釣りのオヤジは情報屋のヤッさんじゃねーか?

よぉヤッさん!この辺でこいつら見なかったかい?

やぁ〜しらねーなぁ〜、あまりこの辺じゃみねー顔だなぁ。

最近このあたりでマイクロベイト欲しさに悪さしてやがる連中なんだ。見かけたら教えくれ、じゃ、頑張ってなヤッさん!

などとシーバス刑事の会話を想像しながら、実はこの日のメインポイント「秘密の干潟」へと入る。秘密なのだからもちろん誰もいない。誰かいたとしてもその先にも一級ポイントがある。万一の時にはそちらへ入ればいいだろう。

超絶雰囲気がいい♪

シーバスのにおいもする。間違いない。奴さんはここにいる!

この釣りを長年やっている方はご存知かもしれないが、シーバスがいる時というのはにおいがするのだ。明確にシーバスとわかるにおいだ。こう言う日は必ず釣れる。

ここは岬状になっており川がカーブした先なので振り返れば川岸からかなり飛び出したところに立っていることがよくわかる。

岬の内側のワンド状のポイントも、下流側のゴロタ沿いも、流れと淀みの境も、全てが一級ポイントだ。

今季バチシーズンにココに入らなかったのはもったいないことをしたのかもしれない。その時はワタシのお気に入りポイントになかなか入ることができず、それならばとあまり行ったことのなかった上流を開拓していたのだ。下流に位置する「秘密の干潟」はバチシーズンはもちろんのこと、トップウォーターのシーズンにも爆発する可能性がありそうだ。次のステージに期待しよう。

ここまでランガンして見てきた限りではここのベイトフィッシュの数は半端な数ではない。

ガボッツ、TDソルトペンシル、ナレージ50、ローリングベイトSSSをローテーションし、四方八方を探る。しかし、反応は無い。

シーバスか?と思うような気配を感じるが、あれは違う。

結構なサイズのコイが体をブルブルと震わせながらフルジャンプしたり、シーバスのような吸い込む音を立てることがあり、騙されてはいけない。

少しレンジを下げるべくハードコアリップレスミノーを岸キワッキワに通すと、ゴゴゴっとしたアタリが出た!

安定の25センチ!うぉい!

image

今度は振り向いてワンド状の中を苦手なスローで通すと連続ヒット!ガツンとしたぶつかるアタリでドラグをジーっと出す。

キター!うおーーー!!!バレたーー!!

ドラグの出方からしてナイスサイズだったのでは!?

気色悪いエリアを我慢しながら探るが、それっきり。。。

それっきりだなんて、あんまりだよ姉さん。。。

来た道を戻り上流へとランガンしていくが、反応はない。

ある程度歩いたところで時刻を確認すると21時30分。

帰ってフィアーザウォーキングデッドが観たい!しかもビール飲みながら!

最後に軽くストラクチャーポイントを探るかと思ったのだが、性少年少女1組、少し離れたところに単独の少年が2人、なぜ立ち位置にいるか!!アッチデヤレ!

諦めて再び猫ポイントを探り、最後に開墾岬を探り、秘密の干潟以降、何も反応を得られずになんだかんだと22時になってしまい、そそくさと納竿することにした。

今回は中堅犯人の1人を取り逃がしてしまった。残念だ。

待っていろ!犯人!

次はタイーホよ♪

それでは今日もNo Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/06/image-5-1024x768.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/06/image-5-150x150.jpegtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップウォーター,ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 マイクロベイトの甘い誘惑に負け、マイクロベイト欲しさに暗闇のアジトでターゲットを待ち構えるシーバスたちを一網打尽にする、荒川のヒーロー。 そう!ワタシの名はシーバス刑事(デカ)! 今夜もあいつらはこの広い川のどこかで何も知らない純粋無垢なマイクロベイトたちを待ち構えているに違いない! ワタシのこの手でタイーホだ! 6月17日 金曜日 19時30分〜22時 中潮の下げ五分ぐらい 無風   ここのところ上げでのエントリーが多かったこともあり、狩猟ポイントからのエントリーが続いていたため少し飽きていた。 そのため今回は猫ポイントからエントリーし、下流の1㎞を往復ランガンすることにした。 つまり、2㎞のランガンだ。 まだ太陽の明るさは少し残っているが月が大きく輝き始めている。とは言え、この世のものではないものが出やすいと言われるマズメ時はとっくに過ぎている。 こんな時はバイブがよかったりするのだが、コイがウヨウヨしており、流れがゆったりとしているため、まずはTDソルトペンシルに期待を込めて緩やかにドッグウォークさせてみる。一度だけモワッとしたような気がしたが、気のせいか。 ワタシの50メートルほど先に先行者がいるのが見えた。100メートルほど離れるのを待ち、近づき過ぎないよう後を追う形でワタシもテンポよくランガンしていく。 この間に表層からボトムまで有力ポイントを探るがやはり反応はない。 ワタシのランガンは結構ハイスピードな方であると思うのだが、先行者もなかなかのハイスピードランガンだ。そろそろ動きたいなと思った時には移動しているので、とても呼吸が合う。 源流だと逃げ場もなく諦めるか、先行者のペースに合わせるしかないのだが、荒川なら逃げ場はどこにでもある。しかしワタシとリズムが一緒なのだから気にならない。 先行者がストラクチャーポイントへと到着するとどうやらこのポイントをじっくり探るような雰囲気だ。時間があれば良いのだが、そうもいかないので先行者から見えないところまで迂回する。 入りたかったところがアシゴミだらけでやり辛く、流れがアシゴミを押し出すのを待つのは時間の無駄であると判断し、護岸沿いをガンガン探っていく。 トップウォーター、乱杭対策のサブサーフェス。しかし、反応は、無い。 ただの荒川のようだ。 ランガン通過点の重要ポイント、スーパーボイルポイントへと入るが、スーパーボイルは発生していなかった。 ここのスーパーボイルは私が過去に見たどんなボイル、ライズよりも凄かった。 ボイルとはその言葉の差す通り、まるで水が沸騰したように見えることからそう呼ばれるのだが、20センチ近いボラの群れが水面をジョワジョワジョワジョワ〜とまさしく沸騰するかのように騒ぎ始めたかと思うと、パッカーン!と下からシーバスが飛び出してくるのだ。 それがなんと2時間以上も続く。 日頃はテンポよくランガンする私であるが、何度か2時間ぐらい粘ったことがある。 しかし全く釣れないのだ。目の前で魚体を見ているので、シーバスなのは確かであるのだが、何をどうしても釣れない。ここ数年はあまりワームは使っていないのだが、何か他に方法があるとすればワームしか考えられない。この時ばかりは買っておけばよかったかと激しく後悔したものだ。 しかし今日は妙に静かだ。静かすぎる。ウナギ釣りの鈴の音だけが夜の河川敷に鳴り響いている。 おや?あのウナギ釣りのオヤジは情報屋のヤッさんじゃねーか? よぉヤッさん!この辺でこいつら見なかったかい? やぁ〜しらねーなぁ〜、あまりこの辺じゃみねー顔だなぁ。 最近このあたりでマイクロベイト欲しさに悪さしてやがる連中なんだ。見かけたら教えくれ、じゃ、頑張ってなヤッさん! などとシーバス刑事の会話を想像しながら、実はこの日のメインポイント「秘密の干潟」へと入る。秘密なのだからもちろん誰もいない。誰かいたとしてもその先にも一級ポイントがある。万一の時にはそちらへ入ればいいだろう。 超絶雰囲気がいい♪ シーバスのにおいもする。間違いない。奴さんはここにいる! この釣りを長年やっている方はご存知かもしれないが、シーバスがいる時というのはにおいがするのだ。明確にシーバスとわかるにおいだ。こう言う日は必ず釣れる。 ここは岬状になっており川がカーブした先なので振り返れば川岸からかなり飛び出したところに立っていることがよくわかる。 岬の内側のワンド状のポイントも、下流側のゴロタ沿いも、流れと淀みの境も、全てが一級ポイントだ。 今季バチシーズンにココに入らなかったのはもったいないことをしたのかもしれない。その時はワタシのお気に入りポイントになかなか入ることができず、それならばとあまり行ったことのなかった上流を開拓していたのだ。下流に位置する「秘密の干潟」はバチシーズンはもちろんのこと、トップウォーターのシーズンにも爆発する可能性がありそうだ。次のステージに期待しよう。 ここまでランガンして見てきた限りではここのベイトフィッシュの数は半端な数ではない。 ガボッツ、TDソルトペンシル、ナレージ50、ローリングベイトSSSをローテーションし、四方八方を探る。しかし、反応は無い。 シーバスか?と思うような気配を感じるが、あれは違う。 結構なサイズのコイが体をブルブルと震わせながらフルジャンプしたり、シーバスのような吸い込む音を立てることがあり、騙されてはいけない。 少しレンジを下げるべくハードコアリップレスミノーを岸キワッキワに通すと、ゴゴゴっとしたアタリが出た! 安定の25センチ!うぉい! 今度は振り向いてワンド状の中を苦手なスローで通すと連続ヒット!ガツンとしたぶつかるアタリでドラグをジーっと出す。 キター!うおーーー!!!バレたーー!! ドラグの出方からしてナイスサイズだったのでは!? 気色悪いエリアを我慢しながら探るが、それっきり。。。 それっきりだなんて、あんまりだよ姉さん。。。 来た道を戻り上流へとランガンしていくが、反応はない。 ある程度歩いたところで時刻を確認すると21時30分。 帰ってフィアーザウォーキングデッドが観たい!しかもビール飲みながら! 最後に軽くストラクチャーポイントを探るかと思ったのだが、性少年少女1組、少し離れたところに単独の少年が2人、なぜ立ち位置にいるか!!アッチデヤレ! 諦めて再び猫ポイントを探り、最後に開墾岬を探り、秘密の干潟以降、何も反応を得られずになんだかんだと22時になってしまい、そそくさと納竿することにした。 今回は中堅犯人の1人を取り逃がしてしまった。残念だ。 待っていろ!犯人! 次はタイーホよ♪ それでは今日もNo Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン