どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

妻が同窓会で実家へ行くと言うので、泊まりでワタシも一緒に行って妻と子どもを車から放り出したら赤久縄の渓流管釣りへ行くつもりでいたのだが、翌日朝に野暮用ができてしまいワタシ1人自宅に寂しく残る事になった。

たまには1人と言うのもいいものだ。

よーし!お父さん1人で思う存分釣りしちゃうぞ〜♪

手軽に葛西臨海公園へ行こうか、それとも富津エリアでアオリイカをやろうか、などと頭の中が希望の光でいっぱいに満たされたところで突然パシャンと照明を落とされたように真っ暗になった。

車がない!

そう、妻が車を使うのだ。子どもを連れて行くため電車で行けとも言えず、ワタシの少しばかりの光明は一瞬で真っ暗闇となってしまった。

バイクで行くと言うのも手なのだが、タモさんのフレームが折りたためない。しかもでかい。長距離を走るとなればロッドもいつものように担ぐわけにもいかない。風でブラブラしてどこかにひっかけたりしたら大変である。

そうだ!快速シーバス号で葛西臨海公園まで行けばいいんだ!荒川沿いに下れば13キロかそこらである。1時間もあれば余裕で到着できるはずだ。

ただし、以前それをやって行きははヨイヨイ帰りはなんとやらで大変な向かい風になってしまい、とんでもない事になった事がある。小学生の頃にも、大人になってからもやっているのだ。しっかりと風向きを計算しなくてはいけない。

そして当日、前日に飲み過ぎたのもありスタートが遅くなってしまったが、現地で1時間ほどはできるだろうと快速シーバス号で出発した。

7月2日 土曜日

15:30〜21:00

中潮 上げ止まり寸前〜下げ止まり寸前

暴風のち静穏

 

家を出た瞬間から嫌な予感はしていたのだが、荒川河川敷へと入ると暴風である。行きはヨイヨイどころから行きから恐くなってしまうほど。帰りはさぞ楽であろう。

迷う事なく諦めて猫ポイントへとエントリーする。結局のところ、いつもと同じだ。しかし今日は時間がたっぷりとある。時間かけりゃぁいいってもんじゃない事はわかっているのだが、思う存分竿を振る事、つまり実験ができるのだ。それだけでもワクワクするではないか。

ニンテンドーなんとやらなどで遊ばずに川遊びをする正しい子どもたちの横を通り過ぎ、早速小爆発を期待してスーサントゥイッチだ。

四方八方トゥイッチだ。

猫ポイント全体でトゥイッチだ。

無反応である。

上げ止まる前までに一通り試したい。TDソルトペンシル、ガボッツ、ナレージ50、ローリングベイト、ハードコアリップレスミノー、スカッシュ、コモモ、スイッチヒッター65s。

無反応である。

一度ナレージ50に巨鯉がヒットしてしまったが、背びれの先っぽにかかっていたようでロッドを振って外す事ができた。ホッとした瞬間である。ハクレンならすぐに上がるが、巨鯉だけは勘弁だ。

巨鯉ヒットの時はこんな澄ました顔をしているが、内心はドッキドキだ。

image

下げに転じる寸前に一気に秘密の干潟ポイントへと移動する。この日もウナギ釣りのヤッさんがいた。今のところ行けばかならずいる。どうやら毎日いるようだ。まぁヤッさんもワタシを見てそう思っているだろうが。

岬の周囲をジャブジャブと入水して180度以上の範囲で手を替え品を替え猫ポイントと同じようなローテーションで探るが、無反応だ。

日中はジャブジャブと入水してもさほど不気味ではないから快適である。

もう一つの岬からその先の護岸までさらに探るがこちらも無反応である。干潮まで潮位差は大してないはずだが、流れは意外と強い。

さらに先にもポイントはあるのだが、この日は先行者がいた。ここのところウナギ釣りのオジサンが増えたが、シーバスアングラーと出会う事がほとんどなく、久し振りに見たアングラーだ。マイナーポイントのメジャーポイントには毎晩1人はいるようではあるが。

ドキっとするような反応なく、少々飽きてきたところで、一気に猫ポイントへと戻る。今度は猫ポイントはそこそこに、開墾ポイントからストラクチャーポイントまでを徒歩ランガンだ。

ここにも最近毎日のようにいるツナギを着たウナギアングラーがいらっしゃる。

邪魔にならないよう開墾ポイントの水路周辺、キワッキワ、流心と探るが無反応。

再び猫ポイントをトントンとテンポよく探り、ストラクチャーポイントを目指し移動していると、ドボーン!と何かが水に落ちる音がした。

ボラのバッチーンとした音でもなく、ましてやシーバスのパッカーンとも違う。間違いなく落ちた音だ。

まさか、人か??

音のした方へ近づくが溺れている人も、落ちた猫もいない。

なんの音だ?

オラ、かなりビビってんぞ!

そのあたりの流れがぶつかる橋脚がどうも魅力的である。

ロードオブザリングよろしくうっとりとしながら橋脚のムコウへタイトにローリングベイトSSSをダウンでキャストし、時折リトリーブを一瞬止めて送り込んだり出したり、入れたり出したりしながらルアーが橋脚を離れるかと思ったところでヒーッツ!

少しだけいい引きをしている。が、いつもの40センチだ。しかしとても気持ちのいいヒットの仕方でとても嬉しい1匹だ。

image

見よ!この1匹を出すために暑い中有力ポイントを実験しながら転々とした顔である。画面中央、やつれているのがおわかりいただけるだろうか。

image

これで帰ってビールを飲もうと思いつつ、ストラクチャーポイント1、2を探るが、無反応。一体どれだけ無反応なのだ!

帰り支度をする前にウナギアングラーが抜けたので、有力ポイントでトップウォーターを投げてみるが、やっぱり無反応。

もうだめだ!ビールが飲みたい!

買ってきた600mlのお茶2本を消費し切ったところでこの日は納竿とした。

あれは去年の今日だ。突然の小爆発が起きた。あれからちょうど一年、そんなにうまいことはいかない!と言うことが証明できた釣行であった。

これにこりずになんとか7月中に小爆発を体験し、皆さんにお伝えできること願っている。

それでは今日もNo Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/07/image-1-e1467762215702-768x1024.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/07/image-1-e1467762215702-150x150.jpegtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップウォーター,ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 妻が同窓会で実家へ行くと言うので、泊まりでワタシも一緒に行って妻と子どもを車から放り出したら赤久縄の渓流管釣りへ行くつもりでいたのだが、翌日朝に野暮用ができてしまいワタシ1人自宅に寂しく残る事になった。 たまには1人と言うのもいいものだ。 よーし!お父さん1人で思う存分釣りしちゃうぞ〜♪ 手軽に葛西臨海公園へ行こうか、それとも富津エリアでアオリイカをやろうか、などと頭の中が希望の光でいっぱいに満たされたところで突然パシャンと照明を落とされたように真っ暗になった。 車がない! そう、妻が車を使うのだ。子どもを連れて行くため電車で行けとも言えず、ワタシの少しばかりの光明は一瞬で真っ暗闇となってしまった。 バイクで行くと言うのも手なのだが、タモさんのフレームが折りたためない。しかもでかい。長距離を走るとなればロッドもいつものように担ぐわけにもいかない。風でブラブラしてどこかにひっかけたりしたら大変である。 そうだ!快速シーバス号で葛西臨海公園まで行けばいいんだ!荒川沿いに下れば13キロかそこらである。1時間もあれば余裕で到着できるはずだ。 ただし、以前それをやって行きははヨイヨイ帰りはなんとやらで大変な向かい風になってしまい、とんでもない事になった事がある。小学生の頃にも、大人になってからもやっているのだ。しっかりと風向きを計算しなくてはいけない。 そして当日、前日に飲み過ぎたのもありスタートが遅くなってしまったが、現地で1時間ほどはできるだろうと快速シーバス号で出発した。 7月2日 土曜日 15:30〜21:00 中潮 上げ止まり寸前〜下げ止まり寸前 暴風のち静穏   家を出た瞬間から嫌な予感はしていたのだが、荒川河川敷へと入ると暴風である。行きはヨイヨイどころから行きから恐くなってしまうほど。帰りはさぞ楽であろう。 迷う事なく諦めて猫ポイントへとエントリーする。結局のところ、いつもと同じだ。しかし今日は時間がたっぷりとある。時間かけりゃぁいいってもんじゃない事はわかっているのだが、思う存分竿を振る事、つまり実験ができるのだ。それだけでもワクワクするではないか。 ニンテンドーなんとやらなどで遊ばずに川遊びをする正しい子どもたちの横を通り過ぎ、早速小爆発を期待してスーサントゥイッチだ。 四方八方トゥイッチだ。 猫ポイント全体でトゥイッチだ。 無反応である。 上げ止まる前までに一通り試したい。TDソルトペンシル、ガボッツ、ナレージ50、ローリングベイト、ハードコアリップレスミノー、スカッシュ、コモモ、スイッチヒッター65s。 無反応である。 一度ナレージ50に巨鯉がヒットしてしまったが、背びれの先っぽにかかっていたようでロッドを振って外す事ができた。ホッとした瞬間である。ハクレンならすぐに上がるが、巨鯉だけは勘弁だ。 巨鯉ヒットの時はこんな澄ました顔をしているが、内心はドッキドキだ。 下げに転じる寸前に一気に秘密の干潟ポイントへと移動する。この日もウナギ釣りのヤッさんがいた。今のところ行けばかならずいる。どうやら毎日いるようだ。まぁヤッさんもワタシを見てそう思っているだろうが。 岬の周囲をジャブジャブと入水して180度以上の範囲で手を替え品を替え猫ポイントと同じようなローテーションで探るが、無反応だ。 日中はジャブジャブと入水してもさほど不気味ではないから快適である。 もう一つの岬からその先の護岸までさらに探るがこちらも無反応である。干潮まで潮位差は大してないはずだが、流れは意外と強い。 さらに先にもポイントはあるのだが、この日は先行者がいた。ここのところウナギ釣りのオジサンが増えたが、シーバスアングラーと出会う事がほとんどなく、久し振りに見たアングラーだ。マイナーポイントのメジャーポイントには毎晩1人はいるようではあるが。 ドキっとするような反応なく、少々飽きてきたところで、一気に猫ポイントへと戻る。今度は猫ポイントはそこそこに、開墾ポイントからストラクチャーポイントまでを徒歩ランガンだ。 ここにも最近毎日のようにいるツナギを着たウナギアングラーがいらっしゃる。 邪魔にならないよう開墾ポイントの水路周辺、キワッキワ、流心と探るが無反応。 再び猫ポイントをトントンとテンポよく探り、ストラクチャーポイントを目指し移動していると、ドボーン!と何かが水に落ちる音がした。 ボラのバッチーンとした音でもなく、ましてやシーバスのパッカーンとも違う。間違いなく落ちた音だ。 まさか、人か?? 音のした方へ近づくが溺れている人も、落ちた猫もいない。 なんの音だ? オラ、かなりビビってんぞ! そのあたりの流れがぶつかる橋脚がどうも魅力的である。 ロードオブザリングよろしくうっとりとしながら橋脚のムコウへタイトにローリングベイトSSSをダウンでキャストし、時折リトリーブを一瞬止めて送り込んだり出したり、入れたり出したりしながらルアーが橋脚を離れるかと思ったところでヒーッツ! 少しだけいい引きをしている。が、いつもの40センチだ。しかしとても気持ちのいいヒットの仕方でとても嬉しい1匹だ。 見よ!この1匹を出すために暑い中有力ポイントを実験しながら転々とした顔である。画面中央、やつれているのがおわかりいただけるだろうか。 これで帰ってビールを飲もうと思いつつ、ストラクチャーポイント1、2を探るが、無反応。一体どれだけ無反応なのだ! 帰り支度をする前にウナギアングラーが抜けたので、有力ポイントでトップウォーターを投げてみるが、やっぱり無反応。 もうだめだ!ビールが飲みたい! 買ってきた600mlのお茶2本を消費し切ったところでこの日は納竿とした。 あれは去年の今日だ。突然の小爆発が起きた。あれからちょうど一年、そんなにうまいことはいかない!と言うことが証明できた釣行であった。 これにこりずになんとか7月中に小爆発を体験し、皆さんにお伝えできること願っている。 それでは今日もNo Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン