どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビーバです。

全国各地、と言っても関東以南だとは思うのだがあちこちでバチパターンによる釣果が聞こえ始めてきた。こちらとは違いベースに大きな魚がいる地域だったり、都内河川でも数が多かったりするエリアの方は羨ましいなぁと思うばかりである。

都内でもボコスカ入れ食いの方もいる!

なんて羨ましいのだ!

ワタシがホームとしているエリアは数が出ない地域だからこそワタシのようなある意味で本物のドMアングラーが生まれるわけだが、そんなエリアにあってもやはりバチ抜けシーズンと言うのは期待が高まるシーズンである。

去年のようにやたらとウニャウニャ抜けている割に釣れなかった年もあるので一概にバチ抜けだから釣れる、と言うわけでもないのだが初心者の方でも、ベテランの方でもとにかくサイズや数が期待できるお祭りシーズンなのだ。

そしてムツカシイ事は考えずに釣りができるイージーなシーズンでもある。

ここのところ暴風が続いていたが、天気予報ではほぼ無風。そして雪の予報もなくなった。

これは!

保育園に子を迎えに行き、今日はもうどこにも行かないよと言うそぶりを見せておきながら隙を狙って今夜も荒川ダンディズムナイトへと向かう事にした。

2月19日 19時過ぎ~21時30分

中潮上げ止まり

晴れているような曇っているような

無風のはずが水面がザワザワする程度の風

寒くはない

 

この季節はどうしても水面に出る反応が目印となりやすいのでエントリーするポイントの第一条件としてそうした魚の気配が豊富にある場所、と言う事になる。

ゴイニーか、グイウーかはやってみなければわからないが。。。

上流から下流までここのところ釣行中に大きく移動して観察してみたのだが、ある一カ所に集まっているようなのだ。

誰もいない秘密のポイント

いきなりはそこへは入らず手前から様子を見ていく。下げ始めてはいるが、まだ目に見えるバチ抜けはなく頻繁な波紋もない。あるにはあるのだが、まだまだ少ないようだ。

自作シャローARロリスペ、AREA10、投げ売りアベンジャーには全く反応がない。

他に気になるポイントもあるので、流れの強いそちらのポイントでしばらく同じようなルアーローテーションで流してみたり、キワッキワに通してみたりするが、こちらも反応がない。

再び秘密のポイントへと戻ると期待通り、波紋がいくつも発生している。

シーバスなのか、ゴイニーなのか、グイウーなのか。。。

安定のボロボロハゲハゲのAREA10を中心に探ってみるが、やはり反応はない。

波紋も先日ほど頻繁に発生している訳ではなく、大きな波紋もあるのだが小さな波紋がたまにピチャ、ポチャっと発生している程度でなんとなく40センチぐらいのシーバスがウロウロしているようなそんなイメージである。

しばらく波紋が消えてしまったのだが、すぐ目の前、5メートルぐらいだろうか、ポチャっとそれはそれは小さな波紋ができた。

他に狙う場所も見当たらず、万一の奇跡にかけて波紋から少し遠く、10メートルぐらいの位置へ軽くキャストする。立ち上げでトゥイッチを入れ、弱い流れの中を気絶しそうなほどのデッドスローで引いてくる。

AREA10が浮くか浮かないかの水面直下。

そして先ほどの小さな波紋のあったあたりまでルアーが来た時である。

吸い込むのがハッキリとわかるような、ズボっとしたアタリが出た。

キタ━(・∀・)━!!!!

電撃フッキング!2回!

ズゴーーーーーーーー!

ドパン!ドパン!

とにかく重い。しかしコイの予感はそこにはない。なぜながら泳ぎ方が全然違うからだ。

ただ、少し弱めてあったドラグをさほど出す訳でもなく、ゴンゴン寄せて多少のやりとりでその姿が見えてきた。

これはやばい。。。でかいぞ。。。

しかもデブ。。。

フレーム60センチのオーバルタモさんをもってしても取り込みに苦労する。

焦る焦る焦る!高鳴る鼓動!

これが前回70を釣った時のように45センチ枠だったらかなりの危機状態だったに違いない。

やりとりよりもタモ入れで苦労したが、無事にネットイン。

うぅ〜重ぃい〜

ズドーン!

80センチを超えるランカー様、

ご降臨!

メジャー曲げて83センチにしてごまかしてんじゃねーよ!と言った感じになってしまっているが、その場での実測値では81センチだ。恐らく口と尻尾を直線的に結んで撮影しようとしたのだと思うが、あまりのデップリしたお腹で下にメジャーが入らなかったようだ。

撮影する前に気づけよと言う気もするが。

で、この曲がったメジャーによる誤差ってどのぐらいなのだろうかと夜も眠れないぐらい気になって気になって仕方ないので、同じぐらいのカーブを付けて誤差を計測してみた。

結果、2センチ弱実寸より大きく見える。つまり、実寸は81センチで間違いないと言う事である。

どうだ!このくだらない事にかける情熱!

話が逸れたが、早々に神にはお帰りいただき、次なるシーバスを狙う。

が、全然反応が出ない。

バチがほどよく抜けており、足下の水面に突然ピンクの未使用○ンドームのような丸いものがブワっと出てきた。

コイの口!

やはりコイも多毛類大好きなのである。

AREA10と大してレンジは変わらないとは思うのだがトゥイッチでウェイト移動してやれば若干下がりそうなAREA10EVOのサクラバチホロ?とかなんとか言うカラーで、もう8年ぐらい前に買ったルアーをキャストする。

なんと言っても当時、このルアーでボロボロの○ンドームをホームで釣り上げてくれた奇跡のルアーなのだ。絶対に何かが起こるに違いない。

流れに乗せながら気絶するほどのデッドスローで引いてくると、ゴツンとしたアタリが出た。

キタ━(・∀・)━!!!!

ジーーーーーーーーーーーー!

きつめのドラグを出しまくり、走りまくる。

ランカー様より全然引きが強い。

なんだこれ!またでかいぞ!

そんな引きに負けじとゴンゴン寄せる。が、また走り潜る。障害ブツがあるのでヒヤヒヤだ。

水位が下がりやっぱりタモさんで苦労するが、無事にランディングしてみると先ほどのランカー様よりは一回り小さい。

それでも銀ピカ70センチのデブシーバスだ!

なんでまたメジャーが曲がっているのか不思議でしかないが、実寸はもう少し小さいかもしれない。

ただこのシーバス、左目が無い。ワタシもやってしまった事があるのだが、恐らくルアーのフックが目に刺さってしまったのだろう。それでも目のあったその場所はすでに回復し、銀色に輝いている。それにより命を落とす魚も多いだろうが、治癒力とは素晴らしいものだ。

それにしてもすげー引きだった。

人からシーバスとはどう言う引きなのだと聞かれた時にワタシ個人の意見だが、いつもこう答えている。

60センチ〜70センチが一番引きが強く面白いが体力が無い。それを超えるとでくの坊である。

これは釣り経験が豊富なライターイシザキとも一致した感想なので間違えではないだろうと思う。

つまり、サイズや数も然る事乍ら、釣り人個人が釣って楽しいと思える事が一番大切なのだ。

そう言うなら、

いい加減自作ルアー使えよ!

と言う事で去年作ったシンペンを波紋周辺にキャストする。すると後方になにか自転車のスタンドを立てるような音がしたので振り向くが誰もいない。と言うか、そもそも自転車など停められるそんな場所ではないのだ。

怖いよ怖いよ恐・・・

ガチン!

よそ見中のヒットである。

わー!ハンドルからまた手が離れた。。。

ブヒー。。。

自作ルアーでの釣果ならず。。。

その後はうんともすんとも。。。

数が出ないのが残念ではあるが、去年よりは遙かに良い釣りができているような気がする。

自作ルアーで数が釣れる、あるいは一匹でいいから良型が釣れる、そんな釣りが楽しめると最高だ。

この日はこれ以上釣りをする気は無いのだが、帰りにいつもの場所へ立ち寄ってみると、

どうしたクリスティーン!なぜ前回と向きが違うのだ!

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

 

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/02/538B93F6-D5DA-468F-A405-F4A134147DF8.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/02/538B93F6-D5DA-468F-A405-F4A134147DF8-150x150.jpegtsuri-ba荒川のシーバスフィッシング2018,シーバス,バチ抜け,ランカー,冬,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビーバです。 全国各地、と言っても関東以南だとは思うのだがあちこちでバチパターンによる釣果が聞こえ始めてきた。こちらとは違いベースに大きな魚がいる地域だったり、都内河川でも数が多かったりするエリアの方は羨ましいなぁと思うばかりである。 都内でもボコスカ入れ食いの方もいる! なんて羨ましいのだ! ワタシがホームとしているエリアは数が出ない地域だからこそワタシのようなある意味で本物のドMアングラーが生まれるわけだが、そんなエリアにあってもやはりバチ抜けシーズンと言うのは期待が高まるシーズンである。 去年のようにやたらとウニャウニャ抜けている割に釣れなかった年もあるので一概にバチ抜けだから釣れる、と言うわけでもないのだが初心者の方でも、ベテランの方でもとにかくサイズや数が期待できるお祭りシーズンなのだ。 そしてムツカシイ事は考えずに釣りができるイージーなシーズンでもある。 ここのところ暴風が続いていたが、天気予報ではほぼ無風。そして雪の予報もなくなった。 これは! 保育園に子を迎えに行き、今日はもうどこにも行かないよと言うそぶりを見せておきながら隙を狙って今夜も荒川ダンディズムナイトへと向かう事にした。 2月19日 19時過ぎ~21時30分 中潮上げ止まり 晴れているような曇っているような 無風のはずが水面がザワザワする程度の風 寒くはない   この季節はどうしても水面に出る反応が目印となりやすいのでエントリーするポイントの第一条件としてそうした魚の気配が豊富にある場所、と言う事になる。 ゴイニーか、グイウーかはやってみなければわからないが。。。 上流から下流までここのところ釣行中に大きく移動して観察してみたのだが、ある一カ所に集まっているようなのだ。 誰もいない秘密のポイント いきなりはそこへは入らず手前から様子を見ていく。下げ始めてはいるが、まだ目に見えるバチ抜けはなく頻繁な波紋もない。あるにはあるのだが、まだまだ少ないようだ。 自作シャローARロリスペ、AREA10、投げ売りアベンジャーには全く反応がない。 他に気になるポイントもあるので、流れの強いそちらのポイントでしばらく同じようなルアーローテーションで流してみたり、キワッキワに通してみたりするが、こちらも反応がない。 再び秘密のポイントへと戻ると期待通り、波紋がいくつも発生している。 シーバスなのか、ゴイニーなのか、グイウーなのか。。。 安定のボロボロハゲハゲのAREA10を中心に探ってみるが、やはり反応はない。 波紋も先日ほど頻繁に発生している訳ではなく、大きな波紋もあるのだが小さな波紋がたまにピチャ、ポチャっと発生している程度でなんとなく40センチぐらいのシーバスがウロウロしているようなそんなイメージである。 しばらく波紋が消えてしまったのだが、すぐ目の前、5メートルぐらいだろうか、ポチャっとそれはそれは小さな波紋ができた。 他に狙う場所も見当たらず、万一の奇跡にかけて波紋から少し遠く、10メートルぐらいの位置へ軽くキャストする。立ち上げでトゥイッチを入れ、弱い流れの中を気絶しそうなほどのデッドスローで引いてくる。 AREA10が浮くか浮かないかの水面直下。 そして先ほどの小さな波紋のあったあたりまでルアーが来た時である。 吸い込むのがハッキリとわかるような、ズボっとしたアタリが出た。 キタ━(・∀・)━!!!! 電撃フッキング!2回! ズゴーーーーーーーー! ドパン!ドパン! とにかく重い。しかしコイの予感はそこにはない。なぜながら泳ぎ方が全然違うからだ。 ただ、少し弱めてあったドラグをさほど出す訳でもなく、ゴンゴン寄せて多少のやりとりでその姿が見えてきた。 これはやばい。。。でかいぞ。。。 しかもデブ。。。 フレーム60センチのオーバルタモさんをもってしても取り込みに苦労する。 焦る焦る焦る!高鳴る鼓動! これが前回70を釣った時のように45センチ枠だったらかなりの危機状態だったに違いない。 やりとりよりもタモ入れで苦労したが、無事にネットイン。 うぅ〜重ぃい〜 ズドーン! 80センチを超えるランカー様、 ご降臨! メジャー曲げて83センチにしてごまかしてんじゃねーよ!と言った感じになってしまっているが、その場での実測値では81センチだ。恐らく口と尻尾を直線的に結んで撮影しようとしたのだと思うが、あまりのデップリしたお腹で下にメジャーが入らなかったようだ。 撮影する前に気づけよと言う気もするが。 で、この曲がったメジャーによる誤差ってどのぐらいなのだろうかと夜も眠れないぐらい気になって気になって仕方ないので、同じぐらいのカーブを付けて誤差を計測してみた。 結果、2センチ弱実寸より大きく見える。つまり、実寸は81センチで間違いないと言う事である。 どうだ!このくだらない事にかける情熱! 話が逸れたが、早々に神にはお帰りいただき、次なるシーバスを狙う。 が、全然反応が出ない。 バチがほどよく抜けており、足下の水面に突然ピンクの未使用○ンドームのような丸いものがブワっと出てきた。 コイの口! やはりコイも多毛類大好きなのである。 AREA10と大してレンジは変わらないとは思うのだがトゥイッチでウェイト移動してやれば若干下がりそうなAREA10EVOのサクラバチホロ?とかなんとか言うカラーで、もう8年ぐらい前に買ったルアーをキャストする。 なんと言っても当時、このルアーでボロボロの○ンドームをホームで釣り上げてくれた奇跡のルアーなのだ。絶対に何かが起こるに違いない。 流れに乗せながら気絶するほどのデッドスローで引いてくると、ゴツンとしたアタリが出た。 キタ━(・∀・)━!!!! ジーーーーーーーーーーーー! きつめのドラグを出しまくり、走りまくる。 ランカー様より全然引きが強い。 なんだこれ!またでかいぞ! そんな引きに負けじとゴンゴン寄せる。が、また走り潜る。障害ブツがあるのでヒヤヒヤだ。 水位が下がりやっぱりタモさんで苦労するが、無事にランディングしてみると先ほどのランカー様よりは一回り小さい。 それでも銀ピカ70センチのデブシーバスだ! なんでまたメジャーが曲がっているのか不思議でしかないが、実寸はもう少し小さいかもしれない。 ただこのシーバス、左目が無い。ワタシもやってしまった事があるのだが、恐らくルアーのフックが目に刺さってしまったのだろう。それでも目のあったその場所はすでに回復し、銀色に輝いている。それにより命を落とす魚も多いだろうが、治癒力とは素晴らしいものだ。 それにしてもすげー引きだった。 人からシーバスとはどう言う引きなのだと聞かれた時にワタシ個人の意見だが、いつもこう答えている。 60センチ〜70センチが一番引きが強く面白いが体力が無い。それを超えるとでくの坊である。 これは釣り経験が豊富なライターイシザキとも一致した感想なので間違えではないだろうと思う。 つまり、サイズや数も然る事乍ら、釣り人個人が釣って楽しいと思える事が一番大切なのだ。 そう言うなら、 いい加減自作ルアー使えよ! と言う事で去年作ったシンペンを波紋周辺にキャストする。すると後方になにか自転車のスタンドを立てるような音がしたので振り向くが誰もいない。と言うか、そもそも自転車など停められるそんな場所ではないのだ。 怖いよ怖いよ恐・・・ ガチン! よそ見中のヒットである。 わー!ハンドルからまた手が離れた。。。 ブヒー。。。 自作ルアーでの釣果ならず。。。 その後はうんともすんとも。。。 数が出ないのが残念ではあるが、去年よりは遙かに良い釣りができているような気がする。 自作ルアーで数が釣れる、あるいは一匹でいいから良型が釣れる、そんな釣りが楽しめると最高だ。 この日はこれ以上釣りをする気は無いのだが、帰りにいつもの場所へ立ち寄ってみると、 どうしたクリスティーン!なぜ前回と向きが違うのだ! それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!  手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン