どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

ここのところ最初のエントリーポイントとしていた場所周辺で数日前に中国人男性が溺死した事故があり、さすがに事故直後、そこで釣りをするのは如何なものかと思い、上流に位置する秘密のランガンポイントへと入ることにした。

ここは春先からトップでいつ出るかいつ出るかと実験していたポイントなのだが、具体的な場所は把握していないものの、このあたりでも6月に水死体が上がったとウナギ釣りのおじさんから聞き、しばらくメンタル的に入れないでいたポイントだ。

時間も経ちそろそろワタシの中でほとぼりも冷めた頃合いなのと、絶対にトップで出せる自信からワタシは一直線にこのポイント目指して荒川へと向かった。

8月9日 火曜日

17時30分〜20時

小潮の上げ五分ぐらい

北寄りの風が少々強め

晴れ、とても暑い

 

上述の通り数日前に水難事故があり、またお気に入りのストラクチャーポイントにも毎年の事ではあるがお花が供えられ、お盆と言うご先祖様や亡くなられた方が我が家へと少しだけ帰るこの季節、邪魔にならないよう少し離れたランガンポイントへとエントリーした。

まぁ、こちらの周辺でも事は起きているのだが。。。

この日はフルではないが半日夏休み的だったため檜枝岐釣行用のルアーやフックを仕入れたりなんだかんだと準備をし、早めにエントリーする事ができた。もちろん洗濯物を畳んでから家を出てきたのだ。

少し風が心地よくなった夕刻、犬の散歩やサイクリングの人たちでとてものんびりとした雰囲気がここへ来るまでに感じていた緊張した気持ちを和らげてくれる。

オープンエリアで電車の騒音もない。非常に快適だ。風は少々強いものの、汗ばんだ肌にはかえって気持ちがいい。

緩に逆流し、流れの淀んだポイントにTDソルトペンシルをチャチャチャチャっとあちこち通すが反応はない。

キャストしていると後方から複数のハッハッハッハッハッと言う音が聞こえてきた。

振り向くと、ゔぅー!途端に鳥肌がザーッバーッザザザザー!

それ、大きくて黒い犬たちだったんですねぇ。

ワタシの足元からバシャバシャバシャバシャと川に入りなんとも気持ちよさそうに泳いでいる。

そんな犬たちに警戒心もなく時折巨大なコイが顔を見せており、使うのは少々不安だが、片目のないボロボロのレンジバイブをアップで、ダウンで投げる。

流心での出会い系の釣りはあまり好きではないのでルアーをタイトに積極的に操作しながら通す。

リフトフォール、トゥイッチ、ただ巻きやらガチャガチャしながらアップで通してくるとガツっと一瞬ヒットするがすぐに外れてしまった。

目測で15センチぐらい。。。

トントンとテンポよく遡行しながらレンジバイブを投げると、グッとしたあたりがあったがこれもまたすぐに外れてしまった。

さらに遡行しながら引き続きレンジバイブを通すとグッと押さえるようなアタリで乗ったがまたもや外れてしまった。手応え的には30センチ程度か。

同じ場所でコツコツコツグッとした感触で再びヒットする。今度はエラ洗い、と言うか華麗なジャンプ一発でバラしてしまった。これもまたサイズは目測で30センチ程度だ。

犬の散歩のおばちゃんがジャンプシーンを興味深そうに見ていた。

揃いも揃って30センチ程度であるが、夏のこのエリアらしいシーバスである。3年ほど前のこの時期はもっと小さいのが連発した記憶がある。それに比べたらいい方だ。

さらに遡行しながらレンジバイブをタイトに通すとグッとしたアタリで今回はしっかりと乗った。なかなかいい引きをしているからそれなりのサイズかと思いきやまたもや30センチだ。

そんなことをしていると目の前で50センチぐらいのシーバスがズバーン!と飛び出した。

お父さん!僕あれがほしいよ!

ようやくトップを意識したシーバスが出てきたかとTDソルトペンシル、ガボッツを通すが、全く反応はない。そんなに簡単にはいかないものだ。

さらに遡行し折り返し地点で下流へ向いてスーサンを岸際でトゥイッチするとすぐにグッとした手応えがありシーバスがヒットする。が、またもや30センチ。

なんだこの30センチ地獄は。。。

image

ただ、とても元気がよく引きが強い。

暑く照りつけていた太陽が身を潜め暗くなった頃、下りながら上流方向へスーサンを投げトゥイッチしているとグッとした手応えで根掛かりだ。なかなか外れないがすぐ近くなのでタモさんを突っ込んでガサガサやっていると取り込み中と思った犬の散歩ジジイが後ろで見ている。

明日の夕暮れまで見てても根掛かりだ!

どんどん下りながらトップとスーサントゥイッチで探るが反応が出ない。

あまりベイトの気配もないので中間をすっ飛ばして有力ポイントを目指すと、途中のベンチにこの辺りとしては珍しい性少年少女が向き合って座っている。

ベンチに跨るように座りスカートをめくったりしながらイチャイチャとしている。

向こうでやれ!けしからん!羨ましいじゃないか!

トップで釣りたいトップで釣りたいトップで釣りたいトップで釣りたいトップで釣りたいトップで釣りたい!

有力ポイントの水没した草木周辺にTDソルトペンシルをゆっくりとドッグウォークさせながら通すと、

スパーン!

キター!

image

30センチ。。。またか。。。

そろそろタイムリミットと言うタイミングでさらに下流に移動して上流方向のドシャローエリアをゆっくりと通すと遠くの方で、

ズパーン!

ズバババババ!

キター!

image

今度はいい引きをしている。少しだけサイズアップの45センチぐらいだ。

それ以外にも釣行中は小さいのが何匹かバイブやガボッツにアタックしてきたのが見えた。真夏のシーバスはこうでなくてはいけない。

これが真夏の荒川中流シーバスだ!

夏の小爆発!

去年7月以来である。

今回は別の理由があったにせよ、こちらへ来てよかった。真夏らしいサイズではあるが短時間でこれだけ楽しめたのだ。

やはりポイントは短距離区間であっても複数把握していないとシーバスフィッシングは楽しめない上に苦しくなる。

短時間でもポイント開拓しながら楽しめる、これぞご近所シーバスの醍醐味である。

それでは今日も水難事故には気をつけて、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/08/image-4-e1470801169704-768x1024.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/08/image-4-e1470801169704-150x150.jpegtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップウォーター,ランガン,ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 ここのところ最初のエントリーポイントとしていた場所周辺で数日前に中国人男性が溺死した事故があり、さすがに事故直後、そこで釣りをするのは如何なものかと思い、上流に位置する秘密のランガンポイントへと入ることにした。 ここは春先からトップでいつ出るかいつ出るかと実験していたポイントなのだが、具体的な場所は把握していないものの、このあたりでも6月に水死体が上がったとウナギ釣りのおじさんから聞き、しばらくメンタル的に入れないでいたポイントだ。 時間も経ちそろそろワタシの中でほとぼりも冷めた頃合いなのと、絶対にトップで出せる自信からワタシは一直線にこのポイント目指して荒川へと向かった。 8月9日 火曜日 17時30分〜20時 小潮の上げ五分ぐらい 北寄りの風が少々強め 晴れ、とても暑い   上述の通り数日前に水難事故があり、またお気に入りのストラクチャーポイントにも毎年の事ではあるがお花が供えられ、お盆と言うご先祖様や亡くなられた方が我が家へと少しだけ帰るこの季節、邪魔にならないよう少し離れたランガンポイントへとエントリーした。 まぁ、こちらの周辺でも事は起きているのだが。。。 この日はフルではないが半日夏休み的だったため檜枝岐釣行用のルアーやフックを仕入れたりなんだかんだと準備をし、早めにエントリーする事ができた。もちろん洗濯物を畳んでから家を出てきたのだ。 少し風が心地よくなった夕刻、犬の散歩やサイクリングの人たちでとてものんびりとした雰囲気がここへ来るまでに感じていた緊張した気持ちを和らげてくれる。 オープンエリアで電車の騒音もない。非常に快適だ。風は少々強いものの、汗ばんだ肌にはかえって気持ちがいい。 緩に逆流し、流れの淀んだポイントにTDソルトペンシルをチャチャチャチャっとあちこち通すが反応はない。 キャストしていると後方から複数のハッハッハッハッハッと言う音が聞こえてきた。 振り向くと、ゔぅー!途端に鳥肌がザーッバーッザザザザー! それ、大きくて黒い犬たちだったんですねぇ。 ワタシの足元からバシャバシャバシャバシャと川に入りなんとも気持ちよさそうに泳いでいる。 そんな犬たちに警戒心もなく時折巨大なコイが顔を見せており、使うのは少々不安だが、片目のないボロボロのレンジバイブをアップで、ダウンで投げる。 流心での出会い系の釣りはあまり好きではないのでルアーをタイトに積極的に操作しながら通す。 リフトフォール、トゥイッチ、ただ巻きやらガチャガチャしながらアップで通してくるとガツっと一瞬ヒットするがすぐに外れてしまった。 目測で15センチぐらい。。。 トントンとテンポよく遡行しながらレンジバイブを投げると、グッとしたあたりがあったがこれもまたすぐに外れてしまった。 さらに遡行しながら引き続きレンジバイブを通すとグッと押さえるようなアタリで乗ったがまたもや外れてしまった。手応え的には30センチ程度か。 同じ場所でコツコツコツグッとした感触で再びヒットする。今度はエラ洗い、と言うか華麗なジャンプ一発でバラしてしまった。これもまたサイズは目測で30センチ程度だ。 犬の散歩のおばちゃんがジャンプシーンを興味深そうに見ていた。 揃いも揃って30センチ程度であるが、夏のこのエリアらしいシーバスである。3年ほど前のこの時期はもっと小さいのが連発した記憶がある。それに比べたらいい方だ。 さらに遡行しながらレンジバイブをタイトに通すとグッとしたアタリで今回はしっかりと乗った。なかなかいい引きをしているからそれなりのサイズかと思いきやまたもや30センチだ。 そんなことをしていると目の前で50センチぐらいのシーバスがズバーン!と飛び出した。 お父さん!僕あれがほしいよ! ようやくトップを意識したシーバスが出てきたかとTDソルトペンシル、ガボッツを通すが、全く反応はない。そんなに簡単にはいかないものだ。 さらに遡行し折り返し地点で下流へ向いてスーサンを岸際でトゥイッチするとすぐにグッとした手応えがありシーバスがヒットする。が、またもや30センチ。 なんだこの30センチ地獄は。。。 ただ、とても元気がよく引きが強い。 暑く照りつけていた太陽が身を潜め暗くなった頃、下りながら上流方向へスーサンを投げトゥイッチしているとグッとした手応えで根掛かりだ。なかなか外れないがすぐ近くなのでタモさんを突っ込んでガサガサやっていると取り込み中と思った犬の散歩ジジイが後ろで見ている。 明日の夕暮れまで見てても根掛かりだ! どんどん下りながらトップとスーサントゥイッチで探るが反応が出ない。 あまりベイトの気配もないので中間をすっ飛ばして有力ポイントを目指すと、途中のベンチにこの辺りとしては珍しい性少年少女が向き合って座っている。 ベンチに跨るように座りスカートをめくったりしながらイチャイチャとしている。 向こうでやれ!けしからん!羨ましいじゃないか! トップで釣りたいトップで釣りたいトップで釣りたいトップで釣りたいトップで釣りたいトップで釣りたい! 有力ポイントの水没した草木周辺にTDソルトペンシルをゆっくりとドッグウォークさせながら通すと、 スパーン! キター! 30センチ。。。またか。。。 そろそろタイムリミットと言うタイミングでさらに下流に移動して上流方向のドシャローエリアをゆっくりと通すと遠くの方で、 ズパーン! ズバババババ! キター! 今度はいい引きをしている。少しだけサイズアップの45センチぐらいだ。 それ以外にも釣行中は小さいのが何匹かバイブやガボッツにアタックしてきたのが見えた。真夏のシーバスはこうでなくてはいけない。 これが真夏の荒川中流シーバスだ! 夏の小爆発! 去年7月以来である。 今回は別の理由があったにせよ、こちらへ来てよかった。真夏らしいサイズではあるが短時間でこれだけ楽しめたのだ。 やはりポイントは短距離区間であっても複数把握していないとシーバスフィッシングは楽しめない上に苦しくなる。 短時間でもポイント開拓しながら楽しめる、これぞご近所シーバスの醍醐味である。 それでは今日も水難事故には気をつけて、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン