こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!
旧岩淵水門での心霊調査&ウナギ釣りの続編です。

唯一の心の拠り所であった生命の足元にて実は不幸な事故が発生したことをじいさんから告知され、ウサギのように怯える中、次第に日は暮れていく。

よく見ると木の一部が黒く焦げて生命としての機能を失っている・・・
この下で釣り人が釣りをし、雷に打たれて無念の死を遂げたのだと思うと・・・もうガクブルです。だが、今日はここで釣りをせなばならない。退路はない。

夕マズメも近づいてきたところでいよいよ夜釣りの準備を始める。

まずはじめに行わねばならないとが、ライトの装着。人工的な光を少しでも増やすことで、魑魅魍魎の活躍の場を少しでも奪う作戦。編集長からすれば、

何やってんだよ!?心霊調査なんだろ?!

といわれそうだが。

知らん。俺の命の方が大事!

さらに、霊魂への敬意を少しでも表すために水門に向かってひざまずき、祈りを捧げる。

やるべきことも99%終わったので、ついでにツリーバライターとしてのお仕事である釣りに移る。

中通し錘にウナギ鈎を伸ばしていつものぶっ込み仕掛けを作成。鈎にはミミズを2、3匹房掛けにする。今回は編集長へのささやかなる復習としての経費使い込みで無名の新人が一竿増えたので、レッドと新人の二本でウナギを待つ。

加えて、連日お世話になっているヘルプのペットボトル。彼にも働いていただいて少しでもウナギを釣れる確率を高める。
編集長からの指令記事を見る限り「ウナギが釣れるまでは通ってもらい」とある。つまり、ウナギが釣れればこんな場所即刻退散してもう二度と来ない。
ちなみに、ペットに関しては餌としてアサリとむき海老を使う。これも若洲での釣行で使おうとシーフードミックスの中から選別してきた精鋭たち。まさかの特攻命令が発せられたせいで彼らも行き場を失ったのである。このままでは彼らがあまりに不憫なので少しでも活躍の場を与える。

僕の命を守るためにもヘルプのペットさんにも是非頑張って頂きたい。

次第に光量が少なくなってくる。空気もひんやりしてきて、小雨まで降り出してくる。

やべぇ、やべぇよ・・・

と怯えていると、後ろで

ガサッ

遠くで歩く猛獣の足音を察知するウサギかのように耳が敏感に反応し、瞬時に体を180度回転。臨戦態勢へと入る。
おっさん:こんばんわ~

なんだおっさんかよ。驚かされはしたが、おっさん仲間が加わるだけでかなり、カナリ心強し。
僕:こんばんわ~。
おっさん:ここは何が釣れるんですか?
僕:僕はウナギ狙ってきてるんですよ~他の場所でもやったんですけど釣れなくて~。
おっさん:ウナギですか~、ここは釣れるんですかね。あっちの川で釣っておられる方はよく見ますけ
ね。

先日のすっぽん釣りポイントの方を指差して情報提供してくれるおっさん。
・・・・
そら見たことか!
やはり先日の僕の選択は正しかった!結果すっぽんしか釣れなかったが、あちらの方が実績は高いのだ。現に周りに誰一人釣り人はいない。対岸のリバーステーションでルアーを投げるおっさんがいるだけだ。
編集長!ウナギはここじゃないっすって!

僕:今日は何を狙いに来られたんで?!
おっさん:いやー、下見だけ。
僕:そうなんですね~(まじか?!帰んのか!?)
おっさん:今はテナガくらいかな~
僕:一応大きめのスズキ(嘘)とハゼをたくさん(嘘)を釣りましよ!(一緒に釣りましょう!ね?)
おっさん:あー、そうなんですね!ウナギの方も頑張ってください!ありがとうございました!
僕:こちらこそ!(おーい・・・・・)

おっさん仲間がパーティに加わることを期待したが、期待もむなしくおっさんは去って行った。結局一人で釣りを行うことになり、日の光もなくなってくる。

一切あたりがこない・・・。

このまま時が過ぎて岩淵水門の名物地蔵と化してしまうのだろうか・・・

ここで、編集長とGMからの心配メールが届いているだろうと確認するも・・・無。
ちぇっ、心配メールひとつもよこしやがらねぇ。
こんな時は危険地帯に一人乗り込む部下を心配して「大丈夫か?危険な目にあっておらんか?辛かったら帰ってきてもいいのだぞ」と優しい連絡を入れるのが上司のあるべき姿ではないだろうか。

少し暗くなって眠くなってきたのでその場で30分ほど仮眠した後、心霊調査へ向かうことに。

水の中から何か出てきそう・・・荒川の水底で生涯を終えるなど絶対に嫌だ。ウナギが到来しない限り極力近づかない。

でもやはりプラスに考えていこう。よく考えたら、ここは大都会東京。町の光のおかげで魑魅魍魎の力はかなり弱まっているハズ。街灯ひとつ無い島根の田舎道から比べればあらゆる面で安全である。

さすがにこの時間帯にハンモックおじさんはいない。やはり夜は怖くて避難しているのだろうか?なんでわざわざここでハンモック生活?

てか・・・なんか光の柱みたいの写っちゃってますけど・・・。これは・・・ホタルですよね?荒川・隅田川にもホタルいますよね?

てか、めっちゃ不自然な白い線写ってますけどホタルですよね?荒川のホタルって白く光りますよね?

・・・・

不安な心を「ホタルがいるんだ」という安らぎの心に転化してこの場をなんとか切り抜ける。
レッドと新人、ヘルプペットのところに戻り、彼らの状況を撮影しておくことに。

おーい!!!!編集長!GM

なんか写っちゃってますけど!!!!

完っ全にホタルじゃないですよね!?

完っ全に僕狙われてますよね?!てかもう多分僕ん中入ってきちゃってますよね?!

後日絶対引き取ってくださいね!

にしてもこの白いスジは一体何者なんだ!虫が横切ったとかでこの画になるのか?なんか水面の方にも飛んでるし・・・

ジュンジさーん!説明して~~~~~!!

写真を見ると一瞬で血の気が引き、即刻退散のジャッジを下す・・・下したはずだが、よくよく考えてみると、編集長の指令はこうだ。
「ウナギを釣り上げるまでは通ってもらう」。
つまり、今日釣り上げねば明日も、明後日も、明々後日も来ねばならない!

そんなんやってたらマジで魂抜かれるぞ・・・

後の尊い命ひとつ守るために、今日頑張ろうと再度決意。
とにかく竿先に集中する。

んー、改めて他の写真と比較しても先ほどの写真は異常・・・。

・・・

・・・

いかんいかん。集中だ。今日釣らねば僕の未来はない。

・・・

・・・

10分か20分か経った頃。

グイィイイィィッィーーーーー

なんか来た!!!!(岩淵ウナギ釣り③へ

No Tsuri-ba No Life

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/07/IMG_5225.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/07/IMG_5225-150x150.jpgいしぽよ釣りTALKウナギ,心霊,荒川,赤水門,隅田川こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです! 旧岩淵水門での心霊調査&ウナギ釣りの続編です。 唯一の心の拠り所であった生命の足元にて実は不幸な事故が発生したことをじいさんから告知され、ウサギのように怯える中、次第に日は暮れていく。 よく見ると木の一部が黒く焦げて生命としての機能を失っている・・・ この下で釣り人が釣りをし、雷に打たれて無念の死を遂げたのだと思うと・・・もうガクブルです。だが、今日はここで釣りをせなばならない。退路はない。 夕マズメも近づいてきたところでいよいよ夜釣りの準備を始める。 まずはじめに行わねばならないとが、ライトの装着。人工的な光を少しでも増やすことで、魑魅魍魎の活躍の場を少しでも奪う作戦。編集長からすれば、 何やってんだよ!?心霊調査なんだろ?! といわれそうだが。 知らん。俺の命の方が大事! さらに、霊魂への敬意を少しでも表すために水門に向かってひざまずき、祈りを捧げる。 やるべきことも99%終わったので、ついでにツリーバライターとしてのお仕事である釣りに移る。 中通し錘にウナギ鈎を伸ばしていつものぶっ込み仕掛けを作成。鈎にはミミズを2、3匹房掛けにする。今回は編集長へのささやかなる復習としての経費使い込みで無名の新人が一竿増えたので、レッドと新人の二本でウナギを待つ。 加えて、連日お世話になっているヘルプのペットボトル。彼にも働いていただいて少しでもウナギを釣れる確率を高める。 編集長からの指令記事を見る限り「ウナギが釣れるまでは通ってもらい」とある。つまり、ウナギが釣れればこんな場所即刻退散してもう二度と来ない。 ちなみに、ペットに関しては餌としてアサリとむき海老を使う。これも若洲での釣行で使おうとシーフードミックスの中から選別してきた精鋭たち。まさかの特攻命令が発せられたせいで彼らも行き場を失ったのである。このままでは彼らがあまりに不憫なので少しでも活躍の場を与える。 僕の命を守るためにもヘルプのペットさんにも是非頑張って頂きたい。 次第に光量が少なくなってくる。空気もひんやりしてきて、小雨まで降り出してくる。 やべぇ、やべぇよ・・・ と怯えていると、後ろで ガサッ 遠くで歩く猛獣の足音を察知するウサギかのように耳が敏感に反応し、瞬時に体を180度回転。臨戦態勢へと入る。 おっさん:こんばんわ~ なんだおっさんかよ。驚かされはしたが、おっさん仲間が加わるだけでかなり、カナリ心強し。 僕:こんばんわ~。 おっさん:ここは何が釣れるんですか? 僕:僕はウナギ狙ってきてるんですよ~他の場所でもやったんですけど釣れなくて~。 おっさん:ウナギですか~、ここは釣れるんですかね。あっちの川で釣っておられる方はよく見ますけ ね。 先日のすっぽん釣りポイントの方を指差して情報提供してくれるおっさん。 ・・・・ そら見たことか! やはり先日の僕の選択は正しかった!結果すっぽんしか釣れなかったが、あちらの方が実績は高いのだ。現に周りに誰一人釣り人はいない。対岸のリバーステーションでルアーを投げるおっさんがいるだけだ。 編集長!ウナギはここじゃないっすって! 僕:今日は何を狙いに来られたんで?! おっさん:いやー、下見だけ。 僕:そうなんですね~(まじか?!帰んのか!?) おっさん:今はテナガくらいかな~ 僕:一応大きめのスズキ(嘘)とハゼをたくさん(嘘)を釣りましよ!(一緒に釣りましょう!ね?) おっさん:あー、そうなんですね!ウナギの方も頑張ってください!ありがとうございました! 僕:こちらこそ!(おーい・・・・・) おっさん仲間がパーティに加わることを期待したが、期待もむなしくおっさんは去って行った。結局一人で釣りを行うことになり、日の光もなくなってくる。 一切あたりがこない・・・。 このまま時が過ぎて岩淵水門の名物地蔵と化してしまうのだろうか・・・ ここで、編集長とGMからの心配メールが届いているだろうと確認するも・・・無。 ちぇっ、心配メールひとつもよこしやがらねぇ。 こんな時は危険地帯に一人乗り込む部下を心配して「大丈夫か?危険な目にあっておらんか?辛かったら帰ってきてもいいのだぞ」と優しい連絡を入れるのが上司のあるべき姿ではないだろうか。 少し暗くなって眠くなってきたのでその場で30分ほど仮眠した後、心霊調査へ向かうことに。 水の中から何か出てきそう・・・荒川の水底で生涯を終えるなど絶対に嫌だ。ウナギが到来しない限り極力近づかない。 でもやはりプラスに考えていこう。よく考えたら、ここは大都会東京。町の光のおかげで魑魅魍魎の力はかなり弱まっているハズ。街灯ひとつ無い島根の田舎道から比べればあらゆる面で安全である。 さすがにこの時間帯にハンモックおじさんはいない。やはり夜は怖くて避難しているのだろうか?なんでわざわざここでハンモック生活? てか・・・なんか光の柱みたいの写っちゃってますけど・・・。これは・・・ホタルですよね?荒川・隅田川にもホタルいますよね? てか、めっちゃ不自然な白い線写ってますけどホタルですよね?荒川のホタルって白く光りますよね? ・・・・ 不安な心を「ホタルがいるんだ」という安らぎの心に転化してこの場をなんとか切り抜ける。 レッドと新人、ヘルプペットのところに戻り、彼らの状況を撮影しておくことに。 おーい!!!!編集長!GM! なんか写っちゃってますけど!!!! 完っ全にホタルじゃないですよね!? 完っ全に僕狙われてますよね?!てかもう多分僕ん中入ってきちゃってますよね?! 後日絶対引き取ってくださいね! にしてもこの白いスジは一体何者なんだ!虫が横切ったとかでこの画になるのか?なんか水面の方にも飛んでるし・・・ ジュンジさーん!説明して~~~~~!! 写真を見ると一瞬で血の気が引き、即刻退散のジャッジを下す・・・下したはずだが、よくよく考えてみると、編集長の指令はこうだ。 「ウナギを釣り上げるまでは通ってもらう」。 つまり、今日釣り上げねば明日も、明後日も、明々後日も来ねばならない! そんなんやってたらマジで魂抜かれるぞ・・・ 後の尊い命ひとつ守るために、今日頑張ろうと再度決意。 とにかく竿先に集中する。 んー、改めて他の写真と比較しても先ほどの写真は異常・・・。 ・・・ ・・・ いかんいかん。集中だ。今日釣らねば僕の未来はない。 ・・・ ・・・ 10分か20分か経った頃。 グイィイイィィッィーーーーー なんか来た!!!!(岩淵ウナギ釣り③へ) No Tsuri-ba No Life手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン