こんにちは!ツリーバライターのイシザキです。

紳士からハゼ泥抜きの必要性を説かれたものの、結局は泥抜きせず。

どーせなら同居人に泥臭いハゼを食わせて反応を楽しもう!と思ったものの…
思った以上にハゼが美味しい!なんとか面白いパーティにできないか・・・

ちなみに泥臭くてマッズイハゼの天麩羅を想定していたので、舞茸の天ぷらもご用意。


普通に美味しい天ぷらも合わせて振る舞うことで、視覚的、感情的に「泥臭いハゼなど食いたくない」というワードを封じるためである。

が、ハゼが普通に美味しいとなった今・・・

普通のおっさん達の天麩羅パーティじゃん!

しかし、実際に始まってみたら面白いかもしれない。ただのおっさん達のパーティもそれはそれで面白いポイントがあるかもしれない。

まず、出勤前の同居人Jに味をテストしてもらう。
Jはスキンヘッドに色の入ったメガネという如何にもそのスジの人というルックス。彼と一緒に道を歩くとなぜか通行人が道を開けてくれるという心強い人なのだ。が、実際には完全なカタギで性格も温厚。Jには揚げたてをご提供。
僕:これ、釣ってきたんですけど・・・食べてみます?
J:おっ、いただくよ。もぐもぐ・・・うん。うまい!
僕:普通にうまいですよね・・・
J:お礼にあげる!これも揚げなよ。みんな喜ぶよ。

僕:・・・はい。

・・・・

おっさん天麩羅パーティ・・・普通度極まれり。

同居人A帰宅。
同居人 Aは荒川産のテナガエビは食べないが、鬼怒川産(偽称)ウナギは食べてくれた被験者。
A:おー、昨日のハゼの天麩羅か。一つもらうね。
薦める前から進んで食べるA

僕:どうぞ~
A:・・・うん。うまい!臭みもないし!

・・・・つまらん!

なんという普通の食事会でしょう。
ここで軌道修正のためにAに今後の方針を相談。

僕:なんか普通にうますぎておもんない。
A:何を求めてんだよお前は!
僕:みんなが悶絶してる姿を見たいんです。
A:おい!何食わす気だよ。・・・でもウナギはやばかったな!w
僕:あれが理想です。
A:・・・3つに一つがデスソース入りってことにしたら?おっさんがきゃっきゃする反応は面白いかもよ。

Aの提案に乗り、3つに一つがデスソース入りということにして、おっさん達でキャッキャすることに。

とそこに同居人D帰宅
同居人Dはお世話になる同い年おっさん。ウナギ実験時には蒲焼の試食を事実上拒否したが、その後「みんなのためを思って残しておいたんだよ」と優しい言い訳を続けるちゅらさんである。
D:ただいま。
僕:お疲れっす。ハゼ釣ってきましたよ~
D:マジか!うまそう~
僕:3つに一つはデスソース入ってます。心して食って下さい。
D:マジか!当たったらオイシイなぁ~パクッ・・・うまい!外れか・・・

・・・きゃっきゃしろや!

彼はシェアハウス内のイジラレ役でもある。沖縄の暖かい雰囲気を持った彼は各同居人からの無茶振りをこなすアイドルおっさんなのです。だが僕が求めていたのは嫌がるおっさんにおっさんがハゼを無理やり食べさせるという構図。・・・作戦の練り直しが必要だ。

Dを交えて3人で作戦会議。
僕:もはやハゼはもうこれ以上手の施しようがないかもしれない。
D:確かに・・・
僕:この舞茸なんですけど・・・高尾山で拾ってきたってことにしたらどうでしょう?
A:いける!

ということで、スーパーに売られていた100%クリーンな舞茸を高尾山産と偽称することで面白いおっさんの反応を引き出すことに。

そこに同居人K帰宅。
同居人Kは現在22歳(21だったか?)で、ある野望実現のために大学を休学し、上京してきた前途ある若者。
K:お疲れさまです。
皆:お疲れ様~
D:これ、ザキシがとってきたやつ。食べてみない?
僕:こっちはハゼで釣ってきたやつです。こっちは高尾山で摘んできたキノコです。Googleで適当に調べたんですけど僕は食ってません。
K:・・・・調べたんですよね?・・・・いただきます。
僕:(あ・・・・・)
K:美味しいです。

・・・・心痛いよ!

なんでしょう・・・この罪悪感。居住歴でも年齢でも先輩の我々に彼は日頃から気を遣っているのでしょう。先輩の言うことには基本yesなのが日本人。意図していなかったにせよ、かわいい後輩に高尾山の得体のしれないキノコを食べる恐怖を味わわせてしまった・・・心が痛い・・・。そもそも、「おっさん」という評価が相対的ではあるにせよ、僕らからすると決して「おっさん」ではないのだ。これは実験対象を間違えてしまった・・・彼には美味しい舞茸天麩羅として振る舞うべきだった。

そこに同年代の同居人C帰宅。
こいつはイケル!同居人Cは荒川テナガエビ、ウナギに何の躊躇も食らいつく雑食食性を持つ。だが、素人の僕が高尾山からとってきたキノコを躊躇なく食らうはずがない・・・きっとキャッキャしてくれる!

C:お疲れっす~
皆:お疲れ~
僕:ハゼと・・・今日は高尾山のキノコを採ってきました。
C:へぇ・・・大丈夫っしょ!パクっ・・・うまい。しめじみたい

・・・警戒心薄っ!

もはやその辺のタワシを天麩羅にしても食うんじゃないかってくらい警戒心が薄い・・・。「出どころが心配だなぁ」とつぶやきながらも数秒の思考で「大丈夫」という思考に至る彼は冒険家気質だ。

結局おっさん達のキャッキャする姿は拝めなかった。美味しいハゼ、しめじ、ナスをおっさん達が食べる会になってしまいましが、今後はこの反省も踏まえて行こうと思う。

No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3399.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3399-150x150.jpgいしぽよ釣りTALKハゼ,佃,実食,料理こんにちは!ツリーバライターのイシザキです。 紳士からハゼ泥抜きの必要性を説かれたものの、結局は泥抜きせず。 どーせなら同居人に泥臭いハゼを食わせて反応を楽しもう!と思ったものの... 思った以上にハゼが美味しい!なんとか面白いパーティにできないか・・・ ちなみに泥臭くてマッズイハゼの天麩羅を想定していたので、舞茸の天ぷらもご用意。 普通に美味しい天ぷらも合わせて振る舞うことで、視覚的、感情的に「泥臭いハゼなど食いたくない」というワードを封じるためである。 が、ハゼが普通に美味しいとなった今・・・ 普通のおっさん達の天麩羅パーティじゃん! しかし、実際に始まってみたら面白いかもしれない。ただのおっさん達のパーティもそれはそれで面白いポイントがあるかもしれない。 まず、出勤前の同居人Jに味をテストしてもらう。 Jはスキンヘッドに色の入ったメガネという如何にもそのスジの人というルックス。彼と一緒に道を歩くとなぜか通行人が道を開けてくれるという心強い人なのだ。が、実際には完全なカタギで性格も温厚。Jには揚げたてをご提供。 僕:これ、釣ってきたんですけど・・・食べてみます? J:おっ、いただくよ。もぐもぐ・・・うん。うまい! 僕:普通にうまいですよね・・・ J:お礼にあげる!これも揚げなよ。みんな喜ぶよ。 僕:・・・はい。 ・・・・ おっさん天麩羅パーティ・・・普通度極まれり。 同居人A帰宅。 同居人 Aは荒川産のテナガエビは食べないが、鬼怒川産(偽称)ウナギは食べてくれた被験者。 A:おー、昨日のハゼの天麩羅か。一つもらうね。 薦める前から進んで食べるA 僕:どうぞ~ A:・・・うん。うまい!臭みもないし! ・・・・つまらん! なんという普通の食事会でしょう。 ここで軌道修正のためにAに今後の方針を相談。 僕:なんか普通にうますぎておもんない。 A:何を求めてんだよお前は! 僕:みんなが悶絶してる姿を見たいんです。 A:おい!何食わす気だよ。・・・でもウナギはやばかったな!w 僕:あれが理想です。 A:・・・3つに一つがデスソース入りってことにしたら?おっさんがきゃっきゃする反応は面白いかもよ。 Aの提案に乗り、3つに一つがデスソース入りということにして、おっさん達でキャッキャすることに。 とそこに同居人D帰宅。 同居人Dはお世話になる同い年おっさん。ウナギ実験時には蒲焼の試食を事実上拒否したが、その後「みんなのためを思って残しておいたんだよ」と優しい言い訳を続けるちゅらさんである。 D:ただいま。 僕:お疲れっす。ハゼ釣ってきましたよ~ D:マジか!うまそう~ 僕:3つに一つはデスソース入ってます。心して食って下さい。 D:マジか!当たったらオイシイなぁ~パクッ・・・うまい!外れか・・・ ・・・きゃっきゃしろや! 彼はシェアハウス内のイジラレ役でもある。沖縄の暖かい雰囲気を持った彼は各同居人からの無茶振りをこなすアイドルおっさんなのです。だが僕が求めていたのは嫌がるおっさんにおっさんがハゼを無理やり食べさせるという構図。・・・作戦の練り直しが必要だ。 Dを交えて3人で作戦会議。 僕:もはやハゼはもうこれ以上手の施しようがないかもしれない。 D:確かに・・・ 僕:この舞茸なんですけど・・・高尾山で拾ってきたってことにしたらどうでしょう? A:いける! ということで、スーパーに売られていた100%クリーンな舞茸を高尾山産と偽称することで面白いおっさんの反応を引き出すことに。 そこに同居人K帰宅。 同居人Kは現在22歳(21だったか?)で、ある野望実現のために大学を休学し、上京してきた前途ある若者。 K:お疲れさまです。 皆:お疲れ様~ D:これ、ザキシがとってきたやつ。食べてみない? 僕:こっちはハゼで釣ってきたやつです。こっちは高尾山で摘んできたキノコです。Googleで適当に調べたんですけど僕は食ってません。 K:・・・・調べたんですよね?・・・・いただきます。 僕:(あ・・・・・) K:美味しいです。 ・・・・心痛いよ! なんでしょう・・・この罪悪感。居住歴でも年齢でも先輩の我々に彼は日頃から気を遣っているのでしょう。先輩の言うことには基本yesなのが日本人。意図していなかったにせよ、かわいい後輩に高尾山の得体のしれないキノコを食べる恐怖を味わわせてしまった・・・心が痛い・・・。そもそも、「おっさん」という評価が相対的ではあるにせよ、僕らからすると決して「おっさん」ではないのだ。これは実験対象を間違えてしまった・・・彼には美味しい舞茸天麩羅として振る舞うべきだった。 そこに同年代の同居人C帰宅。 こいつはイケル!同居人Cは荒川テナガエビ、ウナギに何の躊躇も食らいつく雑食食性を持つ。だが、素人の僕が高尾山からとってきたキノコを躊躇なく食らうはずがない・・・きっとキャッキャしてくれる! C:お疲れっす~ 皆:お疲れ~ 僕:ハゼと・・・今日は高尾山のキノコを採ってきました。 C:へぇ・・・大丈夫っしょ!パクっ・・・うまい。しめじみたい ・・・警戒心薄っ! もはやその辺のタワシを天麩羅にしても食うんじゃないかってくらい警戒心が薄い・・・。「出どころが心配だなぁ」とつぶやきながらも数秒の思考で「大丈夫」という思考に至る彼は冒険家気質だ。 結局おっさん達のキャッキャする姿は拝めなかった。美味しいハゼ、しめじ、ナスをおっさん達が食べる会になってしまいましが、今後はこの反省も踏まえて行こうと思う。 No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン