どうもこんにちは!ツリーバ編集長の日比谷です。

前日の小さいながらもトップに反応したシーバスがワタシのトップウォーターへの期待をさらに高める結果となり、気温が上がり過ぎていないこの日はもはや釣れない気がしない。

釣れる気しかしない!

ただ気になるのは今にも雨が降り出しそうな厚い雲に覆われた空だ。

雨は一向に構わない、むしろ恵みの雨であることが多いのだが、雷が怖い。。。

夜の荒川で雨と雷のコンボは少し回復してきた夜の荒川怖い症候群を悪化させるに十分だ。

しかし釣れる気しかない今、選択の余地はない。

8月3日 20時30分~22時

中潮下げ止まり寸前

少々強めの東よりの風

曇り→雨

汗をかかない程度の涼しさ

 

前述した通り、なんだか今日は釣れない気がしない。体が自然に覚えた過去の経験からの統計だと思うのだが、潮汐、気温、どれをとってもトップウォーターの条件は揃っている。

ただ少し不安なのが風だ。

通常の天気予報では大した風速を示してはいないのだが、ピンポイントで見ると6メートルと出ている。

南風であれば完全アウトかもしれないが、東よりの風。なんとかなりそうな気がしつつ不安になりながら河川敷へと入ると、多少強いものの大きな問題にはならなそうだ。

今回は何が何でもストラクチャーポイント2からエントリーしたい。と言うのも去年はここで全然トップには反応なかったのだが、一昨年はなかなか良い成績を残してくれた場所だからだ。

去年ダメだったから今年はいいのではないか?との目論見である。

快速シーバス号を停め、見回してみる。

よし!誰もいない!

早速TDソルトペンシルを引いてみるが、反応はない。ライズやボイルも起きてはいないが、ベイトフィッシュは沢山いるようだ。

一つワタシのウンチクを言うと、ボイルやライズがなくともトップウォーターはそういった状況を作り出す力があると言う事だ。

ベイトがワシャワシャしているところを狙うのはもちろんのこと、一見静かなところも実は狙う価値があるのだ。

食いが立っていれば目の前にポチョンとルアーを投げてチョンチョンやっていればズパーン!と出るのだが、どうもそうではないようだ。

少しストラクチャーから離れ、ストラクチャーの外へ力なく泳ぐベイトを演出する。

ツーン、ツーン、ツーン、とゆっくり引くと、

ボチョン!

これは!

もう一度

ボチョン!

音からしてサイズ的には前日と同じようなものか。なかなか食い切らないが、おそらく食うまで何度でも出るパターンだ。

問題は一匹なのか、複数なのか。

念のため5分ほど時間を空け、再度同じようにツーン、ツーン、ツーン、とゆっくり引くと、

ボチョン!

キター!電撃フッキング3回!

うぉー!!!これは良型だ!!

弱々しい捕食音に騙されたが、感触だけで言えば60~70はありそうだ。

ドラグをゴンゴン出しながら走る。

ただ、エラ洗いしないのが怪しい。トップで食ったのだからほぼ間違いなくシーバスなのだが、エラ洗いしない上に強い引き、もしかしたらアタック系のスレか?

スレだとしても50~60はありそうだ。

なんでもいい、とりあえず一匹は一匹だ!

シーバスはあまり持久力のある魚ではないので、ある程度耐えればすぐに浮いてくる。その後ところどころで抵抗を見せるのが特徴だ。

最初の抵抗が弱まったまさにその時、ラインのテンションが一瞬緩む。

やばい!と思ったが早いか、

ウフン♪

マジか。。。

国が国ならワタシは死刑にされるぞ!

姿は見えぬが水面近くまで浮かせたシーバスが逃げて行く。。。さようなら。。。

大仏のような表情になっているワタシの後ろでキャッキャウフフとはしゃぐ性青年女性。

あっちでやれ!

他に食い気のあるシーバスがいればまた出るのだが、たまたま一匹が居着いていただけなのか、まったくその後は反応なし。

ここで時間を消費するのはもったいないので、猫ポイントや心霊開墾ポイントを往復すると小さい反応はあるものの、釣果には繋がらなかった。

一度バラすと二度と出ない荒川の七不思議。

大好きなトップウォーター、しかもスレでなければ間違いなく今季一番のサイズ、しかもトップウォーター。

あぁトップウォーター。

バイト先の気になるあのコが気が付いたら社員と付き合ってた時ぐらいの衝撃だ。

もう僕疲れたよ。

誰かこのカゴに僕を入れて運んでくれないか。。。

追い打ちをかけるようにサーっと雨が降ってきた。

わぁああぁぁぁああぁああぁあ!

これ絶対開けたらあかんやつや!

わぁああぁぁぁああぁああぁあ!

今日は杭に立てかけてあるよ。。。クリスティーン号。。。

怖いよ雨の荒川。。。

帰り支度をしいている時にツリーバをご覧になっていると言うアングラーさんと出会い、少しお話させていただき、バラしたショックと恐怖でワタシの死にかけた心が回復した。

ありがとうございました!

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3373.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3373-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップウォーター,バラし,ルアー,夏,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長の日比谷です。 前日の小さいながらもトップに反応したシーバスがワタシのトップウォーターへの期待をさらに高める結果となり、気温が上がり過ぎていないこの日はもはや釣れない気がしない。 釣れる気しかしない! ただ気になるのは今にも雨が降り出しそうな厚い雲に覆われた空だ。 雨は一向に構わない、むしろ恵みの雨であることが多いのだが、雷が怖い。。。 夜の荒川で雨と雷のコンボは少し回復してきた夜の荒川怖い症候群を悪化させるに十分だ。 しかし釣れる気しかない今、選択の余地はない。 8月3日 20時30分~22時 中潮下げ止まり寸前 少々強めの東よりの風 曇り→雨 汗をかかない程度の涼しさ   前述した通り、なんだか今日は釣れない気がしない。体が自然に覚えた過去の経験からの統計だと思うのだが、潮汐、気温、どれをとってもトップウォーターの条件は揃っている。 ただ少し不安なのが風だ。 通常の天気予報では大した風速を示してはいないのだが、ピンポイントで見ると6メートルと出ている。 南風であれば完全アウトかもしれないが、東よりの風。なんとかなりそうな気がしつつ不安になりながら河川敷へと入ると、多少強いものの大きな問題にはならなそうだ。 今回は何が何でもストラクチャーポイント2からエントリーしたい。と言うのも去年はここで全然トップには反応なかったのだが、一昨年はなかなか良い成績を残してくれた場所だからだ。 去年ダメだったから今年はいいのではないか?との目論見である。 快速シーバス号を停め、見回してみる。 よし!誰もいない! 早速TDソルトペンシルを引いてみるが、反応はない。ライズやボイルも起きてはいないが、ベイトフィッシュは沢山いるようだ。 一つワタシのウンチクを言うと、ボイルやライズがなくともトップウォーターはそういった状況を作り出す力があると言う事だ。 ベイトがワシャワシャしているところを狙うのはもちろんのこと、一見静かなところも実は狙う価値があるのだ。 食いが立っていれば目の前にポチョンとルアーを投げてチョンチョンやっていればズパーン!と出るのだが、どうもそうではないようだ。 少しストラクチャーから離れ、ストラクチャーの外へ力なく泳ぐベイトを演出する。 ツーン、ツーン、ツーン、とゆっくり引くと、 ボチョン! これは! もう一度 ボチョン! 音からしてサイズ的には前日と同じようなものか。なかなか食い切らないが、おそらく食うまで何度でも出るパターンだ。 問題は一匹なのか、複数なのか。 念のため5分ほど時間を空け、再度同じようにツーン、ツーン、ツーン、とゆっくり引くと、 ボチョン! キター!電撃フッキング3回! うぉー!!!これは良型だ!! 弱々しい捕食音に騙されたが、感触だけで言えば60~70はありそうだ。 ドラグをゴンゴン出しながら走る。 ただ、エラ洗いしないのが怪しい。トップで食ったのだからほぼ間違いなくシーバスなのだが、エラ洗いしない上に強い引き、もしかしたらアタック系のスレか? スレだとしても50~60はありそうだ。 なんでもいい、とりあえず一匹は一匹だ! シーバスはあまり持久力のある魚ではないので、ある程度耐えればすぐに浮いてくる。その後ところどころで抵抗を見せるのが特徴だ。 最初の抵抗が弱まったまさにその時、ラインのテンションが一瞬緩む。 やばい!と思ったが早いか、 ウフン♪ マジか。。。 国が国ならワタシは死刑にされるぞ! 姿は見えぬが水面近くまで浮かせたシーバスが逃げて行く。。。さようなら。。。 大仏のような表情になっているワタシの後ろでキャッキャウフフとはしゃぐ性青年女性。 あっちでやれ! 他に食い気のあるシーバスがいればまた出るのだが、たまたま一匹が居着いていただけなのか、まったくその後は反応なし。 ここで時間を消費するのはもったいないので、猫ポイントや心霊開墾ポイントを往復すると小さい反応はあるものの、釣果には繋がらなかった。 一度バラすと二度と出ない荒川の七不思議。 大好きなトップウォーター、しかもスレでなければ間違いなく今季一番のサイズ、しかもトップウォーター。 あぁトップウォーター。 バイト先の気になるあのコが気が付いたら社員と付き合ってた時ぐらいの衝撃だ。 もう僕疲れたよ。 誰かこのカゴに僕を入れて運んでくれないか。。。 追い打ちをかけるようにサーっと雨が降ってきた。 わぁああぁぁぁああぁああぁあ! これ絶対開けたらあかんやつや! わぁああぁぁぁああぁああぁあ! 今日は杭に立てかけてあるよ。。。クリスティーン号。。。 怖いよ雨の荒川。。。 帰り支度をしいている時にツリーバをご覧になっていると言うアングラーさんと出会い、少しお話させていただき、バラしたショックと恐怖でワタシの死にかけた心が回復した。 ありがとうございました! それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン