明けましておめでとうございます!ツリーバ編集長のヒビヤです。

旧年中はたくさんのいいねやコメント、Facebookページへのいいね本当にありがとうございました。

今年はもっともっとみなさんに喜んでいただけるメディアを目指して、頑張って参りますのでどうぞ宜しくお願いいたします!

2015年冬、サンタさんの季節が来て、年末が来たかと思ったらあっと言う間に2016年になってしまい、釣りのしすぎで指がガサガサしてiPhoneの指紋認証が反応してくれずイライラする今日この頃、2016年初荒川シーバスでいい思いをしてしまったのだ。

1月3日

14時

晴れ

ほどよく持続する弱い風

正月とは思えないような、まるで春先のような陽気のこの日、荒川河川敷にはたこ揚げの家族連れや犬の散歩をする人、ロードバイクで走る人、釣りをする爺様たち、各々それぞれの楽しみをそれぞれ満喫していた。

日差しは強くナニもしていないのにダウンを着ている事が耐えられず、冬用のアンダーアーマーと薄手のパーカーの上にフローティングベストと言うこの季節としては極薄着で、先日初めてエントリーしたMMMポイント(マイナーポイントのメジャーポイントのマイナーポイント)に年明け最初のエントリー。

前回、好釣果を出してくれたTOTTERをはじめ、レンジバイブ、ローリングベイト、TDソルトペンシルなど一通り気になるルアーを早めに、遅めに四方八方に、トゥイッチを入れたり、ノーアクションだったり、投げては巻いてみる。

反応は無い。ただの荒川のようだ。

17時までと決めた今日の釣行。1秒でも時間を無駄にしたくない。そんな思いでこのポイントには早々に見切りをつけてたこ揚げをしている楽しそうな家族達の中を自転車に乗り、開墾ポイントへと向けて小移動する。

開墾ポイントに到着すると外国人の3人組がドローンを飛ばしている。と、そこへランニングしている外国人が我々を横目で見ながら通り過ぎて行った。荒川はなんて国際色豊かなのだ。

そう言えば以前、中国人留学生のアングラーと出会った事があった。釣行を終え片付けをしていると足早に近づいてくる人影、暗闇でこのような状況に出くわすとドキっとするものだ。

僕のところまで来ると、「ルーヤー、ワタシイエニワスレマシタ。イクラデスカ?」

どうやら、ルアーを家に忘れたので売って欲しいと言っているようなので、拾ったK-TENのルアーを差し上げた。「アリガトウゴザイマス。ワタシ、チュウゴクカラキマシタ。ニホンゴガンバッテベンキョウシマス」との事。頑張って!と言ってその場を後にした。彼がシーバスを釣り上げた事を願うばかりである。

開墾ポイントでも先ほどと同様、四方八方にありとあらゆるルアーをありとあらゆるアクションで投げてみる。

反応は無い。ただの荒川のようだ。

ここも早々に見切ってさらに自転車で猫ポイントへと小移動し、上流へ向けてキャストし岸に沿ってTOTTERを引くが反応は、ない。少しポイントをスライドし今度は下流へキャストし、岸際30センチ、水深も30センチ程度のところを上の空でリトリーブしているとドドっと言う手応えと同時にリトリーブの手を止めるアタリが出た。エラ洗いせずジットリと走る。コイか?と言う疑念が払拭できぬまま、その強いパワフルな引きに抵抗するとギラっと銀色に輝く魚体が見えた。

シーバスだ!しかもでかい!

なかなかの引きで楽しませてくれたシーバス。

73センチ

IMG_0379

2016年初シーバスとしては上出来すぎる釣果だ。

同じポイントで2匹目のドジョウを狙うが、そう甘くはないのがシーバスフィッシングの面白いところだ。

更にポイント移動を試みるが天気の良い正月、かつ日曜日と言うこともあってか、なかなか入りたいポイントにエントリーする事ができない。仕方なく再び猫ポイントへと戻り、入りたいポイントでフライをやっているオジサンが帰るのを遠くからルアーを投げつつ待つ事にした。

このフライのおじさんは毎週いるアングラーでどうやら車で来ているようだ。駐車場の閉まる時間には帰っていく事がわかっている。

フライでの狙い方、狙うポイントからして直後にエントリーしても丁寧に隙間を狙えば問題なく釣れるはずである。

16時、フライのおじさんがいなくなったのを見計らってストラクチャーポイントへエントリーする。

ルアーを数投した頃に以前このポイントで出会ったイケメンアングラーの方と再会。このような出会いもまた釣りの楽しみの一つである。

しばし情報交換と歓談を楽しみ、再びルアーを投げるがなんとなくシーバスの気配がないためストラクチャーポイント2へと小移動し水中の様子を伺うとベイトフィッシュとなるイナッコが無数にいるではないか!ウヨウヨと泳いでいる。

この無数のイナッコの大群が吉と出るか凶と出るか。

再びストラクチャーポイント1へと戻るとボイルが発生し、あたりはザワザワと騒がしくなっている。

マッチザベイトを狙うか、アピールを狙うかがポイントとなりそうだ。

イナッコの動きを見ると非常にゆっくりとしていて、一箇所に固まっている。これはあまりアピールをしない方が得策のように思えたため、岸際をワンダー80でゆっくりと探ってみると数投したところでよそ見をしていた手元にドドっ!とアタリが出たがヒットに持ち込めない。

その後もワンダーとTOTTERを投げてみるがアタリが出ないため、ベイトフィッシュのユラユラとした動きを意識してハードコアリップレスミノーに付け替えてスローで探る。

するとグっと止めるアタリが出たためキキアワセするもすぐにバレてしまう、と言う事を2回もやらかしてしまい、緊張感が高まる。

パッカーン!と少し先でライズも起きているためTDソルトペンシルでトップを探ろうかとも思ったが、引き続きリップレスミノーで探ると4度目の正直でやっとの事でヒットに持ち込めた。

なかなか凄い引きをしてくれるじゃないか。2匹目の初シーバス。

75センチ!

IMG_0384

2016年、この上ない上出来すぎるスタートだ。

これを境に水面のざわつきは消え、ルアーへのアタリもなくなったところで納竿する事にした。

2015年12月とこの日のシーバスヒットシーンを動画にまとめてみたので、お時間ある時に是非観ていただけたら幸いでございます。ついでにチャンネル登録もしていただけたら、さらに幸いでございます。

それでは2016年も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/01/IMG_0384.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/01/IMG_0384-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシング2016年,シーバス,荒川明けましておめでとうございます!ツリーバ編集長のヒビヤです。 旧年中はたくさんのいいねやコメント、Facebookページへのいいね本当にありがとうございました。 今年はもっともっとみなさんに喜んでいただけるメディアを目指して、頑張って参りますのでどうぞ宜しくお願いいたします! 2015年冬、サンタさんの季節が来て、年末が来たかと思ったらあっと言う間に2016年になってしまい、釣りのしすぎで指がガサガサしてiPhoneの指紋認証が反応してくれずイライラする今日この頃、2016年初荒川シーバスでいい思いをしてしまったのだ。 1月3日 14時 晴れ ほどよく持続する弱い風 正月とは思えないような、まるで春先のような陽気のこの日、荒川河川敷にはたこ揚げの家族連れや犬の散歩をする人、ロードバイクで走る人、釣りをする爺様たち、各々それぞれの楽しみをそれぞれ満喫していた。 日差しは強くナニもしていないのにダウンを着ている事が耐えられず、冬用のアンダーアーマーと薄手のパーカーの上にフローティングベストと言うこの季節としては極薄着で、先日初めてエントリーしたMMMポイント(マイナーポイントのメジャーポイントのマイナーポイント)に年明け最初のエントリー。 前回、好釣果を出してくれたTOTTERをはじめ、レンジバイブ、ローリングベイト、TDソルトペンシルなど一通り気になるルアーを早めに、遅めに四方八方に、トゥイッチを入れたり、ノーアクションだったり、投げては巻いてみる。 反応は無い。ただの荒川のようだ。 17時までと決めた今日の釣行。1秒でも時間を無駄にしたくない。そんな思いでこのポイントには早々に見切りをつけてたこ揚げをしている楽しそうな家族達の中を自転車に乗り、開墾ポイントへと向けて小移動する。 開墾ポイントに到着すると外国人の3人組がドローンを飛ばしている。と、そこへランニングしている外国人が我々を横目で見ながら通り過ぎて行った。荒川はなんて国際色豊かなのだ。 そう言えば以前、中国人留学生のアングラーと出会った事があった。釣行を終え片付けをしていると足早に近づいてくる人影、暗闇でこのような状況に出くわすとドキっとするものだ。 僕のところまで来ると、「ルーヤー、ワタシイエニワスレマシタ。イクラデスカ?」 どうやら、ルアーを家に忘れたので売って欲しいと言っているようなので、拾ったK-TENのルアーを差し上げた。「アリガトウゴザイマス。ワタシ、チュウゴクカラキマシタ。ニホンゴガンバッテベンキョウシマス」との事。頑張って!と言ってその場を後にした。彼がシーバスを釣り上げた事を願うばかりである。 開墾ポイントでも先ほどと同様、四方八方にありとあらゆるルアーをありとあらゆるアクションで投げてみる。 反応は無い。ただの荒川のようだ。 ここも早々に見切ってさらに自転車で猫ポイントへと小移動し、上流へ向けてキャストし岸に沿ってTOTTERを引くが反応は、ない。少しポイントをスライドし今度は下流へキャストし、岸際30センチ、水深も30センチ程度のところを上の空でリトリーブしているとドドっと言う手応えと同時にリトリーブの手を止めるアタリが出た。エラ洗いせずジットリと走る。コイか?と言う疑念が払拭できぬまま、その強いパワフルな引きに抵抗するとギラっと銀色に輝く魚体が見えた。 シーバスだ!しかもでかい! なかなかの引きで楽しませてくれたシーバス。 73センチ 2016年初シーバスとしては上出来すぎる釣果だ。 同じポイントで2匹目のドジョウを狙うが、そう甘くはないのがシーバスフィッシングの面白いところだ。 更にポイント移動を試みるが天気の良い正月、かつ日曜日と言うこともあってか、なかなか入りたいポイントにエントリーする事ができない。仕方なく再び猫ポイントへと戻り、入りたいポイントでフライをやっているオジサンが帰るのを遠くからルアーを投げつつ待つ事にした。 このフライのおじさんは毎週いるアングラーでどうやら車で来ているようだ。駐車場の閉まる時間には帰っていく事がわかっている。 フライでの狙い方、狙うポイントからして直後にエントリーしても丁寧に隙間を狙えば問題なく釣れるはずである。 16時、フライのおじさんがいなくなったのを見計らってストラクチャーポイントへエントリーする。 ルアーを数投した頃に以前このポイントで出会ったイケメンアングラーの方と再会。このような出会いもまた釣りの楽しみの一つである。 しばし情報交換と歓談を楽しみ、再びルアーを投げるがなんとなくシーバスの気配がないためストラクチャーポイント2へと小移動し水中の様子を伺うとベイトフィッシュとなるイナッコが無数にいるではないか!ウヨウヨと泳いでいる。 この無数のイナッコの大群が吉と出るか凶と出るか。 再びストラクチャーポイント1へと戻るとボイルが発生し、あたりはザワザワと騒がしくなっている。 マッチザベイトを狙うか、アピールを狙うかがポイントとなりそうだ。 イナッコの動きを見ると非常にゆっくりとしていて、一箇所に固まっている。これはあまりアピールをしない方が得策のように思えたため、岸際をワンダー80でゆっくりと探ってみると数投したところでよそ見をしていた手元にドドっ!とアタリが出たがヒットに持ち込めない。 その後もワンダーとTOTTERを投げてみるがアタリが出ないため、ベイトフィッシュのユラユラとした動きを意識してハードコアリップレスミノーに付け替えてスローで探る。 するとグっと止めるアタリが出たためキキアワセするもすぐにバレてしまう、と言う事を2回もやらかしてしまい、緊張感が高まる。 パッカーン!と少し先でライズも起きているためTDソルトペンシルでトップを探ろうかとも思ったが、引き続きリップレスミノーで探ると4度目の正直でやっとの事でヒットに持ち込めた。 なかなか凄い引きをしてくれるじゃないか。2匹目の初シーバス。 75センチ! 2016年、この上ない上出来すぎるスタートだ。 これを境に水面のざわつきは消え、ルアーへのアタリもなくなったところで納竿する事にした。 2015年12月とこの日のシーバスヒットシーンを動画にまとめてみたので、お時間ある時に是非観ていただけたら幸いでございます。ついでにチャンネル登録もしていただけたら、さらに幸いでございます。 それでは2016年も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン