【隅田川でズボ釣り】投げ釣り禁止なのでズボる!結果、ハゼ
こんにちは!ツリーバライターのイシザキです!
今回は台東区にある厩橋近く、スカイツリーを眺めながらの夜釣り。
しかし、この場所は投げ釣りが禁止されたエリアの一画。
隅田川(隅田川関連の記事はこちら)でのテクトロは結果が出ず、投げ釣りもできない。
そこで選択したのは「ズボ釣り」に挑戦したのです結果は…安定のハゼです…(→ハゼ釣り関連の記事)
投げ釣り禁止エリアが多い隅田川だが、なにかしらの活路を見出したい!
と選択した釣法がテクトロだった。→【関連記事】隅田川でテクトロ釣行
隅田川河口から荒川との接合点である赤水門までテクトロすれば…と安易に考えていたのですが、なにせ…なにせ!釣れない。
投げ釣りもできない、テクトロは釣れない…それならば、あれしかない
ズボ釣り。
「ズボ釣り」がどういうものなのか、については諸説あるし、地域によっても違いがあるだろう。投げ釣りと同じく置き釣りということには異論はないだろうが、投げ釣りは竿を振りかぶり、仕掛けを飛ばす。
それゆえ、周囲の人々に危害が及びやすい。川幅が狭く、多くの遊覧船が行き来する隅田川。うっかり飛ばしすぎて…。
また、隅田川は護岸の遊歩道が狭く、ランナーや通行人との距離が近いのだ。川幅や河川敷が広い荒川などと比べると、隅田川で投げ釣り禁止エリアが多いのも仕方のないことかもしれない。
飛ばす、という動作をともなう投げ釣りに対し、ズボ釣りは仕掛けを護岸際の竿下に「ズボッ」と落とし、そしてズボらにも置き竿をしてアタリを待つスタイル。
投げるという動作がないため、危険性は投げ釣りに比べ低いし、なにより「投げ釣り禁止」というルールには反しないのは明らかですよね。たぶん
ということで!
隅田川の投げ釣り禁止対策、第2の策としてズボ釣りを開始!
午後8時頃、やってきたのは以前にテクトロで通過した厩橋よりやや上流に位置する隅田川テラス。
目前には日本一の高さを誇る建築物、スカイツリー。
雨雲のせいもあるが、先端が見えなくなるほどの高さ…旧約聖書に出てくるバベルの塔しかり、史実に基づくかは知りませんが、昔も今も人は高いところに上りたがるのですな。
隅田川に目をやると、すごい数の屋形船が行き来している。
スカイツリーと同じく鮮やかなライトで彩られた船は自分のイメージする屋形船とかなり異なるが、屋形船から聞こえてくるおっさんの I LOVE YOUが今日の釣行のテーマソング。
おっさんの甘い歌を聞かされる女性達の姿、気だるいタンバリンとマラカス音。何とも言えぬハーモニーを奏でていた。
早速釣行開始。平井での釣行ではドバミミズを買って痛い目にあったので、今回は確実な生き餌であるイソメを使用。
ズボッ、しゅるしゅりゅ…
竿下に打ち込む。糸を張り、竿に鈴を付けて手すりに竿を立てかける。
しばらくすると、
リン!リンリン!
隅田川テラスに鈴の音が鳴り響くが、お世辞にも大物とは言えないアタリ。
なんじゃ?
一瞬ピクリとしたが、最近はボウズへの恐怖から完全なる向こう合わせの日々。
ズボり、いや静観を続けることにした。
約一時間経過。
目の前をカップルが通り過ぎたのだが、なぜかこちらを振り返ってキョロキョロ見てくる。
何だよ、孤独な夜釣り人への哀れみの目か?
悪いか?
ヘッドライトおっさんがイソメ片手にスカイツリーを眺めてたら悪いか?!
不信感が募る。
ガシャ!
倒れこむ愛竿。
・・・!
そうだったのか!ありがとう!理解した!
カップルが向けた視線は哀れみではない、「来てますよ!」の親切心だったのだ。
大物が釣れた喜び、彼・彼女と共有しようではないか!
カップルも5mほど先で足を止め「なになに?!」とこちらを見ている。
おっしゃ!っと軽めのアワセを入れてハンドルに手をかけた瞬間。
確かな生命感…でもね
もう、確信なのです。もはや何匹つったかも覚えていない程の魚。
水面に魚が顔を出し、確信が事実にかわる。
頼む、頼むから立ち去ってくれ。
「ハゼか」
カップルはそう呟いて去っていった。
・・・
けっ、所詮は分かりあえんよな
・・・
スカイツリーのブルーライトに照らされたハゼがどこか切ない。
ハゼではなく何か大きいのが釣りたい。
スズキでも鯉でもウナギでも何でもいい・・・
大物の到来を信じてスカイツリーと竿先をじっと眺め続ける。
23時頃、納竿。
大物の到来はなく、ボウズではないにしてもハゼ4匹というしょぼい釣果に終わる。
ハゼもう辛いよ。
前はボウズ報告する恐怖からハゼが釣れたら胸を撫で下ろしていたものだが、ハゼ報告をするのにも辛くなってきた。
最近は罪悪感すら感じる・・・・。
No Tsuri-ba! No Life!
https://tsuri-ba.net/?p=6880https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_6162.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_6162-150x150.jpg釣りTALKスカイツリー,ズボ釣り,ハゼ,厩橋,台東区,夜釣り,投げ釣り,禁止,隅田川こんにちは!ツリーバライターのイシザキです! 今回は台東区にある厩橋近く、スカイツリーを眺めながらの夜釣り。 しかし、この場所は投げ釣りが禁止されたエリアの一画。 隅田川(隅田川関連の記事はこちら)でのテクトロは結果が出ず、投げ釣りもできない。 そこで選択したのは「ズボ釣り」に挑戦したのです結果は…安定のハゼです…(→ハゼ釣り関連の記事) 投げ釣り禁止エリアが多い隅田川だが、なにかしらの活路を見出したい! と選択した釣法がテクトロだった。→【関連記事】隅田川でテクトロ釣行 隅田川河口から荒川との接合点である赤水門までテクトロすれば…と安易に考えていたのですが、なにせ…なにせ!釣れない。 投げ釣りもできない、テクトロは釣れない…それならば、あれしかない ズボ釣り。 「ズボ釣り」がどういうものなのか、については諸説あるし、地域によっても違いがあるだろう。投げ釣りと同じく置き釣りということには異論はないだろうが、投げ釣りは竿を振りかぶり、仕掛けを飛ばす。 それゆえ、周囲の人々に危害が及びやすい。川幅が狭く、多くの遊覧船が行き来する隅田川。うっかり飛ばしすぎて…。 また、隅田川は護岸の遊歩道が狭く、ランナーや通行人との距離が近いのだ。川幅や河川敷が広い荒川などと比べると、隅田川で投げ釣り禁止エリアが多いのも仕方のないことかもしれない。 飛ばす、という動作をともなう投げ釣りに対し、ズボ釣りは仕掛けを護岸際の竿下に「ズボッ」と落とし、そしてズボらにも置き竿をしてアタリを待つスタイル。 投げるという動作がないため、危険性は投げ釣りに比べ低いし、なにより「投げ釣り禁止」というルールには反しないのは明らかですよね。たぶん ということで! 隅田川の投げ釣り禁止対策、第2の策としてズボ釣りを開始! 午後8時頃、やってきたのは以前にテクトロで通過した厩橋よりやや上流に位置する隅田川テラス。 目前には日本一の高さを誇る建築物、スカイツリー。 雨雲のせいもあるが、先端が見えなくなるほどの高さ…旧約聖書に出てくるバベルの塔しかり、史実に基づくかは知りませんが、昔も今も人は高いところに上りたがるのですな。 wikipediaより 隅田川に目をやると、すごい数の屋形船が行き来している。 スカイツリーと同じく鮮やかなライトで彩られた船は自分のイメージする屋形船とかなり異なるが、屋形船から聞こえてくるおっさんの I LOVE YOUが今日の釣行のテーマソング。 おっさんの甘い歌を聞かされる女性達の姿、気だるいタンバリンとマラカス音。何とも言えぬハーモニーを奏でていた。 早速釣行開始。平井での釣行ではドバミミズを買って痛い目にあったので、今回は確実な生き餌であるイソメを使用。 ズボッ、しゅるしゅりゅ… 竿下に打ち込む。糸を張り、竿に鈴を付けて手すりに竿を立てかける。 しばらくすると、 リン!リンリン! 隅田川テラスに鈴の音が鳴り響くが、お世辞にも大物とは言えないアタリ。 なんじゃ? 一瞬ピクリとしたが、最近はボウズへの恐怖から完全なる向こう合わせの日々。 ズボり、いや静観を続けることにした。 約一時間経過。 目の前をカップルが通り過ぎたのだが、なぜかこちらを振り返ってキョロキョロ見てくる。 何だよ、孤独な夜釣り人への哀れみの目か? 悪いか? ヘッドライトおっさんがイソメ片手にスカイツリーを眺めてたら悪いか?! 不信感が募る。 ガシャ! 倒れこむ愛竿。 ・・・! そうだったのか!ありがとう!理解した! カップルが向けた視線は哀れみではない、「来てますよ!」の親切心だったのだ。 大物が釣れた喜び、彼・彼女と共有しようではないか! カップルも5mほど先で足を止め「なになに?!」とこちらを見ている。 おっしゃ!っと軽めのアワセを入れてハンドルに手をかけた瞬間。 確かな生命感…でもね もう、確信なのです。もはや何匹つったかも覚えていない程の魚。 水面に魚が顔を出し、確信が事実にかわる。 頼む、頼むから立ち去ってくれ。 「ハゼか」 カップルはそう呟いて去っていった。 ・・・ けっ、所詮は分かりあえんよな ・・・ スカイツリーのブルーライトに照らされたハゼがどこか切ない。 ハゼではなく何か大きいのが釣りたい。 スズキでも鯉でもウナギでも何でもいい・・・ 大物の到来を信じてスカイツリーと竿先をじっと眺め続ける。 23時頃、納竿。 大物の到来はなく、ボウズではないにしてもハゼ4匹というしょぼい釣果に終わる。 ハゼもう辛いよ。 前はボウズ報告する恐怖からハゼが釣れたら胸を撫で下ろしていたものだが、ハゼ報告をするのにも辛くなってきた。 最近は罪悪感すら感じる・・・・。 No Tsuri-ba! No Life!いしぽよ石崎 友益ishizaki@tsuri-ba.netAdministratorツリーバ
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