どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

待ちに待った檜枝岐テンカラ釣行の3連休、ソロツーリング、ソロキャンプ、一人ぼっち大好きなワタシはココロウキウキ、ワクワク、毛鉤をを巻き巻きしながらその日を待っていたのだが、天気予報では滞在中ずっと雨。。。オートバイ移動でテント泊の雨。。。これはもう修行以外のなにものでもない。

そして早朝に出発せねばならぬのに憂鬱な出来事が次から次へと発生、遅い時間まで続きもはや断念せざるを得ないほどに心は疲弊していた。

しかしここで諦めれば家族のいぬ3連休をずっと憂鬱に過ごさねばならい。それならばいっそのこと行ってしまえば天候も心も回復する可能性だってある。

なんと言っても標高は1000メートル、いつだって天気は不安定だ。

以前にも中止にしたら晴れてしまった事があり、悔しい思いをしたことがあったが、今回もそんな奇跡が起きるかもしれない。

いつもの忍法気配を消して帰宅の技ができれば3時起きで出発もできたのだが、そうもいかず渋滞覚悟の6時出発だ。

ただ今回は未舗装林道で桧枝岐村まで抜ける予定なので、宇都宮で日光宇都宮道路へ入り大沢で降りたらあとはひたすら下道を走るルートだ。

しかし、断続的な渋滞。。。

めんどくせー。。。雨も降ってるし。。。

鹿沼で降りて国道119号経由、途中県道を抜け121号へ出ると、鬼怒川温泉を抜け川治温泉を目指す。

ここから先檜枝岐までのルートはいくつかある。

一つはメインである帝釈山林道を抜けるルート。これが崩落していた場合には田代山林道で舘岩へ抜けるルート、もう一つは湯西川まで行き鱒沢林道を抜けるルート。

と、今冷静に思えばこれだけの選択肢があるわけだ。

帝釈山林道は残念ながらgoogle先生では表示されない林道である。鱒沢林道ももしかしたら表示されないかもしれない。

土呂部(どろぶ)経由で帝釈山林道を目指し未舗装林道を走っていると前方に川俣湖方面から来たと思しきBMW(二輪)の集団がちょうど帝釈山林道入り口のところで途方に暮れている。ように見えた。

入口の方を見ると、

ゲートが閉まっている!?

まじか。。。

もう少し冷静に見ればよかったのだが、どうやら二輪なら通り抜けはできたようだ。

そしてこの出来事で頭が真っ白になったワタシは他のルートを思い出す事なくそのまま川俣湖脇を抜け、国道へ。

このパターン、15年前の悪夢再来である。当時は雪の残る5月に夜間走行だったので、それに比べれば大したことはないが。

実はここへ辿りつくまでに林道の待避所で一度オートバイを停めようとスタンドを立てた、

つもりが石に阻まれオートバイが倒れると言うアクシデントがあった。

しかも荷物満載である。起こすのに一苦労、

しかも膝がいてー。。。

しかしここからが遠い。実に走る事3時間。七入オートキャンプ場に到着したのは予定時間を大幅に過ぎた14時半ごろであった。

テントを立てると同時に強い雨が降りだし、もはや釣りをする気も起きず小さなタープの下でただでさえ小さい身体をさらに小さくし、焚火をしながら濡れたものを乾かし、ヤケ酒を飲むのであった。

その後山の仙人師匠たちと釣り談義をしながらお酒を飲んだのだが、知り合ってからずっとワタシが最年少である。

みなさん御年70歳前後の方がほとんどで、ワタシの父と同年代の方たちであるが、毎週のように山で遊んでいるからだろう、本当に元気なのだ。

そして面白いのが同じイワナの釣りなのに釣り方は本当の意味で十人十色。

ある師匠は50センチクラスの大物を狙って鮎のころがし釣りの竿を使い、ある師匠は50センチのハリスに錘なしで釣る、またある師匠はヒトヒロほどのハリスに6Bのガン玉を2つ打つ。

話を聞いているだけで実に面白い。仕掛けの話から魚がかかってからのやりとりの話、まるで落語を聞いているようである。

しかしみな朝が早いので20時から21時までには各々床に着き、早い人は3時起きで山向こうへ、遅くとも5時には近場の沢へとみなそれぞれのポイントに散って行く。

この日私が選んだのは本流、と言っても源流部なのでその川幅は狭く場所によってはテンカラだど持て余してしまう場所もある。

5時に出発して未舗装の林道をオートバイで上がって行くとどうやら一番乗りできたようだ。

とは言えこの季節、しかも夏休み、相当にスレていることは覚悟せねばならない。

支流沿いに渓へと降り立ち、初のテンカラ竿で自作の毛鉤を振る。

テンカラ初心者のワタシが果たして良型イワナは釣れるのか。

つづく

それでは今日もNo Tsuri-ba No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3451.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3451-150x150.jpgtsuri-ba渓流・源流の釣りイワナ,オートバイ,テンカラ,バイク,林道,檜枝岐,源流どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 待ちに待った檜枝岐テンカラ釣行の3連休、ソロツーリング、ソロキャンプ、一人ぼっち大好きなワタシはココロウキウキ、ワクワク、毛鉤をを巻き巻きしながらその日を待っていたのだが、天気予報では滞在中ずっと雨。。。オートバイ移動でテント泊の雨。。。これはもう修行以外のなにものでもない。 そして早朝に出発せねばならぬのに憂鬱な出来事が次から次へと発生、遅い時間まで続きもはや断念せざるを得ないほどに心は疲弊していた。 しかしここで諦めれば家族のいぬ3連休をずっと憂鬱に過ごさねばならい。それならばいっそのこと行ってしまえば天候も心も回復する可能性だってある。 なんと言っても標高は1000メートル、いつだって天気は不安定だ。 以前にも中止にしたら晴れてしまった事があり、悔しい思いをしたことがあったが、今回もそんな奇跡が起きるかもしれない。 いつもの忍法気配を消して帰宅の技ができれば3時起きで出発もできたのだが、そうもいかず渋滞覚悟の6時出発だ。 ただ今回は未舗装林道で桧枝岐村まで抜ける予定なので、宇都宮で日光宇都宮道路へ入り大沢で降りたらあとはひたすら下道を走るルートだ。 しかし、断続的な渋滞。。。 めんどくせー。。。雨も降ってるし。。。 鹿沼で降りて国道119号経由、途中県道を抜け121号へ出ると、鬼怒川温泉を抜け川治温泉を目指す。 ここから先檜枝岐までのルートはいくつかある。 一つはメインである帝釈山林道を抜けるルート。これが崩落していた場合には田代山林道で舘岩へ抜けるルート、もう一つは湯西川まで行き鱒沢林道を抜けるルート。 と、今冷静に思えばこれだけの選択肢があるわけだ。 帝釈山林道は残念ながらgoogle先生では表示されない林道である。鱒沢林道ももしかしたら表示されないかもしれない。 土呂部(どろぶ)経由で帝釈山林道を目指し未舗装林道を走っていると前方に川俣湖方面から来たと思しきBMW(二輪)の集団がちょうど帝釈山林道入り口のところで途方に暮れている。ように見えた。 入口の方を見ると、 ゲートが閉まっている!? まじか。。。 もう少し冷静に見ればよかったのだが、どうやら二輪なら通り抜けはできたようだ。 そしてこの出来事で頭が真っ白になったワタシは他のルートを思い出す事なくそのまま川俣湖脇を抜け、国道へ。 このパターン、15年前の悪夢再来である。当時は雪の残る5月に夜間走行だったので、それに比べれば大したことはないが。 実はここへ辿りつくまでに林道の待避所で一度オートバイを停めようとスタンドを立てた、 つもりが石に阻まれオートバイが倒れると言うアクシデントがあった。 しかも荷物満載である。起こすのに一苦労、 しかも膝がいてー。。。 しかしここからが遠い。実に走る事3時間。七入オートキャンプ場に到着したのは予定時間を大幅に過ぎた14時半ごろであった。 テントを立てると同時に強い雨が降りだし、もはや釣りをする気も起きず小さなタープの下でただでさえ小さい身体をさらに小さくし、焚火をしながら濡れたものを乾かし、ヤケ酒を飲むのであった。 その後山の仙人師匠たちと釣り談義をしながらお酒を飲んだのだが、知り合ってからずっとワタシが最年少である。 みなさん御年70歳前後の方がほとんどで、ワタシの父と同年代の方たちであるが、毎週のように山で遊んでいるからだろう、本当に元気なのだ。 そして面白いのが同じイワナの釣りなのに釣り方は本当の意味で十人十色。 ある師匠は50センチクラスの大物を狙って鮎のころがし釣りの竿を使い、ある師匠は50センチのハリスに錘なしで釣る、またある師匠はヒトヒロほどのハリスに6Bのガン玉を2つ打つ。 話を聞いているだけで実に面白い。仕掛けの話から魚がかかってからのやりとりの話、まるで落語を聞いているようである。 しかしみな朝が早いので20時から21時までには各々床に着き、早い人は3時起きで山向こうへ、遅くとも5時には近場の沢へとみなそれぞれのポイントに散って行く。 この日私が選んだのは本流、と言っても源流部なのでその川幅は狭く場所によってはテンカラだど持て余してしまう場所もある。 5時に出発して未舗装の林道をオートバイで上がって行くとどうやら一番乗りできたようだ。 とは言えこの季節、しかも夏休み、相当にスレていることは覚悟せねばならない。 支流沿いに渓へと降り立ち、初のテンカラ竿で自作の毛鉤を振る。 テンカラ初心者のワタシが果たして良型イワナは釣れるのか。 つづく それでは今日もNo Tsuri-ba No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン