こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!

以前、旧岩淵水門でウナギ釣りをしていた時のこと。
その時はウナギ釣りというのは名目だけで、実質は編集長から命じられた心霊調査を行うためにきていたのです。ですが、それまで基本はこうゆうスポットを避けて生きてきたので、怖いのなんの。こうゆう場所では「一人じゃない」って感じることが恐怖を乗り越える秘訣だと思うのです。前回の石神井の心霊釣行で忠犬を召喚したように、「自分の命を守るために身代わりにできる何か」の存在が不可欠なのです。

旧岩淵水門の釣行時も、何かそうゆう身代わりがないかと周囲を見渡し、見つけた精神的支柱がこちら。

 

木。

旧岩淵水門の傍に腰掛けた時にちょうど背後に生えていた木。立派な一つの生命であり、魑魅魍魎から襲われた時にこの木一つあるだけで戦う勇気が湧く。それに、夏の変わりやすい天気から僕を守ってくれる存在として、当日の僕の精神的支柱になっていたのです。

雷の多い時期でもあったため、もし雷が落ちてもこの木が身代わりになって、僕の命を守ってくれる、なんて思っていたのです。

その木の根元に腰掛け釣りをしていると、たままたま隣でハゼ釣りをしていたじいさんと知り合いました。約30分一緒に釣りをし、じいさんの晩御飯のハゼを調達してあげたりしていたのです。ですが、恩知らずにもじいさんは帰り際に爆弾を落として行きました。

僕:帰られるんですね。お疲れ様でした。
じいさん:この木、数年前に雷が落ちての。人が死んでるから気をつけなよ。
僕:はい?
僕:この木ですか?僕がこのポイントで唯一心の拠り所としていたこの木ですか!?

・・・・

・・・・

「全っ然いらねぇよその情報!ハゼ返せ!」

ってその時は思ってました。これからこの心霊スポットで夜釣りだというのに、自分が今座っているまさにその場所で、釣り人が実際に無念の死を遂げたという情報など・・・。
一方で、じいさんも相当ご高齢だったし、勝手に昔の出来事みたいに思っちゃってたところがあったんです。都市伝説じゃないけど、信じるか信じないかはあなた次第・・・みたいな。

最近編集長との話で雷の話題が出たのでちょっと調べてみると、本当に最近あった出来事だったんですね・・・。具体的には2013年7月8日午後3時半頃に起きた落雷事故らしい。今思い返せば、確かにじいさんも「数年前」とか言ってましたね。

確かに、あの木ってところどころ黒く焦げていて如何にも定期的に雷が落ちているみたいな風貌だったんんですよね。

雷が鳴っても、周りに木があればやつらに落ちて身代わりになってくれるっしょ、みたいに僕は思っていたのですが・・・どうやら相当な認識違いだったみたいですね。
旧岩淵水門で知り合ったじいさんに、当時は「ざけんじゃねぇ」とか思ったりしました。しかし、長い目で見て本当に大切なことを教えてくれたのだ、と今は感謝してます。

じいさん、ハゼは返さなくていいよ。あげる。

皆さんも雷にはくれぐれもご注意を!

No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/bbb42287e61d2d31ddf5d89e0d960b89.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/bbb42287e61d2d31ddf5d89e0d960b89-150x150.jpgいしぽよ釣りTALK事故,注意,落雷,赤水門こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです! 以前、旧岩淵水門でウナギ釣りをしていた時のこと。 その時はウナギ釣りというのは名目だけで、実質は編集長から命じられた心霊調査を行うためにきていたのです。ですが、それまで基本はこうゆうスポットを避けて生きてきたので、怖いのなんの。こうゆう場所では「一人じゃない」って感じることが恐怖を乗り越える秘訣だと思うのです。前回の石神井の心霊釣行で忠犬を召喚したように、「自分の命を守るために身代わりにできる何か」の存在が不可欠なのです。 旧岩淵水門の釣行時も、何かそうゆう身代わりがないかと周囲を見渡し、見つけた精神的支柱がこちら。   木。 旧岩淵水門の傍に腰掛けた時にちょうど背後に生えていた木。立派な一つの生命であり、魑魅魍魎から襲われた時にこの木一つあるだけで戦う勇気が湧く。それに、夏の変わりやすい天気から僕を守ってくれる存在として、当日の僕の精神的支柱になっていたのです。 雷の多い時期でもあったため、もし雷が落ちてもこの木が身代わりになって、僕の命を守ってくれる、なんて思っていたのです。 その木の根元に腰掛け釣りをしていると、たままたま隣でハゼ釣りをしていたじいさんと知り合いました。約30分一緒に釣りをし、じいさんの晩御飯のハゼを調達してあげたりしていたのです。ですが、恩知らずにもじいさんは帰り際に爆弾を落として行きました。 僕:帰られるんですね。お疲れ様でした。 じいさん:この木、数年前に雷が落ちての。人が死んでるから気をつけなよ。 僕:はい? 僕:この木ですか?僕がこのポイントで唯一心の拠り所としていたこの木ですか!? ・・・・ ・・・・ 「全っ然いらねぇよその情報!ハゼ返せ!」 ってその時は思ってました。これからこの心霊スポットで夜釣りだというのに、自分が今座っているまさにその場所で、釣り人が実際に無念の死を遂げたという情報など・・・。 一方で、じいさんも相当ご高齢だったし、勝手に昔の出来事みたいに思っちゃってたところがあったんです。都市伝説じゃないけど、信じるか信じないかはあなた次第・・・みたいな。 最近編集長との話で雷の話題が出たのでちょっと調べてみると、本当に最近あった出来事だったんですね・・・。具体的には2013年7月8日午後3時半頃に起きた落雷事故らしい。今思い返せば、確かにじいさんも「数年前」とか言ってましたね。 確かに、あの木ってところどころ黒く焦げていて如何にも定期的に雷が落ちているみたいな風貌だったんんですよね。 雷が鳴っても、周りに木があればやつらに落ちて身代わりになってくれるっしょ、みたいに僕は思っていたのですが・・・どうやら相当な認識違いだったみたいですね。 旧岩淵水門で知り合ったじいさんに、当時は「ざけんじゃねぇ」とか思ったりしました。しかし、長い目で見て本当に大切なことを教えてくれたのだ、と今は感謝してます。 じいさん、ハゼは返さなくていいよ。あげる。 皆さんも雷にはくれぐれもご注意を! No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン