どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
荒川中流がずーっと渋い。
本来そんなものではあるのだが、先月まで調子よかっただけに、とてつもなく渋く感じてしまう。もはやナニをしに荒川へ行っているのかわからなくなってきたほどである。
釣れすぎても飽きる、釣れなさすぎても辛い。この両極端の切り替わりがおおよそ3月と4月の境目であった。
所謂バチ抜けが終わるとこうなるのはわかっていたのであるが、それにしても厳しすぎやしないだろうか。
恐らくだが、過去の統計で考えるとこの厳しさはポツポツと釣れながら5月いっぱい続き、6月で少し回復、7月で時々爆発、8月は暑すぎてポツポツ、9月以降秋に突入して爆発、11月半ばで終了と言ったとこではないだろうか。
この秋の爆発がどのぐらいの爆発力があるかが問題である。秋と言えば日中でも激しくベイトフィッシュをシャローで追いかけていて、ポーンと軽くルアー10メートも投げて、足下にルアーを通せばガガガガっと食ってくる季節である。
去年の秋もよく釣れたが日中に上述したような群れにぶつかる事がなかったように思う。ほとんどが暗くなってからの時間での釣果だ。その反面、コンスタントについ先月まで釣れ続けていた。これはちょっとした異常事態ではないか。
この異常事態がこれからのシーズンにどのように影響してくるのか。
何はともあれ、シーバス釣りたい!あぁ荒川の神様、サイズなんかどうでもいいです!釣りたいです!
なんだよ20センチかよ!とかもう言いません!
お願いします!
もはやいつの出来事だったのか忘れてしまったのだが、デイシーバス狙いで猫ポイントへエントリーした時の事、なーんだかイヤだなぁ〜怖いなぁ〜と思いつつもバイブを表層に通してくると、ズズググググと言う感触。
あぁ、間違いない。これはコイの予感。
予感は見事に的中。
しかもでかい。そして強烈な引き。シッポにスレ掛かってしまった。
どう考えたってシーバスのそれとは違うのだが、ランディング寸前にあれ!?コイかと思ったらシーバスだった!などと言う奇跡が起きやしないかと限りなく0に近い可能性に光りを求めてやりとりをする。
ツリーバオリジナルPEライン(0.6号)はこんな事ではびくともしない事はもうわかっている。
レギュラーテーパー、ライトアクションのロッドもブチ曲がっているが、問題ない事ももうわかっている。
問題は露出している乱杭だ。
あすこにへーられちゃぁたまったもんじゃねーってんだ。
とか思っているとやっぱり入った。
接近戦なら抑えられるけれども、乱杭は20メートルか、30メートル、もっと遠くか、もはや左右へコントロールできるのかできないのかの距離である。
護岸にあがって自身が接近する事も考えたが、せっかくかかった魚、それじゃぁつまらねーってもんだ。
なんとかかんとか巨大鯉をコントロールしゴロタ場に近づけるが、重すぎてどうにもならない。買ったばかりのタモ枠とアミは使いたくない!でもハンドランディングは無理!
どうにかしてネットに入れた。
その時、グシャ!
ネットのシャフトがグシャグシャに割れた。。。
やりとりしている時から何やら黄色いものが背びれにくっついているのが見えていたのだが、ワタシのルアーが割れてくっついたのかと思っていた。
が、しかし良く見るとビーフリーズがくっついている。ワタシと同じようにこのコイをスレ掛けてしまったアングラーが他にもいたようだ。
フックがボロボロに腐食している事から、結構な長期間ルアーを背負ったまま生活していたのであろう。
食おうとしたルアーがくっついちゃったならまだしも、一方的に背びれやシッポにルアーをひっかけられ、なんだかわからぬまま捕獲されてしまうコイも気の毒である。
あと1ヶ月、活性の上がったハクレンが表層でエリア10でもスレ掛かる季節がやってくる。
恐怖だ!
荒川、いや、荒怖だ!
それではコイのスレヒットに気をつけて、今日もNo Tsuri-ba! No Life!