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その思い、俺が受け止める!荒川漂着物テンガロッドで魚を釣る♪

こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!

荒川の水辺を歩いていると様々な漂着物に出会う。以前葛西橋から荒川河口にかけて散策しているときも、様々な漂着物と出会いました。中には頑張れば使えそうなルアーを拾って得した気分になったものも。


 

バッタ少年のように絶対に見つけたくないものを見つけてしまうようなケースもありますが、「なんか面白いものないかな~」って楽しみが荒川散策にはあるのです。

伝えなければならないことは、漂着物には「人の思い」が詰まっているということ。ただのゴミではない、それぞれの漂着物には今もどこかで生きている人、または過去にどこか生きていた人との語られないストーリーがあるのです。

瓶に詰められた手紙だけではない。でっかいシーバスに憧れて購入したポッパー、十五の夜を偲んで手に入れた尾崎のCD、全てに人の思いが詰まっている。

そんな何とも言えない楽しみがある荒川散策。今回の散策場所は葛西橋から上流域の釣り場でした。小松川リバーステーション付近を歩いていると、本日の主人公にである物体に出会う。何かは知らないが、とてつもなく目を惹かれたのだ。

何ですかねこれ?僕は知らないんですけど。

この漂着物の用途については全く、全然知らない。

だが一つ言えることがある。

人の思いが詰まっている。

この白い物体に何の用途があるかは全然知らないのだが、この物体を見た瞬間に一人の男の思い、寂しさ・無念・・・何とも言えない感情が伝わってきたのはなぜだろうか。

すぐに手をとって元所有者の「思い」に考えを巡らせてみたいところだが、同時に「触れたくない」と思わされるのはなぜだろうか。

しかし、包装も剥がれ藻が生えていたりと、相当な期間荒川を旅をし、ここに辿りついたと思われる。元所有者の使用の痕跡が残っているとしたら絶対に触れたくはないが、おそらく長旅の間に生態系における分解者達によって浄化されているだろう。

もはやこの白い物体は元所有者の「思い」だけを胸に荒川河川敷で眠る哀れな漂着物。このまま見捨てては土に埋もれ、荒川の土壌を汚す害だけの存在になってしまう・・・・

ここでこいつを見捨てては男がすたるのではないか・・・分かったよ。

その「思い」俺が受け止める。

「こいつでどうか魚を釣ってくれ。」

そういうことですよね?元所有者さん。

・・・・

ということで、この白い物体を使って釣りをしてみようと思います。

釣り場として選んだのは船堀橋下。土砂降りの雨に打たれ、やっとのことで雨宿りスポットで釣りができると思いきや・・・・。

もう帰ろかとも思ったが、元所有者の「思い」を無下にはできない。雨に打たれながら釣りを開始。

でも、この白い物体を使ってどう釣りをしようか・・・。ルアーにしようか、ウキとして使おうか・・・・とも考えたが、いまいちピンとこない。ルアーに関しては編集長の得意分野なので彼に譲るとして、ウキもこいつで魚信が取れるような大物が来るとは思えない。

・・・・

ならアレしかない。

●ンガロッド完成♪

なぜでしょう。製品名も用途も全然知らないけれど、なぜかネーミングが降りてくる奇跡。天才ですかね?

糸と袖鈎、イソメを付けてハゼを狙ってみましたが・・・全くアタリが来ない・・・ていうかアタリがわからない。

その後も色々試してみるが、ハゼの到来はない。

仕方ない・・・・翠祥、許せ。


翠祥の悲鳴が聞こえてきそうだが、魚を釣り上げねば正にただのゴミ。こいつの人生に価値を見出すには魚を釣り上げるしかないのだ。何度やっても「右に曲がる」という謎の現象も起きたが、それもそれで「思い」の現れ。これでミャクは取りやすくなったハズだ。が、

 

アタリなし。

環境的にはハゼがいないハズはないのだが・・・雨で濁っていたため活性が低いのか?

アタリのなさと雨に打たれた寒さで心が折れて10分間チャレンジの後、ンガロッドを放置。

すると・・・・




今どこで何をしてるのか、お名前も顔も存じ上げない元所有者さん。

ハゼじゃないけど・・・

確かに「思い」受け止めたよ。

続き:【荒川ブッコミ】●ンガ2個+αシーバスゲット♪ 雨に打たれながらの修行釣行!

No Tsuri-ba! No Life!