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【荒川シーバス2017】ズズ、ズズ。。。引っ張れば動く謎の根掛かり。。。正体がやばかった!

どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

ソフトバンクからdocomoへの乗り換えでiPhone Xをドコモオンラインショップから注文したのをすっかり忘れていたのだが、発送通知のメールで忘れていたそのことを思い出した。

届いたのはいいのだがMNPだからなのかシステム的にWEBからの切り替えがてぎすサポートセンターで切り替えをしてもらい無事に使えるようになったiPhone X。

噂通りカメラの性能は凄まじく、スーパーRetinaと相まって実に美しい。

擬似的とは言えポートレート撮影での被写界深度も自然で一眼レフのズームレンズで撮ったような効果が簡単に得られる。

まだ使い込んでいないが、単焦点レンズほどの被写界深度にはならなそうだ。

ただ一つ不満があるのは6の時からそうだが、飛び出したレンズである。

5sまでは背面ガラスの内側にレンズが設置されツルっとフラットでテーブルに置くと吸い付くほどでその精度と美しさに驚いた。

これだけが本当に残念である。

さて、そんなiPhone Xを手に入れてのだからここはやはり冬のシーバスを撮影しなくてはなるまい。そうでなければ14万もするiPhone Xを手に入れた意味がないのだ。

まぁ、色々と割引はあるが。

この思いを果たすべく、もはや極寒となった荒川ナイトダンディズムへと向かうことにした。

12月6日 20時30分〜22時30分

中潮下げ三分ぐらいのはずが七分ぐらいの感じ

ほぼ無風

極寒

 

いよいよ荒川中流のシーズンは終わり、真冬の様相である。

しかしワタシにはシーズンオフはない。

いつだってシーズンオンなのだ!

オンしちゃうのだ!

ブフォアオッ!

極寒の相棒イージスオーシャンに身を包み快速シーバス号で信号待ちをしていると向こう側に見えるのは荒川ナイトダンディズムでお馴染みのオヤジZさんだ。

すれ違い際に状況を聞いてみると生命感ゼロの何も反応無し、ただの荒川とのこと。

やはりそうか。。。

もう帰ってビールを飲みたい衝動をグッと堪えてまずはストラクチャーポイント1へとエントリーする。

うーん。

ワタシの感覚的には流れが強すぎる。

アップでもダウンでもやり辛い!

そんな中にある流れが緩むポイントが狙うべきポイントなわけだが、反応はない。

ストラクチャーポイント2へとスライドし、もはや儀式と化しているザ・暗闇照らしで誰もいないことを確認し、広い範囲でルアーを引いてみるがこちらも反応は、無い。

ただの荒川のようだ。

この二つのポイントで少し時間を使いすぎてしまったが、猫ポイントへと移動しあらゆるレンジをあらゆるルアーで四方八方狙ってみるがまるっきり反応はない。

釣れてもあまり嬉しさを感じないローリングベイトで深めのレンジをゆっくりとひいてみる。

強い流れの中をクリクリとローリングしている感触が伝わってくる。

ただ、あまりレンジを下げすぎると手前にある謎の何かに根掛かりするのである程度引いたらロッドを立てる。

まだ大丈夫。ギリギリボトムを触らないか、触っても何もないはず。

まだ大丈夫。まだ、もう少し、

ゴ!

ゴガガガ!

ん?前あたりか?

ズブ!

残念ながら根掛かりである。。。

でもこんなところに根掛かるようなものなどあっただろうか。

届きそうにないが、アレをやるしかないのか。

めんどくせー

そう心の中でひとり呟くとレスキューロボを出動させる。

スルスルスル

スルスルスル

メインラインとリーダーの結び目にぶつかる感触はあるが、クリップにはどうしても届かない。

仕方あるまい。

メインラインを手にグルグルと巻き、直線的に力の限りを込めて引っ張る。

ズズ

え?

うーりゃー!っともう一度力いっぱいに引っ張る。

ズズ

まじか?

まさか水死体じゃないだろうな。。。

すっげー重いけど引っ張るとこちらに寄ってくる。

なんだよまじで。。。こえーよ。。。

ズズ、ズズ

近づくにつれワタシの緊張で心拍数は上昇していく。

オヤジZさん戻ってきて!!怖いよ僕!

何はともあれ、とにかく重い。

グローブをしている手が切れそうだ。

ようやく濁った水の中にその姿は見えてきた。

まじか。。。

ここまで来たらなんとか上げるしかないだろう。

リーダーを掴んだところでもはやその重さに耐えられるはずもなく、使いたくはないがイヤイヤながらタモさんを伸ばす。

うぅっ!重い〜。。。

息を切らし、なんとかかんとか護岸に上げる。

ザ!頭陀袋!

まじかよ。。。

しかしこれ、どうしたらいいんだろう。まさか持って帰って捨てるわけにいかないし、こんなところに置いとけば誰かがつまづいたりするかもしれない。そしてなによりも中に一体何が入っているのか。。。

仕方ない。頭陀袋様にはお帰りいただこう。

ドボーン!

泥だらけの手とロッドに意気消沈し、持ち物全てを投げ捨てたい気分のまま納竿することにした。

息が白くなるほど寒い中でも頬を伝う涙は暖かかった。

iPhone X最初の写真が頭陀袋である。

そう、iPhoneならね!

それでは今日もNo Tsuri-ba! No Life!