どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
ホーム荒川中流域では瞬間的な反応はあれど連日ズーボーの日々である。
なんとかしたい!
それでいてデイゲームがやりたい!
はて、どうしたものか。
前日に妻の目を盗み短時間釣行のつもりが長時間となり、予想通り怒られたわけだがこれで懲りる私ではない。
ツリーバで記事を書くため、そして釣りをするためならなんでもするのだ!
そこで、うまい言い訳が思いつかぬまま怒られるのを覚悟で富津釣行を強行することにした。
怒られる恐怖と釣れる喜びを天秤にかけた、と言うわけだ。
12月17日 9時30分〜16時
大潮ド干潮付近
暴風
まぁまぁ寒い
6時に目覚ましをセットするも何だかんだとモゾモゾしているうちに時は経ち出発が8時頃になってしまったが、到着した頃はド干潮、サーフでシーバスをやるにちょうどいいだろうと見込んでいた。
何も言わない、何も見ないを貫き通し消え入るように静かに家を出る。
後のことは後で考えればいい。
無事に出発できた喜びと不安入り混じるなか、首都高を走ると暴風であることが判明する。
風速を全く気にしていなかった。
いや、これは妻の怒りが引き起こしているのかもしれない。
カーレディオの交通情報では強風のためアクアラインは50キロ規制になっていると言う。
これはあかんやつや!
辰巳ジャンクションに向け走っているが、今なら葛西臨海公園に変更できる。
どうする?まだ間に合うぞ、今なら間に合うぞ。
どうする?
しかし、風向き的に逃げ場が無いだろうと踏み、予定通り富津へ向けアクセルを踏む。
首都高湾岸線からアクアラインへと入り、走り慣れた道をひた走る。
富津中央で降りると目指すは大貫漁港だ。
サーフに挟まれたこの漁港は港内はもちろんのこと、サーフでの釣りが思う存分楽しめる。
暗くなるまではサーフシーバスと決めていたので海に向かって左手の海岸からエントリーする。
だめだ!暴風!
全然ルアーが飛ばない。。。
それでもなんとか風が一瞬弱くなるタイミングを見計らって岬沿いにランガン、キャストしていく。
あの消波ブロックの先にニョキっと顔を出しているのは戦時中の遺構か何かだろうか。
そしてあの先にはみんな大好きヌーディストビーチが広がっている。
男だらけのヌーディストビーチ!
ウフン♪
真偽のほどは定かではないが、噂によるとそうらしい。
だーれもいない。永遠だーれもいない。
そして暴風アンド暴風、それと暴風、それから暴風。
これはあかんやつや!
引き返すにも風に押し戻されなかなか前に進まない。
ひとまず港を挟んで反対側の海岸へと移動するとかろうじて風を背にしてキャストできる小堤防がある。
先端から真横にキャスト。風に乗ったルアーはものすごい距離を飛んでいく。
スイッチヒッターはラインの出方からして100メートルぐらいはとんでいそうだ。
しかし、投げども投げども一向に反応はない。
ランチタイムに普段使わない頭を使ってこんな時あなたならどうすると自問自答し、とりあえず布引海岸なら風裏になるんじゃないかと下洲漁港の方へと移動してみると、
あれ?釣り人がいっぱいいるぞ?
以前は大掛かりな工事をしていて完全に封鎖されていたのだが、釣りができるようだ。
ここでは本当にいい釣りをした思い出があり、私にとっては超一級ポイントである。
イカにメバルにムラソイにアイナメにギンポにドンコに。。。
あぁ、思い出したら目から水が。。。
しかし当時あった4メートルぐらいの高さですれ違いが怖いほど幅の狭い恐怖堤防はなくなり、広い範囲で埋め立てられている。
あぁ、なんてことだ。。。
恐怖堤防から見下ろす漆黒の沈みテトラ周辺にはメバルがたくさんいて、デイゲームでバカスカ釣れたと言うのに。。。
内側の小堤防とテトラ周辺も一級ポイントなので、時間は早い気がするがまずはメバルを狙ってみる。
あぁ、久しぶりにこのテトラの上に立った。上の子が生まれて間もない頃にイカを釣って以来ではないだろうか。
沖にあった沈みテトラもすっかりなくなり、狙い所がわからない。
渓流竿に電気ウキの超シンプル仕掛けで20センチオーバーのメバルが連発した思い出の沈みテトラ。
あの頃の楽しい思い出をワタシにもう一度!
そんな願いも虚しくメバルの反応も1ミリもない。
新設された堤防へ行ってみるとスミ跡いっぱい!
マジか!
エギ持って来ればよかった。。。
しかし後の祭り、今はメバルに集中するのだ。
何をどうしても反応がない。
飽きてきた!
そこで、シーバスタックルに持ち替えひたすらキャストするがやはり反応はない。。。
富津の神さま、荒川の神さまに見捨てられたワタシをどうかお救いください。。。
反応なし。。。
夕刻も迫り本日メインのメバル狙いで大貫漁港のL字堤防先端へ行き、いい感じに水位の上がった風裏、そして堤防のキワッキワを打つも全く反応なし。。。
埒があかない!
大貫最大の堤防の風裏を探るも反応無し。
これは高潮の被害だろうか。少し前はしっかりと立っていた金網がひしゃげている。
先端が立ち入り禁止になっている小堤防の風裏も反応無し。
どこもかしこも反応無し。
その上天気予報では弱まりそうな雰囲気の風は風向きが変わっただけで相変わらず暴風。
もはや限界である。
翌日が休みならこのまま風裏求めて彷徨ってもいいのだが、流石にそう言うわけにも行かない。
天を仰ぎ、跪き、涙を流しながら納竿することにした。
ワタシの覚悟とは一体なんだったのか。
年内になんとかチャンスを見つけメバルを釣りたいものである。
それでは今日もNo Tsuri-ba! No Life!