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【荒川シーバス2018】逃走不能のドM釣行!自作ルアー縛りの緊縛フィッシング!ズパーン!

どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

豪雨や雷雨の予報、速報が流れ、本格的に梅雨入りしたのだなと季節の移ろい感じる日となったこの日、夜は関東でも雷雨の恐れ・・・

雨だけならまだしも、雷はやめて・・・

数年前に岩渕の赤水門付近で釣り人に落雷し亡くなられた事故があった。どんなに低品質な海外製安物釣竿にも必ず雷や電線への注意書きが貼られていることからもわかるように、雷が鳴っている時には釣りから撤収する、これが鉄則だ。

カーボンが電気を通す材質だからと言うよりも雷は一番近いところ、つまり高いところへ落ちるのだから長いものを振り回していてはいけないのだ。

雷雨になりませんように・・・

自然の力に勝てるはずもなく、ただただお怒りが鎮まるよう祈るしかない。

祈りが通じたのか、天気予報や雨雲レーダー、雷レーダーからは釣りに差し支えるような悪天の報は消えた。

我々ファーザーズアングラーは行ける時に行くしか無い。

さぁ行くのだ!ファーザーズアングラーよ!立ち上がれ!

お告げに従い何も迷うことなく快速シーバス号に乗り、夜の荒川ダンディズムへと向かうことにした。

6月12日 20時30分〜22時30分

大潮下げ五分ぐらい

雨が降りそうな曇り空

少々強い北よりの風

肌寒い

 

前回の記事で日々の釣行に自作ルアー縛りと言うスパイスを加えると宣言した。したのだが、

揺れるココロ。揺れる想い。

自作ルアーで釣れなかったら、あぁやっぱりスーサン持ってくればよかった、とか、ソルトペンシル持ってくればよかった、とか、後悔するのではないか。

悪魔が囁く。

ベストのルアーポケットに保険で2個だけ忍ばせておいた方がいいんじゃないか?バレやしねーよ!

天使が囁く。

そんなことでいいのですか?それではアナタの人生もずっと忍んで行くことになりますよ?

えぇい!持って行くのは自作ルアーだけだ!ばかやろー!

悪魔の声を振り切り自作ルアー専用ケースを用意し、そこに自作ルアーだけを放り込んだ。

これがワタシの自作ルアーだ!写真左からご紹介しよう。

■シャローAR80F2
自作ルアー挑戦初期にバカスカと72センチを筆頭に爆釣した名作をモディファイ。ウォブンロールするけど早まきすると破綻するフローティングミノー。

■シャローAR80F ディアボロ2
アクションは小さいが早まきにも対応。80F2よりもレンジが下がりシャローではハゼなどを捕食しているシーバスに効く、と思っているフローティングミノー。

■シャローAR-POP
飛沫を飛ばすポッパーとしてもS字で泳ぐフローティングペンシルとしても使えるトップウォータープラグ。つまりはポッパー。

■シャローAR-Fローリングスペシャル
シャローAR-POPを作ろうとして間違えて逆さまに作ってしまったが、失敗が成功を産んだ何気に素晴らしい泳ぎをするフローティングミノー。

■シャローAR-Sローリングスペシャル2
自作ルアー挑戦初期にバカスカ釣ってしまった多面体シンキングペンシルのモディファイバージョン。コロコロと転がるように水面を泳ぐのが特徴で水面/水中ドッグウォークも得意。ちょっと重いけど。

■シャローAR-Sペンシル
バチ抜けシーズンに活躍するかと思いきや魚をバラしたシンプルなシンキングペンシル。つまり普通のシンキングペンシル。

■シャローAR-Sミノー
フローティングミノーとして作るはずが水面直下のシンキングミノーになった失敗が成功を産んだルアー。ジャークベイトとしても素晴らしい動きをする。

■エイリアンルアー
世界が震撼したリドリースコット監督の映画「エイリアン」をモチーフとしたお湯粘土で作ったお湯さえあれば進化できるシンキングペンシル。卑猥な形であるとの噂もある。

■シャローARバチスペシャル
バチ抜け特化型として作られた細身のシンキングペンシル。水面直下を引き波立てて泳ぐその姿はバチそのもの。しかしその実力は多岐に渡りジャークベイトとしても優秀。しっぱいして顎下にガン玉を追加したのが正に玉に傷。

と、ざっと10個ほどである。

これらを持ち、猫ポイントからエントリーすると夕方まで降った雨の影響だろうか、小さな魚からこの季節としては珍しいサイズのボラまで複数のベイトフィッシュたちがザワザワと賑わしており、時折追われているような雰囲気もある。

期待を込めてフローティングミノーから通してみるが反応がないため、シンキングペンシルのドッグウォークやトップウォーターのドッグウォーク&スプラッシュなど水面を意識しているシーバスを誘い出そうと試みるが反応がない。

魚のざわつきに翻弄され少々時間を使いすぎてしまった気がするが、埒があかないためストラクチャーポイントへと大きく移動するとこちらも同じようにザワザワと水面を賑わしている。

持っているルアーのほぼ全てをローテーションし、アクションを変えつつ様子を見るが、やはり反応はない。

しかしこうした飽きてしまうような場面でのモチベーション維持が自作ルアーだと段違いであることに気が付いた。

日頃であればとっくに飽きてしまうのに、なんとしてでも自作ルアーで釣りたい!

自分が生み出したルアーで釣れると証明したい!

釣るしかない!

と言う気持ちになっているのだ。

これにはワタシ自身驚いた。むしろ逆を想像していたからだ。

この気持ちが何かを変えたのか。

シャローAR-Sローリングスペシャル2をキワッキワで水面ドッグウォークさせながら引いてくると、チュパン!と小さな水柱が上がった。

これは!

少し流れのある中へフルキャストすると着水から泳ぎ始めでズパーン!

あんな遠くであのサイズがかかったら気絶しそうなほどに楽しそうなのに!

くそーぅ!

立ち位置をスライドし今度はキワッキワをアップで通すとズパーン!

まじか!

次はダウンだ!

チョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッ

ズパーン!

こんどこそキタ━(・∀・)━!!!!

慌てずゆっくりフッキング!

ズバババババババババババ

サイズの割に力強い引きをしているが目の前ヒットですぐにキャッチ。

水位が下がり魚が泥々になってしまったが、40UPの綺麗な銀ピカシーバスさんだ。

この時、時刻は22時。つまりタイムリミットである。これで納竿すれば実に美しい釣行だ。

しかしこの活性、まだまだ行けるはず。

むしろこれからだろう。

帰ったら頑張って洗濯すればいいんだもん!

えぇい!行ってしまえ!

30分の延長と決めストラクチャーポイント2へと移動。シャローAR-Sローリングスペシャル2をダウンでドッグウォークさせるが、反応はない。ただベイトフィッシュはこちらにもたくさんいるようだ。

少しスライドしてアップで通す。

チョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッ

来るか?来るか?来るのか?出るのか?

ズパーン!

キタ━(・∀・)━!!!!

ここで慌ててはいけない。少し待ってから電撃フッキング!

バルルルルルルルルルル!

これは久しぶりにいいサイズだ。

少し緩めのドラグがジーッ、ジーッと断続的な音を立てる。

テンションを抜かないように気をつけながら足元まで寄せ、タモを伸ばそうとしたその時、

ブンッ!

スポーン!

バラした瞬間のルアーロケット攻撃!

母親に怒られている子どもが叩かれるのではないかと頭を押さえ身をかがめる防護ポーズをとる。

まじか・・・

これ以上移動する時間はない。やるとすればもう一度同じ場所を通すしかないのだが、さすがにもう出ないだろう。

チョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッチョッ

来るか?来るか?来るのか?出るのか?

ズパーン!

またキタ━(・∀・)━!!!!

ここで慌ててはいけない。少し待ってから電撃フッキング!

バルルルルルルルルルル!

今回もまたいいサイズだ。

少し緩めのドラグがジーッ、ジーッと断続的な音を立てる。

テンションを抜かないように気をつけながら足元まで寄せ、タモを伸ばそうとしたその時、

ブンッ!

スポーン!

バラした瞬間のルアーロケット攻撃!

母親に怒られている子どもが叩かれるのではないかと頭を押さえ身をかがめる防護ポーズをとる。

まじか・・・

なんで同じこと2回やってるんだよ・・・

国が国であればもはやただでは済まない失態である。

欲を言えばトップウォータープラグで出したかったところだが、トップでは何をしても出ない、でも水面ドッグウォークのシンペンには出る。これがわずかなようで実は大きい違いなのだ。

それはさておき一つの自作ルアーで3ヒット、水柱複数の反応があったのだ。

恐るべし、シャローAR-Sローリングスペシャル2。

やはりワタシはルアー作りの天才なのかもしれない。

明日からは自作ルアーだけで十分であると言うポジティブな気持ちでこの日は納竿することにした。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!