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【伊豆の釣り】ストレスMAX伊豆釣行! 踊る阿呆に釣る阿呆 ~稲取篇~

こんにちわ。メソポタミアンナカガワです。
皆さん最近釣りできてますか。

僕はできていません。
こいつらのせいで。

愛が止まらない!じじぃスローロリスにご満悦
新橋サラリーマンオヤジ後ろXメンがフサフサの理由!指毛もフサフサだよ♪

じじぃが変なサルに色気づいてんじゃねぇ!
オヤジXは黙ってスカルプDしてろ!

制御不能の二人。
編集長に相談しても無視されるし、
他のスタッフと言えば聞こえてるのにお地蔵のような顔をするだけなので、ストレスMAXです。

オトナ、キライ。
そんなアホバカゴミスタッフたちから離れるために、ふらり伊豆に行ってきました。

休みの朝。西伊豆あたりまで行ってやろうと思ってたんですが、身体が動かず全然起きれず、起きたら昼前でした。

すべてを放り投げたい気分になりましたが、車をかっとばし、途中もうどこに向かいたいのかも分からなくなって、気が着いたら稲取に着いてました。

稲取は伊豆をひたすら南下すると出てくる、一見地中海にある島みたいな形をした風光明媚な漁村です。
人口は7000人もいないんじゃないでしょうか。郵便番号は4130411です。

金目のお店の周辺は混んでいるけど、それ以外の場所はいつものんびり、最高です。

海を見てようやくテンションが上がり、
「ルアールアー!」と思いトランクを開けた瞬間、ベランダに陰干しして忘れたタックルの映像が脳裏に。。

代わりにそこには夏に酔っ払った時に上州屋で買った初心者用海釣りセット(針&ウキ×1)が…
ウキひとつに針ひとつ。日没まで30分。針を取られたら終わりのかつてないデンジャラスなラウンドになりそうだ…。

漁港周辺には派手な服を着たマイケル・ジャクソンみたいな人物はいたものの、堤防は意外と空いている!
おじさんがたまにコッパメジナをロボットのように無表情で釣り上げているくらいだ。

時間もない、頭は冴えない、手持ちの武器からして、メジナはまず狙えないだろうとどうにか判断、
マズメのカサゴあたりをターゲットにとらえ堤防スレスレに攻めこむことにした。

イソメは贅沢な一本掛け、カサゴへの最高にして最大のアピールをよろしくぅ!

入れた瞬間踊り狂うイソメ。そこに早速ものすごいスピードで突っ込んでくる
大きな多数の黒い影…!

これは!

フグじゃねぇか。。!
無駄にデカいんだよ!

とはいえ今日の状況では危険過ぎる。。!
1本切られたら終わりのデンジャラスマッチには危険過ぎる相手だ。
しかも多勢に無勢!!

ただ疲労でもうこれで良いのかも正直よく分からない!
とにかくフグが攻撃を仕掛けてくる度に、こちらも地上でダンサーのように奇妙な踊りを踊って避ける!

踊る僕の傍らでは、コッパメジナおじさんが見て見ないフリをしている。

猫は眠くて白目をむいている。

夕陽は笑う。おじさんは笑わない。

西日が当たる。おじさんは笑わない。

奥さんが迎えに来た。おじさんは笑わない。

3分後。結局フグを釣ってしまう。
透明度が高過ぎんだよぉぉお、つい合わせちゃうでしょぉがぁ

とはいえかろうじてラインは大丈夫!
もう残り時間もカウントダウンが始まっている。

おそらく最後の一投になるだろう。

じじぃ頼む、じゃなかった伊豆の神さまぁぁぁぁ!

ユラリ。

また黒い影が現れた。

フグか、フグなのか!?

その瞬間、青イソメにかぶりつく魚影が目に入った。

ほらきたフィーッシュオンンンンッッ!

んああああああああああああ!(心の声)

時間ギリギリ、最後に現れたのは、彼だった。

アナハゼさんこんばんは。先生さようなら。

20cmくらいだったが、じじぃ&オヤジXに疲弊している今の僕にはこれくらいで満足だ。
まだ釣り続けて良いですか、仕事続けて良いですか。
じじぃ殺めて良いですか。

自問自答を繰り返しながら、ある結論に達した。暮れゆく稲取の山々に言いたいことがあった。

逝ね!じじぃ。
帰りたくない帰りたくない帰りたくない帰りたくない帰りたくない帰りたくない帰りたくない帰りたくない