どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
さて、いよいよシリーズ最終回となった今回の第5夜。最後の最後でオヤジxが男を見せてくれました!男を見せてくれた動画を今回は公開!
実は第4夜からオヤジXの家庭の事情で少し間が空いてしまい、釣行日は12月に入ってからとなってしまった。5夜連続とはいかなくなってしまった。
寒気が入り気温は11月と比べてもグっとさがり、もはやシーバスのシーズンは終わったのではないかと思える。
もちろん過去の経験から12月でも釣れる事は知っているが、相当厳しい挑戦となる事は間違いないはず。
今回はいつもより早めに釣り場へと入ったオヤジX。
また早退したのかと聞いてみたところ、取引先との打ち合わせから直帰したとのこと。
オヤジXでも取引先と打ち合わせをする事があるのかとちょっと驚いた。
同僚からの飲みの誘いを断って直帰してきたとのこと。さすがオヤジXである。
風はほとんど無いものの、空気はしんとして冷たい。さすがのオヤジXも今日ばかりはコートを着ている。なおさら変態感が出ている。
今日のオヤジXはフローティングミノーのデッドスローで攻める作戦のようで、中古で買ったkomomo SF110をメインに探っていくようだ。オヤジXらしくネチネチと。
潮はタイドグラフではこの時間下げはじめのはずだが、実際にはまだ上げている。きっと河川だからだろう。タイムラグがあるのだ。
まずは下流方向へキャストしてナチュラルドリフトでストラクチャ周りを攻める。
前回の反省からか、とても慎重にリトリーブしているのが見ていてわかる。ピックアップまでじっくりと攻める。
ときおりトゥイッチを入れてリアクションバイトを狙う。
まずはセオリー通りの釣りである。
セオリーを破るのも釣りには必要なメソッドだ。
オヤジXは今度は上流側へとキャストし、一直線に足下までルアーを引いてくる。流れに逆らう形でのリトリーブになるため超デッドスローだ。
同じラインを流してもリトリーブの早さを毎回変えてシーバスの反応を伺うが、シーバスからのコンタクトはなかなか無い。
やはりこの季節は厳しいのか。
しかし魚は絶対にいる。そう信じるしかない。
ルアーをX80に変えレンジを下げて狙う。
これにも反応が無い。
次はsu-sanに変えレンジを少し上げてみるが、これにも反応がない。
段々とオヤジXの表情から生気が消えていく。それでも今夜が最終日とあってか、無心に投げ続けるオヤジX。会話はまったくない。
こんなに真剣なオヤジXを見るのは初めてかもしれない。同僚や後輩の女子たちもまさかオヤジXがこんなに真剣な顔をするとは思ってもいないのではないか。家庭ではただただ空気のように過ごしていると言うが、今も生気も無いがオヤジXの気配が完全に消えている。
ツリーバの立場としても今日はなんとしても釣ってほしい。短時間の会社帰りの釣りでも楽しめると言うことを実証したいのだ。そのためにはオヤジXに実践してもらい、実績を残してもらうしかない。
再びkomomoに戻して潮止まり近い下流方向へキャスト。デッドスローでリトリーブしていると、イナッコの群れだろうか、下流から上流へゆっくりと泳いでいく波紋が現れた。
群れの近くまでkomomoが来た時、リトリーブをグっと止めるアタリ。
シーバスなのか、ゴミなのか、はたまた根掛かりなのか。
ズシっとした手応えで微妙に抵抗している。
間違いない、シーバスだ。釣られた事に気づいていないのだ。
慎重にアワセを入れた途端に走り出すシーバス。
少しドラグを緩め泳がせる。引き寄せるの繰り返し。
エラ洗いで見せた姿はなかなかの良型だ。僕にも緊張が走る。今度こそなんとか釣り上げてくれオヤジX。
しばらくのやりとりの末、無事にハンドランディング成功。
うれしさと、ホッとした気持ちとが入り交じり、力が一気に抜ける。
よかった。僕がやりたかった事が実証できた。
オヤジXもホッとしたのか、表情の緊張がすっかり穏やかになっている。
オヤジXと握手を交わす。ナイスフィッシュ。よかった。本当によかった。
サイズは70センチ近い良型だ。
リリースの瞬間を是非ご覧いただきたい。
これで今回の新橋サラリーマンオヤジXのお父さんでもできる仕事帰りのシーバスフィッシングに挑戦は完結となりますが、今後もオヤジXにはいろいろな挑戦をしてもらおうと思っています。
これを見て1人でも多くのお父さんが挑戦したいと思ってくれたら幸いです。挑戦したいけど、いろいろわからない事があると言う方はお気軽にコメントください。また、荒川でシーバスをやってみたいと言う方も現地ガイドもしますのでお気軽にお問い合わせください。
実はあなたの隣にオヤジXがいるかもしれませんよ。
それでは今日も、No Tsuri-ba No Life!