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【編集長の人間模様観察】有楽町の谷ラーメン。一度食べたら忘れられないうまさ。

どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

今回はヒビヤだけに日比谷からほど近いとあるラーメン屋の話である。

ワタシがかれこれ15年以上お世話になっているライターさんが店主の嫁になりたかったほどに入れ込んだラーメン屋である。

シンプル、これぞザ・ラーメン!キングオブラーメン!

 

昼飯を求めてスーツ姿のビジネスマンたちが古さと新しさをまぜこぜにした街を彷徨い歩くとある天気のよい昼下がり。

有楽町のガード下にある谷ラーメン。

満席のカウンターに座る客の中でスーツじゃないのはワタシだけだ。

何か罪悪感にも似たものを感じながら始めて来た店の雰囲気に馴染むまでスマホをいじる振りをしながら、あたりを見回す。

客が来るたびに高倉健よろしく頑固そうな店主が言う、いらっしゃいまし。

せ、ではない。し、だ。

そのしが、死を意味しているのではないかと思わせるほどの殺伐とした空気。

やもすれば機嫌を損ねた店主は鍋を置いて静かに出て行ってしまうのではないか、そんな空気である。

ワタシの前に運ばれたうまそうなワンタン麺。

箸を取るため隣のビジネスマンに、前失礼します、と言うと、麺を頬張ったビジネスマンが、フォッ!と言った。

ワタシは笑うのを少し我慢していると、突然けたたましい音で携帯が鳴った。

誰だ!マナーモードにしてないやつは!殺されるぞ!

すると店主がスッと立った。

この中の誰かがあの中華鍋で殴打され殺される!

あ、俺か!とニコニコしている店主。

ワタシはあの店主に夢中である。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

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