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【編集長の人間模様観察】半蔵門の萬来軒。高い熱量は伝搬し、360度回り回って元に戻る謎の慣習。

どうもこんにちは!ラーメン大好き小池さんのラーメンがものすごくうまそうに見えてたまらなかった少年時代を過ごした編集長のヒビヤです。

半蔵門。

その一角に昭和と言う激動の時代に取り残されてしまったかのような店がある。

萬来軒だ。

あれだけチャーハンがうまかったのだ。他のものもうまいに決まっている。

まさかの神がお冷やを運んでくるなりニラレバ定食を注文する。

あいよー!レバニラー!

レバニラー!

レバニラー!

熱が伝搬するように、まるでこだまが響くように厨房で働く男たちに注文が伝わっていく。

いや待て、ニラレバと言ったはずだが確かにレバニラと聞こえた。メニューを見るがニラレバで間違いはない。

スーツ姿の男が店に入るなり生姜焼き定食を注文する。

あいよー!焼肉ー!

焼肉ー!

焼肉ー!

ちょっと待て、ニラレバとレバニラの違いはさしたることではない。しかし、生姜焼きと焼肉では一般的に思い描くものは似て非なるもの。

聞き間違いとは考えにくい。店の慣習なのか。

ここで本当に焼肉定食が出てきたらあのスーツの男はどうなるのか。

怒り狂いテーブルをひっくり返し、あるいはフロア係の男の後ろからタックルをするかもしれない。

落ち着かない気持ちでいるとスーツの男に料理が運ばれてくる。

あい!生姜焼きー!

口に含んだ冷水を吹き出そうになるのを必死に堪える。

あのスーツの男も注文したものと違うものが来るのではないかとドキドキしていたに違いない

この店が大好きだ!

それでは今日もNo Tsuri-ba! No Life!

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