どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
この記事の釣行前日の土曜日、風邪の影響で咳が止まらず、午前中は病院へ行き大量の薬をもらう病人なのだが、妻も子どもたちもいない事をいい事に夕まずめ前からエントリー、ランガンした。が、まったくアタリすら得られずに19時になってしまった。
ストラクチャーポイントに入ると下げに転じた流れでゴミだらけ、一投1ゴミで釣りにならず、移動しようかなぁと思っているところへ偶然「オヤジZ」さんがやって来られた。
少しレクチャーとポイントガイドさせていただき、もう少し下げの潮流が起きてくればゴミもはけて、ベイトも集まり、秋爆になる?とか思いつつ、飽きてきたのもあり、オヤジZさんがお子さんのお迎えに行くと言うので、ワタシもそれに合わせて納竿した。
暗い荒川河川敷をチャリで走るアラフォー二人。
藪の中へ入って釣りをするアラフォー二人。
土曜の荒川ダンディズム。
11月6日 15時30分~17時30分(のはずが18時30分)
小潮上げ二分ぐらい
晴れ
少々強い風
今日から妻が10日間ほどの海外出張で子は昨日のうちに妻の実家に預けてあるので、釣りしたい放題である。
とは言え、荒川中流域の場合は、よーし!お父さん夜までやるぞ〜!と張り切って朝からやると途中で飽きてきて結局いい時間帯を逃すパターンになる、かと言って朝方のワタシは深夜深い時間の釣りはあまりしない。翌日が起きられなかったり、起きてもフラフラしたり、ダメになってしまうからだ。
つまり、夕まず目から2時間程度がちょうど良いのだ。
平日なら20~23時ぐらいまでの間。
帰ってからビールを飲んでくつろげるぐらいがちょうど良い。
誰もいない我が家で久しぶりにダラダラしながら過ごし、フジテレビのノンフィクションが終わり競馬番組になった頃、ゆっくりと準備をして三代目快速シーバス号に乗り、ゆっくりと荒川を目指す。
ワタシの大好きなダラダラの上げ、小潮で水位はあまり上がらなそうだが、それがまたいいのだ。
それと大抵のアングラーは下げ狙いで入るので、上げで入ると空いていて都合もよい。まぁ、もともと空いているエリアではあるのだが。
と、天邪鬼っぷりを発揮し、今日もMMMポイントからエントリーする。
ダラダラ潮はいいのだが、水位は思ったよりも低く、ロッドを目いっぱい高く掲げてソルトバイブを引いてきてもボトムタッチしてしまう。
根掛かりさえなければボトムタッチによるルアーの挙動変化は味方になることも多いので、根掛からない事を祈りながら広い範囲にキャストして探っていく。
昨日20メートルぐらいラインを出したコイともシーバスとも判断しにくいヒットがあった場所をボトムを感じながら引いてくると、
ンゴゴゴゴっとした手ごたえでシーバスがヒットした!
40センチに満たないが、
みんな大好きデイゲームで釣れるシーバスはなんだか格別である。
上げの潮流が効き始める予定の時間を待ちながらキャストしていたのだが、飽きてきたので少しだけ日頃は入らないポイントをウロウロとするが、反応がない。
遊びに来たJKが二人、怪しいワタシを見ているだけだった。
元の位置に戻り、去年の今頃に買ってまだ釣果の無いX-80SWを取り出す。このX-80、ボディカラーは黒がメインでセンターに明るい緑色のラインが入っている。
まるでカワサキのモトクロッサーのようでかっこいいのだ。魚らしい色の配色は一切ない。さすがメガバス。
X-80はこれまでにも何個か使っているのだが、ランカークラスをかけた時に某社のPEラインがブレイクしたり、荒川特有の物体Xに根掛かりしたりと、なかなかその素晴らしい性能を活かしきれていなかった。
今回のエリアは水深30センチ~奥で1メートル、たぶん2メートルは無い程度のドシャローではあるのだが、手前のゴロタや杭さえ気を付ければ根掛かりはないので、X-80をベイトの動きが怪しいポイントへと送り込みロッドを立ててゆっくりと巻いてくる。
X-80は早巻すると強いウォブリングを発生するのだが、極スローではフルフルフルと不規則に小さくハイピッチな動きをする。そう、スーサンと同じような動きをするのだ。この小さなフルフルがシーバスには効くようである。
そういう意味ではローリングベイトも同じかもしれない。なぜだかわからないのだが、釣れてもあまり嬉しくないルアーなので持ってはいるが、あまり使う事がない。不思議なルアーだ。
ただ、スーサンは扱いやすいのだが、飛距離が今一つなので、MMMポイントのような広大な干潟の先にある駆け上がりを狙おうとすると難しい。
潮流時間には入っているがほとんど流れの無い中、X-80をアップでフルフルとさせていると、ボトムタッチする前にコツっと小さなアタリが出たのですかさずアワセを叩き込むと、
乗った!
バシャバシャ!バルルルルルルルル!
なかなかいい引きをしている上に遠くでかかったのでやりとりが面白い。が、あっと言う間にランディングとなり、計測すると残念ながら60には届かずではるが、56センチの銀ぴかナイスシーバスだ。
この時点で17時15分。短時間でこれだけ楽しめれば十分。理想的である。
しかし、人の欲とは深いもので、不確かなものへの好奇心は止まる事を知らない。
猫ポイントからストラクチャーポイントを少しだけランガンする事にし、大きく移動する。
猫ポイント周辺にもベイトの気配が丁度いい程度にあり、期待するものの、反応はない。ここは根掛かり王国なので、あまりボトムを攻める事ができないポイントだ。
そのまま徒歩でストラクチャーポイントへと移動し、いつもの立ち位置からX-80をキャストした瞬間にルアー着水点と同じライン上の河川敷に性少年少女がいるのがうっすらと横目に見えた。
キワッキワへキャストするつもりだったので万一の事が頭を過ぎり、動揺して変なところに着水。危うく障害物にひっかけてしまうところであった。
水辺からは離れているものの、なんとなくキワッキワへのキャストはやりづらい。
少しずらして二投目をキャスト、ロッドを高く掲げた状態でフルフルと引いてくるとゴゴっ!とした感触でシーバスがヒットした。
サイズは40センチと言ったところか、水面をバシャバシャとやっているとイチャイチャしている性少女の方がこちらを気にしだした。
そりゃそうだ。
イチャついている最中に突然やってきた怪しい男が得たいの知れぬそこそこ大きい魚を釣っているのだ。気にならない方が不思議だろう。
こちらも、どうだ!ビックリしただろ!などと思いながらやり取りをしていると、足元でバレてしまった。これ以降反応がなくなり、ストラクチャーポイント2も広い範囲で探ってみたが、反応はなかった。
早く帰って誰もいない事をいい事に大音量で映画を見るため、これをきっかけに本日は納竿することとした。
夕まずめで3ヒット、1バラシ、短時間釣行の理想的パターンであった。
それでは今日もNo Tsuri-ba No Life!