どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします!
年末の釣り納めは納めきれないほどに悔しい結果となり、今も頭から離れないでいるが、みなさんはどんな年末年始を過ごされたのだろうか。釣り、家族旅行、帰省とそれぞれに楽しまれたのではないだろうか。きっと疲れてしまった方もいることだろう。
ワタシはと言うと、悔しさを抱えたまま30日から元旦にかけて片品のスキー場でショートスキーを楽しんできたのだ。近くにステキな管釣りがいくつもあり、誘惑に負けそうになりながら子どもを前に抱えてスキーをやらせ、キンダールームで子どもたちが昼寝に入った隙にクローズギリギリの1時間で単独滑走を楽しんだりと、疲れつつも充実した年末年始となった。
18の頃からスノーボードをやっていたのだが、事あるごとに発生するビィンディングの脱着など色々と煩わしくなってしまい、今は両手両足が使えるショートスキーだ。ウェアはDCのスノーボード用だが。
元旦は午前中だけスキーを楽しみ、帰りに妻の実家に立ち寄ったのだが、思ったよりも早く到着し、赤久縄に行きたい気持ちを抑えるのに必死であった。
いつだって頭の中は釣りでいっぱいなのだ。
ドタバタと忙しい年始がようやく落ち着いた三が日最後の日。2017年の荒川初シーバスへと行くことができた。
ただし、夜はイタリアンを作ると言う約束があっての釣行、去年のように30分の延長すら許されない短時間勝負だ。
ズルズルと延長でもしようものなら命が危ない。
確か去年はまだ日のあるうちにエリアトッターで73センチオーバーが釣れ、夕まずめにリップレスミノーで75.6センチが釣れた。これはかなりの奇跡であるが、今年はどうなることやら。
1月3日 15時前~17時
中潮上げ始めのはずが下げ終盤
晴れ
少々強い風
正月と言えば凧揚げ、凧揚げと言えば荒川、と言う事でグラウンドには数々の凧が上がり、小さな子どもたちの賑やかな声が響いている。
快速シーバス号で凧揚げをしている家族の横を通り、MMMポイントへと近づくと投げの先行者がいたので、大きく移動し猫ポイントへとエントリーした。
子どもたちが大きな石を川へボッチャンボッチャンとブン投げている。
少し離れたところでルアーを投げてみるが、どうにもこうにも落ち着かず、集中できず心霊開墾ポイントから心霊岬へとランガンする。
水位は少々低いものの、いい具合に下げと反転が重なりシーバスがベイトを待ち構えていそうな雰囲気が出ている。
ワームの前にクルーズシンペンを手始めに通してみるが、反応はない。
まぁまだ始まったばかりだ、と、ひとりごちたところで5グラムのジグヘッドにセットした魅惑のバクリーフィッシュを通すが、こちらも反応がない。
さっさと移動したいところなのだが、さっきの子どもたちが核心部へと石をブン投げはじめたのが見える。
こりゃぁ、あのポイントは無理だなぁと思いながらも早く投石大会が終わらないかなぁと横目で見つつ、今回新たに投入したスリートラップ初め、ソルトバイブ、X-80をありとあらゆるパターンで通すが、やはり反応はない。
もはや一か所にいるのは我慢の限界となり、ストラクチャーポイント2へと移動し護岸をランガンしながらバクリーフィッシュとスリートラップで探ってみるが、反応はない。
一番のお気に入りストラクチャーポイント1へとスライドし、年末のヒットと同じようにロッドを立て、5グラムのジグヘッドにセットしたバクリーフィッシュ、スリートラップをチョンチョンとやってみたり、スローに通してみたり、ワンダーにしてみたり、ローリングベイトにしてみたり、あの手この手アソコもココもやってみるが、反応はない。
残り時間あと20分、投石の子どもたちもいなくなったようなので、そこに入るか、MMMポイントへ行くか、などと上の空でスリートラップをスローに通すと、
ガチっ!
根掛かりである。
上向きのシングルフックなのに一体何にひっかかっているのか。実は本日2回目だ。
思わず合わせを入れてしまい、事態を悪化させてしまった。
めんどくせー。
もしかしたらワームとジグヘッドのサイズを落とした方が反応があるかもしれない。が、これ以上は落としたくない拘りもあり、釣りたい気持ちと拘る気持ちが葛藤する。
どうにもこうにももう限界です!
と頭を掻き毟り、心がボロボロになるまでは今のサイズを最低ラインに設定しようと思う。
クリップの根本からリーダーが切れてしまったので修復していると、ツリーバをご覧いただいていると言うアングラーさんがやってきた。
以前、テナガエビ釣りをされていた時に少しお話をした事のある方で、タダモノではない雰囲気を感じていたが、色々とお話をしていると元々バスをされていて、なんとオールドバスタックルでシーバスをされているとの事。
興味津々でタックルを見せていただくと、50年前のダイレクトリール!ロッドもかなり使い込んだ味のあるショートロッドだ。60年前のリールも持っているそう。
しかもそのタックルで以前70センチをかけたそうで、とても嬉しそうに話してくださった。本当の意味で釣りを楽しんでいらっしゃるのがヒシヒシと伝わってくる。
いつも荒川河川敷の散歩ついでに大切なタックルで30分程度釣りをされているとのこと。
なんて理想的な釣りなのだ!
道具を楽しむ、散歩を楽しむ、さらに釣りも楽しむ。
楽しみに楽しみを重ねて楽しみを追加していく。釣りとは本来そうやって楽しむものであるはず。ワタシも見習わないといけない。
ツリーバをとても参考にしてくださっているとの事で、エリアトッターを中古で見つけたと見せていただいた。
おぉ!赤ヘッドのエリアトッター!我が戦友!なんと懐かしい響き!
源流の釣りやバスの釣りなどではタックルを楽しんでいるアングラーをよく見かけるが、歴史の浅いシーバスではあまり見ない気がする。しかし流用すればオールドタックルを使ったシーバスフィッシングだって楽しめるのだ。
サイズや数もいいが、もっともっと釣りそのものを楽しむと、身近な釣りも世界が広がるのではないだろうか。
今のワタシで言えばその楽しみは自作ルアーだ。
帰宅後は約束通り、ペスカトーレ、チキンとブロッコリーのトマト煮、カリフラワーとタコのフリッターを作り、さぁ食べようと言うところで上の子は寝てしまい、下の子は発熱。。。
それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!