どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
ドバっと気持ち悪いほどのバチ抜けが起きたり、多少バチ抜けが起きても良さそうな雰囲気でも全く起きなかったり、全然バチパターンで釣れなかったりと苦戦が続いている荒川中流域だが、先日もお伝えしたようにボラの稚魚だろうか、メダカサイズのマイクロベイトたちが出始めている。
地域によってはミニカリを使ったマイクロベイトパターンで釣れているようなので、もしかしたらバチ抜けは早々に諦めてこちらもマイクロベイトにシフトしていった方がいい釣果が出るのかもしれない。
ミニカリやシンゾーベイトあたりがいいのではないだろうか。
またはハピソンのかっ飛びボールなんかを使って飛距離を稼ぎ、ノーシンカーワームなんかもいいかもしれない。
と、二年ぐらい前にハピソンさんのモニターをさせて頂いたのだが、いまだ釣果を出せずにいる。
とは言え、マイクロベイトの釣りもそれはそれで難しいのだ。
狂ったように起きるライズ、逃げまどう小魚のボイル、水面をワシャワシャとにぎわす小魚の群れ、シンペンを通そうがワームを通そうが、トップウォーターでチョンチョンしようが、ルアーを全くもって無視する難しいシーズンである。
シーバスたちはどんな心境で餌を追いかけまわしているのか。
こういった事がシーバスは簡単だけど難しいと言われる所以であり、アングラーを虜にするのだ。
管釣りなどはちょっと違うが、クリアな水でネイティブなルアーフィッシングをされている方ならよくわかると思うのだが、フィッシュイーターは本当に獰猛だ。
猫がオモチャを追いかけまわすように、じっと様子を伺っていたかと思うと目にもとまらぬ速さでルアーを捕食する。これがルアーフィッシングの醍醐味でもある。
のんびり屋さんに見えるメバルなんかも食いが立っている時は恐ろしいほどのスピードと執念で泳いできて食いつく。
源流のイワナは目に入ればとにかく遠くから猛スピードでやってきて食いつく。
青物は猛スピードで泳いでいるそのままのスピードで一心不乱にメタルジグに食いつく。
もはやルアーなんてなんでもいいんじゃないかと思うぐらいに。
とにかく分かりやすい釣り、それがルアーフィッシングだ。
しかしシーバスにおいてはバッカンバッカン捕食しているにも関わらずルアーになかなか反応しないのだ。
以前富津のシャローで60~80ぐらいはありそうなシーバスがボッカンボッカンやってて、いくらルアーを投げようとも反応せず、AREA10EVOを早巻してようやく釣れたのが30センチぐらいのシーバス1匹だけだった。
かと思えば水中にできた道のようにアミがフワフワしている時の日中に大き目のグラスミノーLを普通に通したら釣れた事もあるし、もはやシーバスの気持ちがよくわからない。
こちらから積極的に大きくエリアを変えてシーバスを追いかけられればまた違う結果になるとは思うのだが、そこが限られた時間とポイントで釣りをする我々ファーザーズアングラーには難しいところであるのだが、それでも成立するから我々ファーザーズアングラーはシーバスをこよなく愛してもいるのだ。
早く子も一緒になって魚を追いかけまわすような釣りをしてくれるようになると、また変わってくると思うのだが。
以前、ワタシが愛してやまない桧枝岐川で早朝の5時頃に親子4人が釣りあがっていく姿をみかけた事があるのだが、理想的な家族だと思った。
父、母はフライ、成人してる年頃であろう今時っぽい息子と娘はルアー。狭いポイントで4人は多すぎるとは思うのだが、それは別としても素晴らしい家族である。
我が家の場合はなぜか下の子、娘の方が釣りに夢中で上手なので父娘での釣行となるかもしれない。それはそれで楽しみだ。
まだ長尺の竿が持てないだろうと、養殖場で子どもたちに釣りをさせた時のこと、娘は当時2歳にして短い渓流竿を片手で持ち、養殖の丸々と太ったイワナと格闘してしまったのだ。しかも陸揚げまでしてしまう。
息子の方は両手で竿を持ち、その手ごたえだけが楽しいようで、なかなか陸揚げしようとせず、かわいそうだから早くバケツに入れてやれと言ってもずっと手ごたえを味わっていた。
釣りはそもそも残酷な遊びだが、いたぶるような楽しみ方はいけないのでこのあたりは厳しくしている。
もっとやりたいもっとやりたいとその重さ1キロに達し、3600円で買うはめになったのはいい思い出である。
話が逸れたが、結論を言うと、
荒川中流域はいい年に当たらないと秋しかイージーには釣れない!
今年はせめて夏以降はそうなってほしいものである。
3月もまだまだチャンスはある。しかしまぁ4月になればもっと簡単にポツポツと釣れ始めるでしょう。
それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!