どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
1月の見えないバチ抜けから数えるほどしか良型はかけられていないが、その全てをバラすと言うバラシの妖怪、バラシ―の呪縛に縛られ今年はキャッチできた最大サイズが40センチそこそこと、サイズだけで見れば今一つであった。
ただ、サイズは小さくとも新作自作ルアーで複数釣れたりと状況の悪い中でも楽しい事はあったのだが、いかんせん手ごたえが全然物足りない。
そうこうしてる間に難しいマイクロベイトのシーズンに突入し、ヒットポイント、出方からして恐らく稚鮎を意識したシーバスじゃないか?と思える良型がヒットするも2日連続でランディングミスでバラすと言う国が国なら大変な事態になるであろう失敗をしてしまった。
あれから3週間、雨の日も風の日もありとあらゆる手段を使うがグイウーパイセン、ゴイニーパイセン、あるいは子シーバスはかかるが、思うようにはいかなかった。
そして迎えた夜の上げ。天候、潮汐、気温、時間、この日の条件にワタシは自信を持って挑むことにした。
4月20日 20時30分〜22時
くもり
小潮の上げ一分ぐらい
少々強い風
魚がよく釣れる潮汐の条件として上げ七分の下げ三分と言われるように先人達も水位が高い時、かつ潮が動いている時が狙い目だと教えて来た。
その教えは今も変わらず釣り人達はその短いジアイを狙って釣行することが多い。
しかし時間も天候も潮汐も選んで釣行することができないファーザーズアングラーならではの経験で知っていることがある。
ド干潮、上げ始めでも釣れると言うことを。
水位が低くなるとマイクロベイトが岸に寄ることを。
そして条件の悪い日にはアングラーが少ないことを。
何も迷うことなくこの日も大好きストラクチャーポイントへと向かいながら途中のポイントを見てみるがやはりアングラーは誰もいない。
場荒れしないこう言う時こそが狙いどきなのだ。
その時は誰もいなくても条件の良い日というのはなんだかんだバッティングしないだけでアングラーが入っているものである。
ストラクチャーポイント1に入ると水位は思った以上に低く、まずは表層から探りを入れて行く。
AREA10、リップレスミノー、ワンダー。
しかしどれも反応はないのだが、小さなベイトフィッシュたちが集まっている気配がある。
フックにくっついて来たのはハクだ。
となればこの季節に大活躍する小さいフィンテールバイブの登場だろう。
まぁ、毎回使ってはいるのだが。
私はこの季節、このルアーに大変な信頼を寄せている。
本当の理由はわからないが、フィンのヒラヒラがマイクロベイトのような動きで効いているのではないかと思うのだ。
向かい風に逆らうようにアップでキャストし、水位が低いので根掛かりさせぬよう両腕をめいいっぱい上げ、手首でツーンツーンフワーフワーっとリフトフォールさせながら通す。
やはりダメか。。。
と思いつつも、この条件ならいるはずだと気持ちを切り替えルートを変えつつ通してくるとすぐ足元、フォールで手には伝わらない程度の静かな当たりが出た。
電撃フッキング!
キター!ズババババババ!
これはいいサイズだ!
絶対にバラさねーぞ!今度こそ!
ドババババババババ!
エラ洗いも素晴らしい!
エキサイティーング!
弱らせる前にサッとランディングをする。弱らせないのなら陸にあげるなと言う気もするのだが、速やかに計測と撮影をし、リリース。
60UP!
イエス!
あぁ、なんて嬉しいのだ!
もうこのまま寝てしまいたい。
去年は数もサイズも釣れすぎてこの感覚を忘れていたのではないだろか。天狗になっていたのではないだろうか。
いつまでも眺めていたいほど綺麗な魚体だ。
頭を切り替え少しスライドし、今度はクロスでルアーを同じように通してくると数投目で同じような静かな当たりが出た。
電撃フッキング!
キター!ズババババババ!
これもいいサイズだ!
今回も絶対にバラさねーぞ!
ドババババババババ!
エラ洗いも素晴らしい!
エキサイティーング!
キャッチしたシーバスを計測すると先ほどのよりは小さいが、こちらの方が引きが強かった。
もう何にも言えねぇ。
このまま帰っても良かったのだが、心霊開墾ポイントのドシャローを見てみると大きめのベイトがボイルを起こしている。
追われてるのか?
ここもシャローランナーがボトムに触るほど水位は低いが先ほどと同じようなルアーローテーションで通してみるが、何かの魚に触るがあたりはなかった。
なんだかんだとタイムリミットまでランガンし、今夜は本当の満足感を噛み締めながら納竿することとした。
大変満足である。
そしてライトアクションのショートロッドで釣るスズキクラスは半端なく面白い!
それでは今日もNo Tsuri-ba No Life!