こんにちは!ツリーバライターのイシザキです。
ヒアリ退治③の続き。
ヒアリ捕獲のための罠を設置し、しばし公園内を散策。
1時間後。午後2時半頃。そろそろ罠のチェックに向かわねば。
次々の仕掛けを回収して回る。
早く釣りしたいし。
おっ、蟻。
黒いし、多分ヒアリじゃないっしょ。
よっちゃん左横にいる怪しげな2匹については気づかすスルー
チョコさんの玉にかぶりつく無数のアリたち。
僕が晴海での釣りで想像したチラリズム刺激作戦はチョコさんの予想外の姿によって失敗したが、成果を上げねばならぬ働き蟻たちにとっては餌としてのわかりやすさが大事らしい。
でもやはり黒いな。
黒いけどヒアリっすよね!?ねっ?環境省外来生物対策室先生!
ヒアリではないもの
・黒いアリ(ただし海外には黒いヒアリ類もいます)
・2.5mm以下の小さいアリ
・赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないもの
【PDF】ヒアリの簡易的な見分け方 暫定版(2017.7 環境省外来生物対策室)
第一条件によりNo!を突きつけられる。だが、括弧書きの中の注目すべき記載がある。
よし!国家権力ですら気づかぬ黒いヒアリの日本侵入の恐れがあることを編集長に報告しておこう。
きもっ。
アンパンマンゼリーの丘陵地帯に群がるアリたち。
きもいけどヒアリっすよね!先生!
ヒアリではないもの
・黒いアリ(ただし海外には黒いヒアリ類もいます)
・2.5mm以下の小さいアリ
・赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないもの
【PDF】ヒアリの簡易的な見分け方 暫定版(2017.7 環境省外来生物対策室)
黒くて小さい、しかも驚くほど無個性に量産された働きアリ達。一点の迷いもなく先生から「No!」を突きつけられる。
続いてべっこう飴の回収へ。
まじか!緋色のアリ!
間違いないっすよね!とうとうやりましたよ!環境省外来生物対策室先生!
ヒアリではないもの
・黒いアリ(ただし海外には黒いヒアリ類もいます)
・2.5mm以下の小さいアリ
・赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないもの
【PDF】ヒアリの簡易的な見分け方 暫定版(2017.7 環境省外来生物対策室)
驚くほど小さく無個性な彼ら。
先生からの答えはやはり「No」だった。
が、まだ期待の星であるイソメの回収が残っている。
・・・・?
いくら探しても見つからない。
生きたイソメが自力で移動したことを考慮しても明らかに何者かによって持ち去られたとしか考えられない。
プラス思考で考えよう。
おそらくヒアリの旺盛な食欲によるものだろう。
こんな短時間にあのサイズのアオイソメを跡形もなく平らげるとは、なんと恐ろしい生き物でしょう。
あるいはアオイソメのアピール力が激しすぎたのか。
ヒアリの気配を感じてきたところで、一応の、本当に少ない可能性だが、他に容疑者に目を向ける。
お前か?
お前なのか?
はたまた貴殿か?
最後の頼みの綱である煮干し回収へ向かう。
・・・
これまた跡形もない。が、容疑は固まった。
お前だろ!
サザエさんを見ていた僕からすればお魚を咥えて逃げる動物というのは、どら猫しかおらん。
夏の自由研究であるヒアリ退治はヒアリ捕獲すらかなわず終了。
だが、「見つからなかった」という結果自体はむしろ歓迎すべきものではないだろうか。
小学生時代からむしろ退化したかのような研究結果をひっさげて荒らした公園を掃除し、公園を後にする。
大井ふ頭の皆さん。僕のヒアリ自由研究はどら猫によって阻止されたよ。「人のため、道のため」に働くって大変ですよね。日本の平和はあなた達の手にかかっています。
不本意ながら僕はこの後に釣りに行って魚を釣るという重大な使命があるのです。
後は任せた!さらば!
No Tsuri-ba! No Life!