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【都内釣り】見よ釣仙人・・・これが笹竿の妙技よ!(水元公園)

こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!

釣仙郷にて仙人の啓示を受けたかのように笹竿を作成、小川沿いに腰掛けます(前回記事)。

心を整え、笹竿を振る。

完璧すぎる・・・

まさに自分が思い描いた通りの釣仙スタイルが実現。
これで魚さえ釣れれば、もう今日は大満足。

水底に転がっている岩の隙間を攻めていきます。
通常の竿での穴ランガンとは異なり、地べたに座り、笹竿を届く範囲をとろーりとろーりと攻めていきます。

静寂。

シャッシャッという笹の音と川の流水音のハーモニー。
仙人たるもの「動」でなく「静」の中で魚と向き合うべきなのです。
そのように仙人気取り全開で探っていると・・・

コッ・・・・

笹竿から伝わる生命の声。
だが仙人は動じない。
ゆ~っくりと笹竿を起こし、魚と対話します。

ココココッ、ココッッッッッッ!

無駄なことに仙人に抗う生命。
無の境地で笹竿をさばき、抜き上げる。

・・・・

~~~~!

う~~~~~ッッッッッッシャ!

無の境地は何処へやら、喜びを爆発させる。

見たか小動物!
釣仙のみなさん!僕やりましたよ!

ガサガサっとカバンを漁り、
ガタゴトと瓶絵を取り出し、
ジャブジャブと水を汲み取り、
ぽいっとチチブを閉じ込める。

そこへ仙人の一人が通りかかる。

仙人:「その草で釣ったんか!?」
僕:「はい!竿がなくて」
仙人:「本当にか!すごいねぇ!・・・ウキは?どうやって釣るんや?」
僕:「アタリはミャクでとってます!」
仙人:「あら~すごいねぇ!」
僕:「いえいえ、僕なんでまだまです」

やっっっっっっってやったぜ!
釣仙人をギョフンと言わせたぜ!

釣仙人気分を味わうつもりが、釣仙人の反応に快感を覚える。
その後、釣仙人をお見送りし、るんるん気分で釣りを続ける。

すると・・・

 

うい。

チチブ2匹目。計4匹釣り上げる。

続くは、

   

ういぃ~~

ブルーギル。煙たがられる外来種ですが、小物としてみるとなかなか可愛いですね。チチブとは異なるダイナミックな引きが笹竿から伝わってくる。

さらに・・・

うぃぃい~~~~

モツゴ(クチボソ)。The小物も釣れ、絶好調です。レッドでの不調の日々が嘘かのように心が癒されていきます。やはり小物いじめは楽しい!

超絶小物を次々と釣り上げ勢いに乗っているところ、仙人その②が通りかかる。

仙人②:「それでとったんか?」
僕:「はい!笹で釣ってやりました!」
仙人②:「本当か?!すごいなぁ!」
僕:「なかなか当たりとれなくてこれしか釣れてませんが!」
仙人②:「いや~すごい!若いのにもう名人だな!」

おそらくは僕の父、もしくは祖父世代の彼ら仙人は、まるで幼児をあやすかのように褒めてくれます。

それに僕は答える。

どや、仙人達よ!これが次世代の力じゃ!

優越感に浸りつつ、仙人その②をお見送り。
調子に乗って笹竿を踏んでしまい、折れてしまったのでここで納竿します。
仙人達の大きな器に乗っかり、最後まで調子に乗り続けた釣仙郷釣行。
小物いじめの面白さを改めて体感しました。

次来るときはどうやって小物をいじめてやろうか・・・
仙人の皆さん!また来ます!

No Tsuri-ba! No Life!