どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
前回檜枝岐釣行の時のこと、山の師匠の一人、檜枝岐の仙人ことサトヤンさんとの別れ際に「毛バリ」を覚えたらいいよ、との一言でかれこれ7、8年ワタシの心奥深くで眠っていたテンカラへの想いが蘇った。
旧オリンピック会場に並べられた標本がパリンと音を立てて割れ、登場したAKIRAの気分だ。
「やぁ、ひさしぶりだね」
それは職漁師への憧れであり、竿と糸と針と言う錘すら使わないシンプルな釣り、また毛バリと呼ばれる疑似餌で釣れる手返しの良さ、小気味良さそうな振り込みからその思いはつのったものだ。
次の檜枝岐釣行の時には是が非でもテンカラをやりたい。
その想いは日に日にふくらみ、先日の記事に書いた道具を妻には内緒で一式そろえてみた。
テンカラ竿、レベルライン、ハリス、フライフック(100本入り)、ミシン糸、毛(鳥の羽)、これだけ揃えても15000円そこそこだ。
ポケモンと化してしまったシーバスタックルに比べたらとてつもなくリーズナブルである。
そして今回の主役、テンカラ竿はシマノの天平シリーズで3.3メートルのもの。よく聞くメーカーのもので3000円程度で手に入るテンカラ竿もある。
しかし渓流竿で天平を愛用しているので、ここは少し奮発して天平を選んだと言うわけだ。
天邪鬼かつ短めの竿がどんな場面でも好きなワタシは標準的な長さと言われる3.6メートルよりも短めのものをチョイス。
しかも仕舞寸は50cmはないと思われる。バックパックにも余裕で入るほどにコンパクト。
触ってみた感想は、
これで尺上が釣れたら最高や。。。
なんならもっとでかいのが釣れたらたまらない。。。
である。
ラインシステムから見るに結構な大物でも耐えられそうだ。
ラインの重さを使い、ムチのように竿をしならせて降り込むテンカラは渓流竿、特に硬調のようものではやりづらく、少し胴から曲がるものが使いやすいとされている。
簡単に言ってしまえば、柔らかいのだ。なんとなくへら竿に近い気もする。
あとは毛バリを巻いて、黒木メイサがムチを打つシーンを思い浮かべながら振り込めばイワナもイチコロである。
その前になんとなく振り込む感覚はわかるものの、テンカラは初めての釣りなので釣りキチ三平よろしくバケツを置いて庭で練習してみようと思う。
8月の3連休に檜枝岐へ行くつもりではいるので、改めてレポートしよう。
それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!