こんにちは!ツリーバライターのイシザキです!
佃煮の里でのピンハゼ狩りの続きです。
サクラエビを使い、ある程度の数を釣り上げてボウズ連発事故で傷んだ心は無事回復。
次にいとこんを使って釣ってみる。島根では問題なく釣れたが、東京のハゼには通用するのか?
適当なサイズにちぎってワームのように取り付ける。
ハゼの群れがいる岸壁に落とし、ちょんちょんする。
すると・・・
お、釣れる
釣れるよ!
いとこん半端ない!
ハゼ釣りでは手返しが重要なので、ハリは絶対飲まれたくない。なので反応があったら即アワセするのですが、サクラエビだとやはり身持ちが悪いんですね。餌がなくなると、餌をつけてる時間が勿体無いし面倒くさい。そのため自然と積極的なアワセに躊躇するようになってハリを飲まれるというジレンマに陥ります。
これに対して、今の時期のハゼはイトコンでも普通に食ってくるので、身持ちがよくて積極的にアワセができるイトコンはかなり使える。
イトコンで釣れたハゼをツボに入れようと振り返ると、一人のおっさんが狩られたハゼたちを見ている。
おっさん:何を釣っとんのか?
僕:マハゼです
おっさん:結構釣っとるなぁ!よくやんのか?
僕:いえ、あまり。今日は気分転換に(才能よ、才能!)
おっさん:餌は?
僕:イトコンだけです(エビも使ったけど)
おっさん:本当か!そんなん初めて聞いた!ここは良く釣れるんだな〜
僕:結構釣れるんですよ。(だから才能よ!修行し給へ)
おっさん。場所じゃないよ。才能だよ。
久しぶりの釣果に有頂天になってしまったが、やはりイトコンの力には感動しました。
イトコンじゃなくても、イカソーメンを細かく角切りにして釣ったらもっと食い&手返しが良くなって最強だな・・・とか次回のハゼ釣りが楽しみになってきました。てゆうか、ガン玉ですら食いついてたんで、今思えば針にガン玉つけても釣れると思います。
次の釣行に期待を膨らませていると、対岸で紅白小僧2人組がリールのついた竿を使ってハゼを釣り始める。
赤小僧:いっぱい居る!
白小僧:今日の飯分は釣ろうぜ!でっかいので!
青いな小僧。
ハゼ釣りにおいて釣り人の名誉はサイズではない。数なのだ。小さな生命をいくら狩り取ったかで評価が左右される、そんな釣りがハゼ釣りなのだ。勉強したまへ。
赤小僧:・・・あーもう引っかかった。最悪・・・
白小僧:お、キタキター!
赤小僧:やったじゃん!どんどん釣ろうぜ!
白小僧:あー、もうハリ飲まれてる。めんどくさい・・・
小僧・・・しょうがねぇな。
ハゼ釣りにおける時間の大切さをわかっておらぬ。達人になると千を超える釣果を上げるとされるハゼ釣りにおいて、速攻で根掛かりという愚行を犯し、ハリを飲まれる君たちはすでに敗北しているのだよ。修行したまへ。
40分ほどの釣りで多数のピンハゼの命を狩り上げる。シェアハウスでのハゼパ開催には十分な量だと判断し納竿。
これだけの量を釣り上げるのに40分もかかってしまったぜ・・・
僕もまだまだ修行が足りぬな。
内心では久々の爆釣に心躍らせながらも、釣果に納得のいかない達人かのようなポーカーフェイスで公園を後にする。
だが、家に帰って気づく。
かき揚げ一個分あるか?
次回、調理して同居人に食わす!
No Tsuri-ba! No Life!