どうもこんにちは、ツリーバ編集長のヒビヤです。
先日のバチ抜け確認以降、荒川の状況は如何なのだろうか、バチ抜けシーバス地獄状態なのだろうかと気になって夜も眠れない日々を過ごしていた。
この日の日中は比較的過ごしやすく、天気も良く、こんな日の夕まずめにシーバスフィッシングができたら最高なのに、と思えるほど陽気のよかった1月26日。
19時30分
風はほぼ無風
さすがに夜ともなれば風は冷たく、吐き出される息は白い。
エントリータイムは満潮から下げ始めと言ったところだ。
この水位であればバチ抜けが確認できた開墾ポイントの岬根元からタイトにシーバスを探すのが良いだろう。
ポイントに立ちタックルを準備している間に少しずつ目が暗闇に慣れてくる。
核心部水路ポイントへ目を向けると黒い人影がぼんやりと見えるのがわかった。アングラーか?と思ったがロッドを振るしぐさもなく、立ち位置も釣りをするにしてはかなり後ろのようだ。直立不動で立っているように見える。
な〜んだかイヤだなぁ〜、怖いなぁ〜と思ったその時、うぅぅー!
鳥肌がザーッバーッザザー!
それ、ただの散歩の人だったんですねぇ。
あちらからすれば暗闇でヘッドライト点けてゴソゴソやっているこちらの方が不気味であったであろう。
実際にそう思ったのか、キャストし始める頃にはいなくなっていた。
殉職からロボッコップよろしく復活した謎のルアー、エリアトッターを数投するごとにトントンとテンポ良くランガンしていき、核心部の水路流れ込みへと近づくと同時に緊張感も高まっていく。
少し水面がざわついている護岸キワッキワへキャストし、デッドスローでルアーを通すとコクンとしたアタリが出てシーバスがヒットした!
30センチの銀ピカシーバスだ。しかもロボッコップルアーで釣れたことが嬉しい。
ルアーをハードコアリップレスミノーに変え、少し外側のラインを通してくると今度はピックアップ寸前でドクっと吸い込むのが分かるよなアタリでシーバスがヒットした。
ワタシの中でこのピックアップ寸前のヒットと言うのがシーバスに限らず「釣り」での大きな課題であると感じている。油断、焦りによる複合的な要素でのバラシがどうしても解決できないのだ。
源流のイワナ、漁港のメバル、荒川のシーバス、どの魚たちも往々にしてピックアップ寸前でルアーを食ってくる事がある。それによりイイ思いをした事も、悔しい思いをした事も半々だ。
これをせめて70%ぐらいはイイ思いをした!と思いたいところ。
このバラしをきっかけに水路反対側へと渡り、先ほどとは逆側から護岸キワッキワへロボコップルアーを通す。何度目かで護岸にヒットし、とうとう頭だけになってしまった。
サヨォナラァロボォコップ!
ハードコアリップレスミノーに変え同じラインを通して来ると、ゴクグっとしたアタリでシーバスがヒットした!
いい引きをしている。今度はばらんぞと独り言を言いながらやりとりを楽しみランディングしてみると思ったよりは小さいがそれでも53センチのナイスシーバスだ!
なんだか最近はハードコアリップレスミノーが大活躍している。デッドスローでのフラフラとしたウォブンロールが効いているのかもしれない。
去年のような、試行錯誤しても何をどうしても釣れずに頭を掻き毟ることもなくよく釣れている。サイズはともかくだが。
釣れるのはもちろんこの上なく楽しいのだが、ドMなワタシはもう少し何か頭を掻き毟るような刺激が欲しい。
人とは贅沢なものである。
そんなドM刺激とは何か。いまそれを考えている。
でも痛すぎるのはイヤ♪
思いつき次第またご報告しよう。
それでは今日もNo tsur-ba! No life!