こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!
マテガイ料理に加え、ホンビノス他貝類の料理も完成したのでいよいよ実食です。
まず、一番初めに出来上がったマテガイのガーリックバター焼きを実食。
「喰うしかない」とは言ってはみたものの、実際に目の当たりにするとなかなかの恐怖である。現時点では香ばしいガーリックバターの香りを放っており、本来なら食欲をかなりそそられるハズなのだ。はずなのであるが、実際の江戸川の香りと調理前のマテガイの悪臭を体験している僕にはゲテモノにしか見えないのだ。
しかし、貝が死んでしまったからと、前回と同じく実食を拒否するなどという生命に対する不遜な態度をしたくない。
喰うしかない。
まず、貝が割れておらず、比較的安全だと思われた貝を食べてみる。
・・・・
・・・・
!!!!
めっちゃくちゃ旨いんすけど?!
まさかである。割れていない貝でも結構な悪臭を放っていたために、口に含んだ瞬間に人間の防衛本能が発揮され、飲み込むことなどできないと思っていたが・・・
めっちゃ旨いんですけど!
いやでも、問題は貝が割れていたマテガイである。
おそるおそる口に運ぶ。
・・・・
・・・・
!!!!
やっぱ旨いんですけど!?
本当にまさかの事態である。調理前の匂いから察するに、食材として完全にアウトだったが・・・マジで旨い!
防衛本能を発揮するどころか、食道は「ようこそ!」と言わんばかりに全開ガバガバ状態である。
味オンチなので大したコメントはできないが、ムール貝を連想させられました。身もプリッとしているし、ソテーにしたためか味も濃厚!
同居人らの評判も良好!臭いを嗅いで拒否反応を示していたマテ穴のパイセン(同居人C)も「これがマテガイだ」と言わんばかりにマテガイの美味しさを力説。帰りの荷物持ち係に任命されていたパイセンはマテガイをバキバキに割るという愚行を犯したことに負い目を感じていたようであるが、ほっとしたかのようにマテガイをほうばる。
問題のナマケモノであるが、一向に手を出そうとはしない。僕がトイレに行っていた間に食べた旨を主張していたが、おそらく嘘だろう。顔を見ればわかる。
まぁでも他の安全な貝は食べてくれるだろう。僕はナマケモノを信じることにした。
続いて、アサリ、オキシジミ、シオフキガイ、ホンビノスの実食!
まずガーリックバター焼きです。これは言わずともわかるが言う。
旨い!
アサリに関しては普通に美味しいアサリですし、砂を含むことが多いとされるオキシジミとシオフキガイも全く砂感・泥感がなく、とても美味しいです。
外国ではクラムチャウダーの具材として使用されるホンビノス。ボリュームもあり、かなり期待していたのですが・・・
硬い。
バター焼きにし、長時間火を通したためか、歯ごたえがありすぎます。ガムみたいにずっと口の中に残っていました。
ただ、たまーに変な味のする貝が混じっている。人間の防衛本能とはすごいもので口に入れた瞬間に口から飛び出す。僕だけ外れを引いたと思っていたのだが後から聞いらたちゅらさん(同居人D)は我慢して飲み込んでくれたらしい。さすがは頼り甲斐のある我が歩兵である。食べる際に少しでもやばいと思ったらやめたほうがいいですね。
続いてボンゴレ。これも言わずともわかるが一応言うと
旨いです!
貝がうまいのはもう既にバター焼きで実証済み。その上、自分でうまいと思う味付けをしているわけですからそりゃ旨いですよね。
付け加える点があるとするなら、ホンビノスについて。バター焼きだと硬すぎる印象があったのですが、煮るとプリプリした仕上がりになって旨いです!外国でクラムチャウダーの具として食べられるのもそういう理由があるのかもしれません。
同居人らの反応も良い。ちゅらさんから「ちゃんと食わんと何書かれるかわからん」という聞きづてならない発言もあったが、基本的に美味しく食べてくれたよう。だがナマケモノはリビング端の椅子に腰掛け、こちらを伺うだけで貝に手を出そうとはしない。
僕:できましたよ~
ナ:・・・・・
僕:おーい。できましたよ~
ナ:・・・・どれがどれ?
僕:えーと、アサリにオキシジミ、シオフキガイ、ホンビノスですね。オキシジミとかホンビノスはなかなか食べる機会ないですよ~
ナ:ヘぇ。いただきまーす
(観念したのか、貝を一つ手に取り、ほうばるナマケモノ)
ナ:・・・・うまいな。旨い!・・・・アサリ旨い!
安パイとってんじゃねぇよ!
まったく・・・冒険心を忘れたおっさんとは悲しいものである。
結局ナマケモノが食べた餌はアサリのみ。
「食ったからな!」
と吐き捨てて、他の貝に手を出すことはなかった。
数日経った今も健康状態は良好。他の同居人にも特に健康上の変化はないようだ。ナマケモノが食べたアサリがアタリであることを密かに期待したが、どうやら食材として使った貝は全てハズレだったらしい。
とって楽しい、食べても楽しい潮干狩り。日本海側出身の僕にとってはすごく魅力てな遊びでした!また是非狩りに行きたいものです。
ナマケモノよ・・・いつかフナムシ食わせるからな。
No Tsuri-ba No Life