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【荒川事件簿(江東区東砂)】「見つけてくれてありがとう」・・・天国で彼女もきっとそう言ってるよ、バッタ少年。

こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!

ホームとも言える荒川の恐怖をお伝えすることの多いツリーバ。

知らぬが仏かもしれませんが、恐怖に怯えるのではなく事実をしっかり受け止めて恐怖に打ち勝とうではないか、命を落としてしまった人々を忘れてはならないのではないか、そんな色々な思いがあって記事を書いているのです。

でも調べてみるとやはり荒川って色んな事件が起こってるんですね。

今回は最近釣り場調査した砂町水辺公園で起こった事件を調べてみました。

●事件現場

事件現場は東京都江東区東砂の荒川沿いにある砂町水辺公園。

事件当時のニュース記事によると、

・「江東区東砂の荒川沿いにある公園の土手の林」
・「川べりから離れた場所」
・「遊歩道近くの草むらの中」」
・「結構人通りはありますよ、あの辺は。川沿いに近いところですよね。あそこまではあまり行かないんですよね。(近隣住民)


https://twitter.com/ugasu/status/747173539287957505/photo/1

この記事を作成する少し前、僕は荒川・砂町運動公園の釣り場調査を行っていた。葛西橋から河口に向かって釣り場を散策したのだ。上の写真には手前に葛西橋、奥には清砂大橋が見える。遺体が見つかったのは葛西橋よりやや上流域のようだ。葛西橋より上流域は調査はしていないのだが、おそらく下写真にある護岸の裏の林が現場だろう。


いつのこと?

事件当日の少し前から記憶をさかのぼる。2016623日(木)、イギリスではEU離脱の是非を問う国民投票が実施され、僅差で離脱派が勝利。24日(金)、離脱派が勝利したイギリスはEUを離脱。残留を訴えていたキャメロン首相が辞意を表明した。日経平均株価は約16年2ヶ月ぶりの下落幅を記録する。そんな世界経済の大事件の翌々日26日(日)、午後2時半頃。7歳の少年は父親と東砂の荒川土手でバッタ取りをして楽しんでいた。

●バッタ少年の悲劇

バッタ取りを楽しんでいた少年は林の中でうつ伏せで横たわるあるものを発見する。
「人の遺体のようなものがある」。
少年とその父親は警察にそう通報したそうだ。「人の遺体のようなもの」について具体的に述べると、白赤柄のセータ、ズボン、ブラジャーを身につけ、裸足で財布や携帯等の所持品はない。身につけている衣類にかかわらず、頭部の一部が白骨化するほどの腐敗状況から、当初は「性別不明」とされていた。


news.tbs.co.jp

●その後

警察は「身元の特定を進めている」、「殺人や死体遺棄事件の可能性もある」として調査を進めている・・・

とまぁ、ネットをウヨウヨした結果、ここで情報は途切れてしまいました。事件性なしってことで処理されたんでしょうかね?身元は分かったんでしょうか?彼女は家族の元へ帰れたのでしょうか?彼女のことを思うと胸が痛くなります。

彼女の最後については想像の域を出ませんが、気になるのは発見場所。洪水でも起きない限り流れつかないであろうポイントで発見されており、彼女が人知れずここで命を絶ったのか、どっかのクソ野郎に命を奪われたのか・・・・

もう一人気の毒なのは遺体を発見したバッタ少年。彼は今でも、これからも、発見時の映像を忘れることができないでしょう。ただ、彼のおかげで女性は見つけてもらえたのだ。立派のことをしたのだと誇りに思ってもらいたい。おそらく彼女も僕らムサ苦しいおっさん釣り人に発見されるよりも、無垢な可愛い少年に見つけてもらって嬉しかったでしょう。

少年、サンキュ。

彼女もきっとそう言ってるよ。

No Tsuri-ba! No Life!