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【水没注意!】無料!気をつけよう、荒川のウォータースライダー!

どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

先日、ネットでニュースを見ていたら去年のマリンレジャーによる事故者数、それによる死者数の発表がされていた。

全体から見れば釣りによる水難事故者数、死亡者は少ないかもしれない。しかしながら遊びの最中の事故死である。そう考えると決して少ない数ではないと言えるだろう。

我々アングラーは十分な安全装備をし、常に最悪の事態にならぬよう知識を持ち、最善の対策をせねばならない。

先日のこと、エントリータイムがド干潮ソコリ付近となりゴロタも護岸も日頃は水に潜っているところが露出した状態となっているタイミングで荒川シーバス釣行をした。

もちろん安全対策のためにフローティングベストを着用し、フェルトスパイクブーツを履いてはいるが、こういった場所のツルッツルの上ではほとんど効果がない。スニーカーよりはいくらかマシと言ったレベルだ。

滑らぬよう足元に注意しルアーを投げる。

斜面、かつヌルヌルが露出しておりあまり前に出られないためルアーがかなり浅いところを通ってしまう。そのため、お決まりの場所で根掛かりしてしまった。

安全のためにも本来であれば1度河川敷に上がり迂回して根掛かりを外すべきなのだが、面倒に感じてしまい目の前のスロープに恐る恐る右足を乗せてみた。

グリグリズリズリとしても滑らない。

これならOK!と左足を乗せた途端、ズリズリズリと滑り始めマトリックスのキアヌリーブスが銃弾をのけ反って避けるときのような姿勢になる。見えないナニかを掴もうとするが、そこには空しく冷たい空気があるだけだ。

この瞬間から全てがスローモーションとなり、いろんな思い出が走馬灯のように脳内を駆け巡る。

あぁ、河川中流シーバスを初めてやったポイント、ここなんだよなぁ。。。

あぁ、あの時、日中にいきなり釣れたっけなぁ。。。

あぁ、毎日のように長年通ったよなぁ。。。

あぁ、楽しかったなぁ。。。

あぁ、思い出いっぱいの場所でこんな事になるなんて。。。

眼前に迫る水面。もうこの事実からは逃げられない。そして誰にも止められない。

ズザー!バシャーン!

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ウェーディング用のベストを着ていたため、水没と同時にブレーキがかかり、思いの外沈まなかった。下半身は完全に水没。タックルもリールまで水没。

問題はここからヌルヌルの斜面を上がらなくてはならない事だ。ドリフよろしく上がろうとするとツルツルと滑りまたバシャーン。ずぶ濡れになってまた上がろうとするとツルツルと滑ってまたバシャーン。これを繰り返すのではないかと不安になったのだが、まったく滑らない。

なぜだ。

さっきは滑って落ちたのに、登る時はまったく滑らない。

被害状況を確認すると下半身全部と左袖。

あっ!オーバーパンツのポケットにiPhoneが!

大して濡れていない。動作も問題なし。

帰宅後にダウンジャケット、オーバーパンツの下を確認すると、これまた意外や意外、ほとんど濡れてない。さすがミレーのダウンジャケット!オーバーパンツはユニクロの古いものだが、かなり優秀だ。

今回の反省ひとこと。

急がば回れは正しかった!

みなさん、ライフジャケットを正しく着用して楽しい釣りライフを!

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!