どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
先日もお伝えしたが、新しい釣りの相棒、ホンダリトルカブが我が家へとやってきた。主に檜枝岐テンカラ釣行の足として林道を走ってもらうつもりなのだが、これを日頃買い物の足として使わない手はない。
フロントキャリアと前カゴさえ取り付ければ果てしなく便利になる。さらにオフロードタイヤを履かせれば林道も走れる。夢は膨らむ一方だ。
その前に、まずは車体のチェックをしなくてはならない。傷は仕方ないとして致命的なフレームやフォークの曲がり、レッグシールドの大きな割れ、シートの大きな破れなどはない。小さいものはあるがこれは年式を考えれば良い方だろう。
エンジンも一発始動。
少々メカノイズがあるが、特段気になるものではない。
おそらく一度も交換されていないであろうエアクリーナー、プラブなども一通り交換する必要がありそうだ。
まずはオイルをチェックするためフィラーキャップを外す。
無い・・・
Oリングが無い・・・
エンジン周りをよく見てみるとケースからのオイル漏れは無さそうなのだが、フィラーキャップからチョボチョボと漏れ出たオイルで下回りにスラッジのようなものがこびりついている。
これは洗えばいい。
問題はオイルの量だ。
キャップから漏れていたと言うことはかなり減っていることが予想される。エンジン周りの汚れを見てもオイルそのものが相当に汚れていることも予想される。
まずはオイル交換だ。4サイクルエンジンに限らずだがエンジンの血液とも言うべきエンジンオイル、とても大切なものだ。
カブ伝説の一つにオイル交換しようとしたらオイルが出てこなかった、と言う話があるがまさかそんな状態で動くとはにわかには信じがたい。確かに天ぷら油でも焼きつくことなく動いたと言う実験を雑誌で見たことがあるが、オイルが無いのは論外だろう。
排気量のわりにでかいドレンボルトを緩めると真っ黒でサラッサラなオイルが出て来た。が、それも一瞬のこと。
ん?
え?
もう出てこない?
嘘、だろ?
ほとんど入ってない・・・
マジか!
オイル交換容量600ccのうち、100ccも出てこなかったような気がする。
こんなことがあっていいのだろうか。
何はともあれとにかくオイル交換をし、フィラーキャップのOリングをつけ、下回りを清掃、エンジンをかけてみると圧縮もある上に一発始動。何事もなかったように動いている。2万キロを超えているとは思えないほどにメカノイズも静かになった。
恐るべし、カブ。
圧縮があると言うことはもちろんオイル上がりなどの症状もない。クリアな排気ガスが出ている。
なんなんだこのエンジン。。。
湾岸ミッドナイトのS30ぐらい不気味である。
調べてみると高回転でずっと走ることが多いカブはオイル消費がどうしても激しくなるようだ。ワタシと同じ経験をした方もかなり多い。
カブ伝説は本当だった!
それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!