どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビーバです。

ホンダのスーパーカブと言うオートバイをご存知だろうか。バイク好きな方もそうでない方もその存在は何かしら私生活の中で見たり、知っていると思うのだが、蕎麦屋さんやラーメン屋さん、寿司屋さん、新聞屋さん、郵便局員が乗っているあのバイクだ。

一代でホンダを築き上げた本田宗一郎と藤澤武夫が作ったホンダが世界に誇る名車である。

NSXでもS2000でもS800やS600やS660でもない。

ホンダの名車はこのスーパーカブなのだ。今のホンダがあるべき姿を支えた一台と言っても過言ではない。

2017年、販売台数は世界累計なんと1億台を超えた。

こんなオートバイは世界中を見回して見てもスーパーカブだけだろう。

これだけの販売台数を誇るにはわけがあり、エンジン、フレームともに頑丈なのは言うまでもなく、それは操作の機構にある。自動クラッチ、ロータリー式の独特なミッション、つまりセミオートなのだ。開発した方はここが一番苦労したところらしい。

チェンジペダルは独特でシーソーのように前を踏む、後ろを踏むと言う操作になる。

なぜこうなっているかと言うと、ニュートラルから前を踏むと1速、もう一度踏むと2速、さらに踏むと3速、もう一度踏むとニュートラル。

これを繰り返すのだ。

後ろ側を踏めば逆回転。つまりシフトダウンしながらニュートラルに入れることもできる。

自動クラッチ、つまりギヤが入ったままでも停車する事ができ郵便や新聞配達で頻繁に走ったり止まったり、またクラッチ操作が不要なためオカモチを持って片手運転、サンダルで運転したりとそういったシチュエーションにはピッタリの機構を持っているのだ。もちろんそれが許されたのは物事が緩かった時代のことだが。

女性の進出の時代でもありミニスカートにハイヒールでセクシーに足を高く上げて跨らなくても乗れるようにフレームは自転車のような形状をしている。そして先のシフトペダルだ。シフト操作には足の甲を使わないためハイヒールでも乗れてしまう。

ほとんど大きなモデルチェンジもなく発売当初のデザインを踏襲してきたスーパーカブだが残念なことに2012年、フルモデルチェンジとなりあの独特なフロントフォークはテレスコピック型に変更され、マニアにとってはつまらないものになってしまった。リトルカブも2017年をもってカタログ落ちとなってしまった。

本田宗一郎なき今となってはスーパーカブも時代の流れには逆らえなかった、と言うことだろう。

ある日、当時フリーランスデザイナーだったワタシが大枚はたいて買ったデザインツール、adobe cs 5が家に転がっていた。たしか20万円ぐらいで買ったものだ。

今は流行りのクラウド版を使っているので不要となり存在も忘れ、納戸の中で埃を被っていた。

そんなある日掃除をしていた妻がこれ捨てるよとポイっと何かを放り出した。

!!!!!!!!!

何をするのだ!ワタシがイヤイヤ仕事を頑張ってようやく手に入れたadobeに!たとえもう使わなくても捨てるなどとんでもないことだ!20万もしたんだぞ!

家から放り出され、雨に濡れた子犬を自分の上着の中に入れて連れ帰るようにadobeのパッケージを抱え込み、久しぶりに中身を見てみる。

ワタシの中の悪魔が頭を擡げる。

ちょっと待てよ?もしかして、売れるんじゃね?

もちろん正規品であり、所有者の譲渡もできる。

メルカリを見てみると・・・

これは!

売ってしまえ!売ってしまえ!

どうせ使わないのだ。売ってしまえ!

早速出品してみると一瞬で売れてしまった。

マジか!

これで何を買おうかなぁ、リールか?ロッドか?

オラ、ワークワクすっぞ!

檜枝岐への釣りキャンプの時に今まではXR230と子どもたちのストライダー二台を持って行っていたが、子どもたちが自転車に乗るようになり、自転車を積むスペースが無さそうだと言う話を妻と先日していたのを思い出した。

小さくてダート林道が走れるオートバイ、となるとXR80とかエイプとかその辺りになるかと思うのだがタマ数少なく価格も高い。

いやまてよ、カブならadobeを売った金額、つまりプラマイゼロで買えるんじゃね?

遠距離だと陸送費がかかる。条件は都内だ。17インチではなく14インチのリトルカブ。

一台だけあった。価格もピッタリ。

出品されたばかりなのに見ているといいねがどんどん増えていく。

急げ!急げ!

ザ・購入!

翌日売り手の方のところまで引き取りに行き、リトルカブが我が家へとやってきた。

年式はおそらく初期型なので22年前ぐらいのものだが、機関、電装ともに良好。

年式が年式なのであちこちボロくなっているところがあるのは仕方がないので、少しずつレストアして行く楽しみがありそうだ。

タイヤはオフロードタイヤを履かせればよっぽどのガレガレ林道でない限りは足つき性の良さも手伝って全く問題ないはず。

徒歩ランガンするならば荒川シーバスや浦安あたりに繰り出すのもいいだろう。

ワタシの新しい釣りの相棒がやってきた。

そして釣りマシンとしてのカスタマイズをこれからお伝えしていこう。

暖かくなるこれからの季節がとても楽しみである。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/04/5E2810D1-E5D4-4EFD-9C1B-37FD4E63C124.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/04/5E2810D1-E5D4-4EFD-9C1B-37FD4E63C124-150x150.jpegtsuri-ba釣りTALKシーバス,バイク釣行,リトルカブ,林道どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビーバです。 ホンダのスーパーカブと言うオートバイをご存知だろうか。バイク好きな方もそうでない方もその存在は何かしら私生活の中で見たり、知っていると思うのだが、蕎麦屋さんやラーメン屋さん、寿司屋さん、新聞屋さん、郵便局員が乗っているあのバイクだ。 一代でホンダを築き上げた本田宗一郎と藤澤武夫が作ったホンダが世界に誇る名車である。 NSXでもS2000でもS800やS600やS660でもない。 ホンダの名車はこのスーパーカブなのだ。今のホンダがあるべき姿を支えた一台と言っても過言ではない。 2017年、販売台数は世界累計なんと1億台を超えた。 こんなオートバイは世界中を見回して見てもスーパーカブだけだろう。 これだけの販売台数を誇るにはわけがあり、エンジン、フレームともに頑丈なのは言うまでもなく、それは操作の機構にある。自動クラッチ、ロータリー式の独特なミッション、つまりセミオートなのだ。開発した方はここが一番苦労したところらしい。 チェンジペダルは独特でシーソーのように前を踏む、後ろを踏むと言う操作になる。 なぜこうなっているかと言うと、ニュートラルから前を踏むと1速、もう一度踏むと2速、さらに踏むと3速、もう一度踏むとニュートラル。 これを繰り返すのだ。 後ろ側を踏めば逆回転。つまりシフトダウンしながらニュートラルに入れることもできる。 自動クラッチ、つまりギヤが入ったままでも停車する事ができ郵便や新聞配達で頻繁に走ったり止まったり、またクラッチ操作が不要なためオカモチを持って片手運転、サンダルで運転したりとそういったシチュエーションにはピッタリの機構を持っているのだ。もちろんそれが許されたのは物事が緩かった時代のことだが。 女性の進出の時代でもありミニスカートにハイヒールでセクシーに足を高く上げて跨らなくても乗れるようにフレームは自転車のような形状をしている。そして先のシフトペダルだ。シフト操作には足の甲を使わないためハイヒールでも乗れてしまう。 ほとんど大きなモデルチェンジもなく発売当初のデザインを踏襲してきたスーパーカブだが残念なことに2012年、フルモデルチェンジとなりあの独特なフロントフォークはテレスコピック型に変更され、マニアにとってはつまらないものになってしまった。リトルカブも2017年をもってカタログ落ちとなってしまった。 本田宗一郎なき今となってはスーパーカブも時代の流れには逆らえなかった、と言うことだろう。 ある日、当時フリーランスデザイナーだったワタシが大枚はたいて買ったデザインツール、adobe cs 5が家に転がっていた。たしか20万円ぐらいで買ったものだ。 今は流行りのクラウド版を使っているので不要となり存在も忘れ、納戸の中で埃を被っていた。 そんなある日掃除をしていた妻がこれ捨てるよとポイっと何かを放り出した。 !!!!!!!!! 何をするのだ!ワタシがイヤイヤ仕事を頑張ってようやく手に入れたadobeに!たとえもう使わなくても捨てるなどとんでもないことだ!20万もしたんだぞ! 家から放り出され、雨に濡れた子犬を自分の上着の中に入れて連れ帰るようにadobeのパッケージを抱え込み、久しぶりに中身を見てみる。 ワタシの中の悪魔が頭を擡げる。 ちょっと待てよ?もしかして、売れるんじゃね? もちろん正規品であり、所有者の譲渡もできる。 メルカリを見てみると・・・ これは! 売ってしまえ!売ってしまえ! どうせ使わないのだ。売ってしまえ! 早速出品してみると一瞬で売れてしまった。 マジか! これで何を買おうかなぁ、リールか?ロッドか? オラ、ワークワクすっぞ! 檜枝岐への釣りキャンプの時に今まではXR230と子どもたちのストライダー二台を持って行っていたが、子どもたちが自転車に乗るようになり、自転車を積むスペースが無さそうだと言う話を妻と先日していたのを思い出した。 小さくてダート林道が走れるオートバイ、となるとXR80とかエイプとかその辺りになるかと思うのだがタマ数少なく価格も高い。 いやまてよ、カブならadobeを売った金額、つまりプラマイゼロで買えるんじゃね? 遠距離だと陸送費がかかる。条件は都内だ。17インチではなく14インチのリトルカブ。 一台だけあった。価格もピッタリ。 出品されたばかりなのに見ているといいねがどんどん増えていく。 急げ!急げ! ザ・購入! 翌日売り手の方のところまで引き取りに行き、リトルカブが我が家へとやってきた。 年式はおそらく初期型なので22年前ぐらいのものだが、機関、電装ともに良好。 年式が年式なのであちこちボロくなっているところがあるのは仕方がないので、少しずつレストアして行く楽しみがありそうだ。 タイヤはオフロードタイヤを履かせればよっぽどのガレガレ林道でない限りは足つき性の良さも手伝って全く問題ないはず。 徒歩ランガンするならば荒川シーバスや浦安あたりに繰り出すのもいいだろう。 ワタシの新しい釣りの相棒がやってきた。 そして釣りマシンとしてのカスタマイズをこれからお伝えしていこう。 暖かくなるこれからの季節がとても楽しみである。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン