サイトアイコン ツリーバ

【荒川シーバス2016】釣れない季節は釣れない季節なりの楽しみ方がある!

どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

そろそろ諦めの悪い都内アングラーのみなさんも藪の中へと追いやっていた現実と言う壁に直面しているのではないだろうか。

そう、シーバスが釣れない!

と言う現実の壁に。。。

ワタシも間違いなくそのひとりだ。

厳しい状況なのは百も承知であるが、キングオブ諦め悪いワタシは真冬のシーバスを探し求めて今夜も荒川へと向かった。

12月16日 20時過ぎ~22時

中潮下げ五分ぐらい

晴れ

弱風

 

前日のゴイニーパイセンとのやりとりがあったので、まだ可能性があるのではないかと淡い期待を持って出かけたのだが、

寒い!

もちろん、ワタシ以外にアングラーはいない。去年はシーバスはいるけどアングラーがいない状態だからこそいい思いができたのだが、今年はそんなに甘くない厳しい荒川さんである。魚もアングラーもいないのだ。

こういう時にようやく一匹釣れたりするとボコスカ釣れる時とはまた違った楽しさがあるのだが。。。

前日はMMMポイントからのエントリーだったので、この日はストラクチャーポイントからエントリーしてみたが、前日同様にやはりベイトの気配はない。時折コイがヌルリと顔を出すだけだ。

フローティングベストを着用し、マグネットでランディングネットを背中にぶら下げようとすると、

小継ぎシャフトがビローンスルスルスルと出てきた。

ん?

尻栓が無い!マジか!

左手に逆さまに持ったネット、右手にロッド。盾と剣のように持って歩く。

これではまるでドラクエの勇者みたいではないか!

横歩きしたら完璧だ。

とてもやっかいである。

ようやく中潮に入ったとは言え初日はまだまだ潮位差も大きくその分流れも強い。

ワンダーを中心にダウン、アップ、クロス、いろいろな方法で通してみるがシーバスの反応はない。

流れが反転するストラクチャーポイント2も同様に反応はない。この時点ですでに諦めモード突入である。

また3月ぐらいまでこうなのかなぁ。。。イヤだなぁ。。。たまにでいいから釣れてくれればいいんだけど。。。

などと思いながら猫ポイントを軽く探ってみるが、反応はない。

最後に心霊開墾ポイントを探るか、MMMポイントへ入るか悩んだが、水位が下がっているのでMMMポイントへと入ると少し出て来た干潟へ降り、コモモ、リップレスミノー、ワンダーを使い根掛かり注意で探ってみる。

無反応。

もう気絶しそうだ。

怒りのあまりタックルを全部荒川に投げ捨て、ベストもタモも全力でブン投げて自転車を蹴り倒し芦に火をつけ、ついでに犬の散歩人も荒川に投げ込みたい気持ちを抑えてこの日は納竿する事にした。

いやぁ、厳しい。

まったくいないって事はないと思うのだが、何をどうしたらいいのやら。

これがシーバスフィッシングにおける魔の迷走の心理である。

時間や潮回りがダメなんじゃないか、ルアーガー、ポイントガー、タックルガー。。。

そうなる前に冷静になる事が重要だ。シーバスはいれば簡単に釣れる。ルアーも今持っているもので十分だ。むやみに買い足してケースをパンパンにする必要はない。

そういう時季なのだ。だからこそ、ルアー操作、リトリーブスピード、ポイントセレクトなどに工夫を凝らし自分なりの釣りを探る楽しみがある。

恐らくハイシーズンの良い思いからこの釣りを初めてしまったアングラーはきっと魔の迷走にドはまりしているのではないだろうか。

かつてワタシもその一人であった。(釣りを始めたキッカケ・・・その理由は十人十色【シーバス編】を参照)

良い年と良くない年、季節が必ずある。それを体験する事もシーバスフィッシングにおいては大切なナレッジとなるので、気楽に調査と称して足繁く通う事が重要だ。これはシーバスフィッシングに限らず釣りとはそういうものだ。

ただ漠然と調査しても飽きてしまうので、そこに自作ルアーのテストと言うような要素があれば楽しめるだろう。

それと、アングラーが少ないこの季節こそ固定砲台で粘らずにどんどん移動してポイントを開拓するいいチャンスでもある。

おおぉぉぉ、季節が季節ならトップで出そうだぁ~♪

とか、そういう発見があるのだ。そして翌年にそこで良い思いをしちゃう♪

こうやってランガン先を蓄積しておくかどうかで、翌年の釣り、シーバスフィッシングそのものが変わってくるのだ。

つまり、どんな状況も楽しんだもの勝ちである。

それでは来年の釣りに向けてくじけずに、No Tsuri-ba! No Life!