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【新型コロナウィルス特別緊急企画】第八回!思い出のあんな釣り!こんな釣り!漆黒の闇、暗黒の穴、埋め立てられた富津のサイコーポイント

どうもこんにちは!ツリーバ編集長の漆黒の闇、暗黒の穴です。

みなさんご存じの通り先に出された緊急事態宣言がひとまず5月末まで延長された。

当初は5月6日が期限となっており一部地域では知事の判断により7日から条件付で自粛解除をしたり、飲食店の営業を再開したりと少しずつであるが明るさを取り戻している。

都内でも感染者の減少も相まってかもはや解除されたような錯覚を起こしてしまいそうだが、いやいや都内まだまだ絶賛自粛中なのである。

むしろ延長されたのだ。このことを忘れてはいけない。

次の期限を待たずして解除できるようにしたいと首相は仰っているが、果たしてそうできるのかどうか。

いきなり解除しましたはいどうぞ、と言うのもまた難しい気もするが、子が少しずつ教育の場へと復帰できれば釣りはしばらく出来ずとも一安心である。

なんとも気の毒なような気もするが、この騒動が一段落すると次は首相をはじめ政治の闇の部分が各方面から突かれるのであろうか。

今回はそんな漆黒の闇、暗黒の穴を突くかつてのサイコースポットをご紹介しよう。千葉県富津市の下州漁港だ。

前回紹介した富津港とは富津岬を挟んで反対側、つまり南側に位置する比較的大きな漁港である。

ここも例に漏れず基本的には立ち入り禁止、釣りが黙認されたポイントだ。

しかし「かつて」と前述したようにサイコースポットは今や昔の話。もう無いのだ。

ナカガワの毛根のごとく。

こちらのGoogleマップ様をご覧いただくと升のように四角く囲われた場所がある。

かつてここは潮通しの良いみお筋となっており堤防の前に置かれた消波ブロックのおかげで根魚やクロダイ、アジにイカなどが釣れ、それらがフワリフワリと泳ぐ姿が見られるそれはそれは竜宮城のようなポイントだったのだ。

そんなフワリフワリとした状況とは打って変わりみお筋に面した堤防が、

もの凄く高い!

もの凄く狭い!

怖いよ!

水面から約4メートルと言う恐ろしい高さ、幅はすれ違いが難しいほどに狭く、ここをワタシは、

恐怖堤防

と呼んでいた。

堤防の前に組み置かれた消波ブロックの隙間が

漆黒の闇のようであり、暗黒の穴

のようであった。

ここにそーっとメバル用のワームを落とし、イメージでは底から10センチほど浮かせコソコソと待っていると強烈なアタリと引きで良型のムラソイ釣りが楽しめた。

少しタナを上げれば良型のメバルが釣れ、モジャモジャと生い茂る藻の下を通せば小型のメバルがバカスカ釣れる。

組まれた消波ブロックの向こうにワームを落とし、チョンチョンと消波ブロックを乗り越えるようにダートさせてくれば物陰に潜んでいた良型のメバルが飛びついてくる。

沖目がけてエギを投げればシリヤケイカにアオリイカ、モンゴウイカもよく釣れる。

サイコーだよ!

しかし数年前から港内に市場を作るための工事が始まり、それと併せてサイコーポイントは埋めて立てられて行くのであった。

時の流れ、時代の流れとはこうして変化を伴うものである。

釣り人の都合など待ってはくれないのだ。

とは言え、隣のこじんまりとした堤防は生きているようで、いずれはまた釣りができるのではないだろうか。

ワタシが最後に見た時には工事のためバリケードで塞がれていたが、恒久的な釣り禁止ポイントとならぬことを願うばかりである。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

【新型コロナウィルス特別緊急企画】第七回!思い出のあんな釣り!こんな釣り!完全釣り人拒絶になった富津の漁港