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【源流の釣り2017】マダニ注意!テント放置で救急診療!テント回収編

どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

先日の桧枝岐釣行の記事でトラブルを示唆して締めくくったのだが、実は撤収前の朝食中に下の子のコメカミあたりになんとマダニが噛みついてしまった。

今年に入ってからも数人の高齢者が亡くなっている恐ろしく致死率の高いウィルスを媒介する事で最近ニュースにもなっているあのマダニだ。

犬を飼われている方であれば無理に取ってはいけないと知識があると思うのだが、あまり人に噛みつく印象がなく見た目が気持ち悪いことからも焦って取ってしまいそうになる。

ワタシも犬を飼っているのと釣りで山へと入るのでそのあたりの知識は多少持っていたが、噛まれてしまったらどうすべきかの知識がなく取りあえずヤツを取るなと言う事で、救急診療のある県立病院へと子を連れて行った。

もちろんコメカミにマダニをつけたまま。

上の子はこぼした卵スープでTシャツビシャビシャのまま。

実に片道1時間以上!

診察の結果、深く噛みつき切開して除去する必要があるとの事なのだが、傷の経過が距離的に見られないので、当日中に東京の病院で処置をしてもらう事となり、再び1時間以上かけてキャンプ場へ戻ったのだが撤収に時間がかかってしまうので、置いていけるものは全てそのままにし、次週回収することにさせていただき、無事に東京の大学病院でちょっとした手術をしていただき除去していただいた。

しばらくは抗生物質を飲み、発熱などの症状に注意しながらの生活ではあるが、とりあえずホッとした。

と言う前談があり、テント回収のため21日の夜、日付が変わる30分前の到着で桧枝岐へと行ってきた。

念のため言うが、

これはテント回収のためである。

決して釣りがメインイベントではない。

6時半にテントから抜け出してみると前回よりも空気が暖かい。季節が半月遅れているらしく、ようやく夏に入ったと言ったところか。

それでも桧枝岐の朝晩は半袖では寒い。

置いて行けるものは全てガサガサとテントの前室に突っ込んできたので、現状復帰させてから前回玉砕した沢へと向かうと車が二台停まっていた。

先行者か?

先行者を気にしつつ、堰堤を巻きに入るがどうも踏み跡が古い。

先行者じゃないのか?

入渓して最初の核心ポイントでミノーを引くとすぐに良型のイワナがヒット!しかし流れの中でバラしてしまった。

遡行しながらめぼしいポイントで身を隠すように低く構え、次の一匹を狙う。狭い範囲で食わさねばならず一発勝負だ。ミノーを少し沈めスロー気味に引いてくると、良型イワナがヒット!今回は無事にランディングできた。綺麗なヒレピンの天然イワナだ。

もう一つの核心ポイントは目線から一段高い位置に淵があり、こちらの気配を消して静かにルアーをキャストする。すると尺はありそうな黒いイワナが物凄い勢いでルアーに飛びつき、ヒット!

首ふりでバラシ。。。

食い気があるようで同じポイントでまたまたヒット!

またバラシ。。。

まぁ今回はテント回収が目的なのだから、問題ない。

もう一度言う。

今回はテント回収が目的なのだから、問題ない。

遡行した先の岩に隠れ、まるで岩と一体化してしまう毛鉤サンジンさんのごとく静かにルアーをキャストすると流れの中で良型ヒット!

ランディング姿勢に入る。

バラシ。。。

同じポイントでピックアップ寸前に小さいイワナがヒット!

ポロリ。。。

折り返し地点の三段の滝で落ちる水の冷気を感じつつ、滝壺の淵を這わせるようにルアーを通すと良型イワナがヒット!

バラシ。。。

もう!

こんな事があってたまるか!

しかしここは悲しいかな、折り返し地点。

しょんぼりしながらテン場へと戻り、魂の抜けた放心状態でしばらく過ごす。こういう時は決まって嫌な事を思い出すものだ。

つまりのところ、

キープできたのは1匹だけである。

ここで最低4匹キープができていればこのままテン場でのんびり過ごすつもりでいたのだが、こうなっては隠れ沢に行くしかない。

前回良型のイワナが見えるのに餌捕りのためやむを得ず諦めたポイントでリベンジもしたい。

もはややらない選択肢はどこにもない。

次回、隠れ沢釣行の模様をお伝えしよう!そして何よりも、みなさんもマダニにはご注意を!

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!