【源流の釣り2017】藪沢でイワナを釣って、燻製を作ろう!餌獲り〜実釣編
どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
例年であれば遅くとも6月には一度足を運ぶ桧枝岐である。が、しかし今年は荒川シーバス2017の中でも時折ワタシの感情が荒ぶれている事にお気づきの方もいらっしゃるかと思うが、相当な覚悟を持ってして挑まねばならぬ桧枝岐の源流釣行になかなか行く事ができずにいた。
心が死んでいたのだ。
もはやトラウマである。
そんな中でも時が経てば黙っていても訪れる7月の三連休。これを逃せばもはや桧枝岐で釣りができるチャンスは8月と9月しかない。
10キロ分ぐらいのダンベルを心に抱えたままいつも通り連休の前日、つまり金曜日の夜から桧枝岐村へと向けてすっきりとしない気持ちのまま出発。
いつもであれば23時頃には西那須野の道の駅へ到着し車中泊するか、このまま進むかを眠気しだいで決めるのだが、帰宅が遅くなり1時に到着したこの日ばかりはさすがに車中泊以外の選択肢はなない。
3時間ほど仮眠をとり、2時間かけて山を二つ越えようやく去年の9月以来となる桧枝岐村は七入オートキャンプ場へと到着した。
車を降りればいつもの凜とした空気が体を通り抜け、少し気持ちが楽になる。
ひとまずテントやタープ、ランタンなど一通りここで過ごすための設備を設置し、SNOW PEAKの最強ペグをSNOW PEAKの最強ハンマーでガッチンガッチン恨み辛みを込めて打ち込んでいく。
いつもより早く打ち込む事ができたのはこのためだろう。
そしてこの石だらけの造成地では本当にこの最強ペグがなくては歯が立たない。付属のペグは論外でアルミなどの割と強いものを使っても折れてしまう始末だ。
このSNOW PEAKのペグなら曲がっても直して使うことが可能。もちろん場所次第ではあるのだが、このキャンプ場の利用が多いワタシはこのペグ以外では設営できる気がしない。
設営と準備が完了したところで、毎回初めて来た時に真っ先に入る沢へと向かう。
雨の影響もあり水量が多いと聞いていたのだが、少々多いようではあるが、濁りなどがあるわけでもなく、気になるほどではない。
車があったのと、新しい踏み跡があるため先行者がいるようだが、良型のイワナたちがルアーを追いかけて複数顔を見せる。しかし、ルアーを全く食いきらない。猛烈にチェイスしてすぐに岩の下へと戻ってしまう。
最初の3段の滝まで行く間に小さいのがいくつか釣れ、滝壺で20センチぐらいのが釣れるが、どうも今ひとつだ。
聞いたところによるとほぼ毎日年配のフライマンが入っていて、どこも魚がスレているとのこと。
それであれば去年最後に来た時に見つけた藪沢へ行こうではないか、と言う事でちょうちん釣りの準備をしていてある事に気が付いた。
餌箱がない!
マジか。。。
それであればブドウ虫を買ってそれを使いつつ、空いたらそれを餌箱にすれば良いだろうと思い、入渓ポイントを通り過ぎ桧枝岐村唯一の酒屋で餌を買おうとすると、どこを探してもない。
店主に聞くと、採算がとれないからやめた、とのこと。
12、3kmぐらい下った隣村で売ってるよ!
めんどくせー
実にめんどくせー
ファーザーズアングラーには時間がないのだ。
車のサンシェードみたいにクルっと畳めるタモを使っているので、川虫取ってそこに入れておけばなんとかなるだろうと気を取り直し入渓ポイントへと向かい、国道から未舗装の藪が茂る林道へと入るとズルズルヌルヌルしているが、モトクロスMFJライダーのテクニックでクリアしていく。
堰堤を越えてから入渓しようとオートバイを進めると、
ん?
え?
え!?
何これ!?
ぶっとい大木が道をふさいでいる!
マジか。。。
餌は売ってないし、道は塞がってるし、まさに踏んだり蹴ったり!
これがバッキリ折れ、
倒れ、
こうなったようだ。
しかし藪沢の音が聞こえるので林道の下を覗いてみると素晴らしい渓相!
オートバイをここにデポし、そのまま藪沢へと降りると早速餌捕り開始だ。
沢の岩をひっくり返して足でジャブジャブやり、下流側にタモを突っ込んで構える。
ピンチョロや名前がわからないのだが、ドラゴンボールのセルみたいな虫がたくさん捕れたのでこれを餌にし身をかがめ、イワナが潜んでいそうなポイントへこちらの姿に気づかれないようそーっとスルスル竿を伸ばし、餌を落としていく。
流れに乗せたり、水面を餌でたたくとボチョンっとイワナが水面に飛び出しヒット!
こんなチョロ沢にいるとは思えないような良型のイワナだ。
少し進んだところでまたまたヒット!するも、バラてしまった。イワナの早合わせは禁物であるが、鉤を飲まれてしまうのが面倒なのでできる限りワタシは早合わせで口にかけられるようにしている。
堰堤を越えたところで再入渓し、ポツポツと釣り上がっていくとルアーでも対応できそうな少し広めのポイントが出て来た。思った通りイワナがいるのだが、食いきらない。
そんな事してたら餌がなくなった!
今思えば一度下って餌を獲るべきだったのだが、魚がいると言う確信があるのにも関わらずやむを得ずこのポイントを諦めて餌を探しに進むと良型イワナの黒い影がシュっと走る。しかも絶対にスレてない魚だ。
くそーう!くそーう!
見えない壁に何度も後頭部を打ち付ける。
餌捕り、イワナ釣りを繰り返し極短時間で8匹ヒット、目にフックが行ってしまってリリース不可になったイワナ含め5匹キープしたところで納竿し、燻製作りの準備をするためにテン場へと引き返すことにした。
次回、燻製作りをお楽しみに!
それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!
https://tsuri-ba.net/?p=4845https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/07/IMG_3237-1.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/07/IMG_3237-1-150x150.jpg渓流・源流の釣りイワナ,桧枝岐,藪沢どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 例年であれば遅くとも6月には一度足を運ぶ桧枝岐である。が、しかし今年は荒川シーバス2017の中でも時折ワタシの感情が荒ぶれている事にお気づきの方もいらっしゃるかと思うが、相当な覚悟を持ってして挑まねばならぬ桧枝岐の源流釣行になかなか行く事ができずにいた。 心が死んでいたのだ。 もはやトラウマである。 そんな中でも時が経てば黙っていても訪れる7月の三連休。これを逃せばもはや桧枝岐で釣りができるチャンスは8月と9月しかない。 10キロ分ぐらいのダンベルを心に抱えたままいつも通り連休の前日、つまり金曜日の夜から桧枝岐村へと向けてすっきりとしない気持ちのまま出発。 いつもであれば23時頃には西那須野の道の駅へ到着し車中泊するか、このまま進むかを眠気しだいで決めるのだが、帰宅が遅くなり1時に到着したこの日ばかりはさすがに車中泊以外の選択肢はなない。 3時間ほど仮眠をとり、2時間かけて山を二つ越えようやく去年の9月以来となる桧枝岐村は七入オートキャンプ場へと到着した。 車を降りればいつもの凜とした空気が体を通り抜け、少し気持ちが楽になる。 ひとまずテントやタープ、ランタンなど一通りここで過ごすための設備を設置し、SNOW PEAKの最強ペグをSNOW PEAKの最強ハンマーでガッチンガッチン恨み辛みを込めて打ち込んでいく。 いつもより早く打ち込む事ができたのはこのためだろう。 そしてこの石だらけの造成地では本当にこの最強ペグがなくては歯が立たない。付属のペグは論外でアルミなどの割と強いものを使っても折れてしまう始末だ。 このSNOW PEAKのペグなら曲がっても直して使うことが可能。もちろん場所次第ではあるのだが、このキャンプ場の利用が多いワタシはこのペグ以外では設営できる気がしない。 SNOW PEAK最強ペグ、ソリッドステークはこちら 設営と準備が完了したところで、毎回初めて来た時に真っ先に入る沢へと向かう。 雨の影響もあり水量が多いと聞いていたのだが、少々多いようではあるが、濁りなどがあるわけでもなく、気になるほどではない。 車があったのと、新しい踏み跡があるため先行者がいるようだが、良型のイワナたちがルアーを追いかけて複数顔を見せる。しかし、ルアーを全く食いきらない。猛烈にチェイスしてすぐに岩の下へと戻ってしまう。 最初の3段の滝まで行く間に小さいのがいくつか釣れ、滝壺で20センチぐらいのが釣れるが、どうも今ひとつだ。 聞いたところによるとほぼ毎日年配のフライマンが入っていて、どこも魚がスレているとのこと。 それであれば去年最後に来た時に見つけた藪沢へ行こうではないか、と言う事でちょうちん釣りの準備をしていてある事に気が付いた。 餌箱がない! マジか。。。 それであればブドウ虫を買ってそれを使いつつ、空いたらそれを餌箱にすれば良いだろうと思い、入渓ポイントを通り過ぎ桧枝岐村唯一の酒屋で餌を買おうとすると、どこを探してもない。 店主に聞くと、採算がとれないからやめた、とのこと。 12、3kmぐらい下った隣村で売ってるよ! めんどくせー 実にめんどくせー ファーザーズアングラーには時間がないのだ。 車のサンシェードみたいにクルっと畳めるタモを使っているので、川虫取ってそこに入れておけばなんとかなるだろうと気を取り直し入渓ポイントへと向かい、国道から未舗装の藪が茂る林道へと入るとズルズルヌルヌルしているが、モトクロスMFJライダーのテクニックでクリアしていく。 堰堤を越えてから入渓しようとオートバイを進めると、 ん? え? え!? 何これ!? ぶっとい大木が道をふさいでいる! マジか。。。 餌は売ってないし、道は塞がってるし、まさに踏んだり蹴ったり! これがバッキリ折れ、 倒れ、 こうなったようだ。 しかし藪沢の音が聞こえるので林道の下を覗いてみると素晴らしい渓相! オートバイをここにデポし、そのまま藪沢へと降りると早速餌捕り開始だ。 沢の岩をひっくり返して足でジャブジャブやり、下流側にタモを突っ込んで構える。 ピンチョロや名前がわからないのだが、ドラゴンボールのセルみたいな虫がたくさん捕れたのでこれを餌にし身をかがめ、イワナが潜んでいそうなポイントへこちらの姿に気づかれないようそーっとスルスル竿を伸ばし、餌を落としていく。 流れに乗せたり、水面を餌でたたくとボチョンっとイワナが水面に飛び出しヒット! こんなチョロ沢にいるとは思えないような良型のイワナだ。 少し進んだところでまたまたヒット!するも、バラてしまった。イワナの早合わせは禁物であるが、鉤を飲まれてしまうのが面倒なのでできる限りワタシは早合わせで口にかけられるようにしている。 堰堤を越えたところで再入渓し、ポツポツと釣り上がっていくとルアーでも対応できそうな少し広めのポイントが出て来た。思った通りイワナがいるのだが、食いきらない。 そんな事してたら餌がなくなった! 今思えば一度下って餌を獲るべきだったのだが、魚がいると言う確信があるのにも関わらずやむを得ずこのポイントを諦めて餌を探しに進むと良型イワナの黒い影がシュっと走る。しかも絶対にスレてない魚だ。 くそーう!くそーう! 見えない壁に何度も後頭部を打ち付ける。 餌捕り、イワナ釣りを繰り返し極短時間で8匹ヒット、目にフックが行ってしまってリリース不可になったイワナ含め5匹キープしたところで納竿し、燻製作りの準備をするためにテン場へと引き返すことにした。 次回、燻製作りをお楽しみに! それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!tsuri-ba日比谷 泰宏info@tsuri-ba.netAdministratorツリーバ
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