こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!
「ミャク釣り」というワードは釣りをされている方ならご存知でしょうが、釣り初心者から「ミャク釣りって何?」と問われると答えに困ることありません?てか僕自身よくわかってません。まぁ僕の勉強不足なのもありますが、釣法とか仕掛けとかのネーミングって地域ごと、人ごとに異なり、多義的に使われていることが多いと思います。
今回は「ミャク釣りとはなんぞや」について考えてみたいと思います。
釣りにおいて「ミャクをとる」というワードはよく使われますが、「ミャクをとる」とは、本来人間の「脈をとる」という言葉から派生した表現のようですね。小さい頃、同級生とペアを作らされて脈をとる練習をさせられた記憶のある方のいらっしゃると思います。
「脈」とは人体に関して言えば血脈とか血管を指します。細かいですが、「脈をとる」と言われると「血管をとる?おかしな表現だな」と思ってしまうのですが、正確には脈「拍」をとるというのが正しいようです。
「拍」とは元々は音楽や言語学の用語で一定時間程長さを持った音のことを指します。2拍子とか3拍子とか音楽の授業で習いましたよね?他には、拍手という用語がありますが、パチパチパチパチってやる時の「パチ」が一つの「拍」というわけです。
人間の脈をとるときに、手首や首筋て手を当てて、「トク・・・トク・・・トク・・・」という音・リズムをとります。したがって「脈をとる」という言葉ではありますが、その実質は血脈の「拍をとる」ということなのではないでしょうか。
釣りの場合の「ミャクをとる」というのも、竿先の動きだったり、糸の動きのリズムから魚の「拍」、つまりアタリをとるというのが元来の意味だと思われます。でも、ご存知の通り、魚のアタリの取り方はたくさんあるわけです。血脈の拍をとるときに、手首や首筋に手を当てたり、聴診器を使ったり、機械を使ったりするように。
●ウキの動きで「ミャクをとる」
浮いているウキをじっと凝視していると、コンコンコンと心地よいリズムでウキが動いたり、グ~~~っと一気にウキが沈み込んだりします。これも立派な魚のアタリ。ウキ釣りも魚のアタリをとる釣法の一つですから「ミャクをとる」釣りと言えます。しかし、一般的にはミャク釣りといった場合にはこのウキ釣りを連想する釣り人は少ないようです。
こんな感じで買ったウキを使って見たり。
自分で作った自慢のウキを使って見たり。
●竿先の動きで「ミャクをとる」
世間一般で認知されているミャク釣りとは針と糸、錘を使用した釣法。そのうちのぶっ込み釣りは、重めの錘をくっつけて投げ込み、糸を張って竿先の動きで魚のアタリをとります。竿先の動きで「ミャクをとる」釣法なのです。
竿先を眺めてるとも楽しいものです。いろんなものが見えたりします。精霊とか。
●手の感覚で「ミャクをとる」
ハゼやキスを釣る時によく使われる方法が引き釣り。投げた仕掛けを糸を糸を張りながら少しづつ巻き取ってきます。すると、エサを食べた魚の動きが手から伝わってきます。手の感覚から魚のアタリをとる。これも「ミャクをとる」釣り。
笹竿から伝わる振動を感じ取ったり。
面倒クセェ。もう手でやっちゃえ。とか。
これらも手の感覚で「ミャクをとる」ミャク釣り。と勝手に思ってます。
.
●糸の動きで「ミャクをとる」
錘を何もつけずに、もしくはごく小さいガン玉なんかをつけて行う落とし込み釣りやフカセ釣りでは、糸の動きを見て魚のアタリをとったりします。少々難しそうですが、水面でタラダラプカプカした糸が急に張ったり沈んだりした時は興奮します。これも立派な「ミャクをとる釣り」でしょう。
チョコボールを落とし込んで見たりね。
他にも「ミャクをとる」方法はいくらでもあるのでしょうがこの辺で。
こうゆう記事を書くと結局「捉え方はその人次第」みたいな結果になってしまいますが、日本語ってそういうもんですよねってことでご容赦を。
ちなみに、「ミャクをとる」という釣法について考えたのは、ある斬新なミャクの取り方実践しておられるカリスマの動画を見たからなのですが・・・その動画は後々紹介しますね。
No Tsuri-ba No Life