サイトアイコン ツリーバ

心霊調査?・・・ざけんじゃねぇ!超心霊スポットへウナギ釣りへ向かう。(岩淵ウナギ釣り①)

こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!

727日、日比谷線電車内にて。
笹目橋下釣行、荒川調節池排水門釣行岩淵橋釣行と様々な場所でウナギを狙ってきたが、ウナギの到来は未だなく・・・。釣り下手の汚名を返上すべく、本気釣りと称して「ウナギ釣ります」を宣言したものの、かえって腕のなさを証明する結果に。
そんな状況の中、心のリハビリのためのサビキ釣りをと自作の仕掛けを作り、意気揚々と若洲海浜公園へと向かう途中だったのです。

サビキをした後は~、穴釣りをして~、落とし込みをして~
楽しさが止まりません!

ルンルン気分で椅子に腰掛けます。が、電車内でのネットサーフィンである腹立たしいfacebook投稿を目にする。

あれ?なんか変な記事があがってる。心霊調査やるなんて話あったっけ?

・・・まぁ何かの間違いでしょ。本当なら話通ってるはずだし。

「今勝手に決めました!」?

・・・・

・・・・

はぁ?・・・・・ざけんなよ!
俺の心のリハビリはあ?!!!

怒りがこみ上げるも、冷静に編集長の記事を、この行動を自分なりに考える(心霊調査開始の経緯についてはこちら)。
第一に、「あえて知らせなかった」とあるのは一見優しさから出た行動かのように書き表されているが、本来部下を守るべき上司としては「あそこは幽霊が出るからやめておきな」と優しく助言するのがあるべき姿である。
第二に、「知らぬが仏」という諺があるように知らない方が幸せなこともある。それを考慮して「あえて」知らせなかった可能性も考えられたが、インターネット上で、しかも名指しで最強心霊スポットである旨を悪意マンマンに伝えている時点でその可能性はありえない。
第三に、少しでも部下への愛があるのならば、「あそこは実は有名な心霊スポットらしくてね。せっかくだし心霊調査してもらいたいんだけど、大丈夫?」と、正確な情報の伝達と合意の獲得というインフォームドコンセントを得るよう試みるはずであるが、「今勝手に決めました」という人間の意思決定の自由、ひいては人間の尊厳を踏みにじるかのような記事を投稿する態度から察するに・・・

彼には愛がないのである!

とはいえ、最近はろくな釣果も得られず、編集長やGMには何も良い報告が出来ていない。
このような状況で編集長から心霊調査を命じられれば、

是非もない。

行くしかないのである。
どうせ、今のままで若洲に行っても全っっっぜん楽しくないし!いいよ!いくよ!

ちなみに僕は心霊スポットといった類は大嫌い。別に霊魂を信じているわけではないが、21世紀の科学で証明できないからといって、古来から畏れられてきた存在を否定するのは傲慢すぎる。ていうか、行くメリットが全くない・・・ていうか怖いのだ。

愛のない編集長に命じられない限り、絶対に行かなかったであろう岩淵水門へ向かう。
どーせ、僕は歩兵ですよ。捨て駒ですよ。

現実を受け入れ、愚痴をこぼしながら日比谷から千代田線に乗り国会議事堂前へ。

マジで行きたくねぇ。
この線路に飛び込んで我ら全国民の代表に小さな生命の叫びを聞かせてやろうか・・・

国会議事堂前駅から南北線溜池山王駅へ向かい、そこから赤羽岩渕駅へ。

来ちまった。どうせ私は特攻部隊の歩兵ですから。どーせ。

前回来た時にはしまっていた滝本釣具店。今日は開いている。どうやら月・火が定休日らしく、前回来た時が火曜だったので運が悪かったようだ。営業時間は9302000。店主のおっちゃんはヘラブナ釣りで全国を回られた方で、根っからの釣りバカといった感じ。元々はサラリーマンだったが、義理の父の釣り具屋を継ぐために脱サラしたらしい。釣竿がとにかくたくさん置いてあり、見ているだけで面白い。水門に行きたくないのもあって、おっちゃんと1時間くらい話し込んでしまった・・・。

岩渕橋まで来ちゃったよ・・・
前回すっぽんを釣ったポイント。
ここで釣りたいよ・・・すっぽんおじいちゃんとのお遊びは今思えば楽しかったな・・・

前回見た時は「あれが旧岩渕水門かぁ!」と観光気分で拝んでいたが・・・気持ち一つでものは違って見えるもの。

新荒川大橋。前回は土砂降りで見向きもしなかったが、普通にいいポイントそう。雨に降られても大丈夫だし、橋桁は1級のポイントでもある。よく見ると竿を何本も並べている釣り人がいる。あそこで釣りてぇよ~。
もう岩淵水門以外ならどこでもいいが、特攻歩兵の僕に選択肢はない。





足が重い。よく見ると前回もいたハンモックおじさんがいるが、もはやそんなことはどうでもいい。

上流域で流された人たちはここへやってくる。よく考えたらそうですよね。構造的に。
本来なら心霊スポットと知った時点で確実にスルーするのだが・・・
ご主人様の御意志は、おそらくこの辺で霊と一緒に釣りをすることだろう。
ということで、今日の釣り場はここに決定。

  

雨も降りそうだが、この木があれば降られても大丈夫だろう。唯一の救いはこの木の生命感。

僕は一人ではない。

仕掛けを用意し、ウナギ釣りのゴールデンタイムである夕マズメに備える。
編集長に奴隷のように従う僕であるが、ただ従っているばかりではない。ささやかなる復習をしてやろうと必死に考えて出した方策が・・

経費の使い込み。


最近糸まき力0のレッドとペットの二本槍で釣行を行ってきたが、ここぞとばかりに竿とリールを購入。ヘッドライトについては、今まで100均の卓上ライトで頑張っていたが、
もういい。買ってやる!
他にもミミズなどの必需品が欠けていないかを釣りの前に確認。

まず、5gのジグを投げてみる。普段ルアーは投げないのだが、ひたすらこいつを投げることで自分の頭に恐怖を感じる暇を与えない。

水門付近のちょい上流に投げてタダマギ。

シーバスの赤ちゃん15cmくらい。普段なら、

「へっ、ちょろいぜ小物め!」

と叫ぶところだが、場所の性質上、生命への不遜な態度をすれば、霊魂を怒らせる可能性がある。
「楽しいひと時をありがとう」
と呟きながらリリース。

ジグ投げも疲れてきたところで、寂しいので釣りしてるおじいちゃんの横でハゼ釣りを開始。餌は前日のサビキ作りで余った干しアミエビを使う。


僕:もう大分ハゼも大きくなりましたかね~
じいさん:いや~、まだまだ小さいな~
ハゼのサイズについて釣り人ならではの会話を交わしていると・・・

コココっ

まぁでも大分大きい。10cmくらい。今日はハゼはいらないので、おじいちゃんの晩御飯用に確保。

水門付近を見ると、手のひらサイズの子鴨が二匹泳いでいる。最強心霊スポットといえどやはりただの水辺なのである。
僕:可愛いですねぇ~子鴨ですかな。癒されますね~
じいさん:そうだね~でも本当は六匹居たんだよ。でも食われちゃってさ?
僕:は?
・・・・
・・・・

いらねぇよ情報!
僕がやっと見つけた心の安らぎポイントを一瞬で奪いやがって・・・
魚に食われたとのことだったが・・・超常現象ではないにしても改めて世界の自然の厳しさを思い知る。

晩御飯分のハゼを釣り終え、竿をたたむおじいちゃん。本当は「行かないで」と引きとめたかったが。
僕:帰られるんですね。お疲れ様でした。
じいさん:この木、数年前に雷が落ちての。人が死んでるから気をつけなよ。
僕:はい?

この木ですか?僕がこのポイントで唯一心の拠り所としていたこの木ですか!?

・・・・

・・・・

全っ然いらねぇよその情報!

てか今自分の座ってるポイントで人死んでるってことですよね?!何リアルに怖い情報ぶっこんでんだよ!

ハゼ返せ!

天気が悪くなってきたので雷を心配してくれたのであろうが、雷予報も出ておらず、感電死の恐れはない。むしろ、その情報によりウサギのように寂しさで死ぬ恐れを倍増させたことにおじいちゃんは気づいていない。

・・・・ハゼ返せ!

日も暮れ始め、いよいよ心霊調査&うなぎ釣りへ突入!(岩淵ウナギ釣り②へ

No Tsuri-ba! No Life!