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【伊豆の釣り】真冬の下田でついにアイツが登場!投げ釣りからのチョメチョメ攻撃!?やっぱり鍋田浜だね♪

こんにちわ。ナカガワです。
いよいよ春かもしれません、そうじゃないかもしれないですが。

元来楽観的な性格ではあるのですが、最近神奈川エリアでどうも釣果が上がらなくなり少しふてくされてきたので、今回は満を持して伊豆エリアのあの狩り場に出向いてきました。

【鍋田浜海岸】

2月10日(日)

15:00 曇り 強風

まだ寒い(イージスオーシャン着用)

やはりここに来ると落ち着きます。12月のクソ寒い時期に良型のキスを上げた印象もあるのと、
疲れた日常をここだとポイ捨てできる気分になるからでしょうか。
いろいろポイ捨てしたいものがあります。

少し寒いですが、今日も人影まばらで、心頭滅却させてくれる鍋田浜。

12月の再来を期待しつつ砂浜から投げようかとも思ったのですが、
ふと堤防を見ると前回のように他の釣り人もいなかったので、
ここはチャンスとまずは堤防からの深場への投げ釣りに胸を躍らせます。

だりゃ!

ここからファーストキャスト。

すんごく気持ちが良いです。

周囲があまりに静か過ぎて、前方の森の中からスナイパーに狙われているんじゃないかという心配すらしてしまいます。だいたい映画だとこういう所で撃たれちゃいますね。

そうだやまびこ!

 

 

あぁっ!

 

 

あぁっ!

 

 
短くてハリのある声を発すると、山から声が返ってきます。

 

 

 

うわ~っ!!!!!!!

って大声出したら周囲の家の人は出てくるんだろうか。やらないけど。

 

 

…静かすぎる…

釣りを忘れていた。

クイッククイック。スロースロー。ステイ。

そんな中、いくらアクションをつけてもうんともすんともアタリがない。
エサもそのままの姿で元気よく戻ってくる。どうやら前回とは少し様子がちがうようだ。

ただ「どうせ釣れるだろう」とタカをくくってしまったため、
そのまま一時間くらい経過してしまっただろうか、遅ればせながら確信にたどり着いた。

あれ、ひょっとして魚、いない?

12月から1ヶ月程度経過しているが、さらに水温が落ちているのか。
それともシャイなあんちくしょうは浅場のどこかに身を潜めているのか。

例のごとくだが、時間もなくなってきつつある。
しかしここまで来て終わるには、あまりに切な過ぎる…

!

そうかあそこか!!

あそこしかないぃ!

トップ・オブ・トップ!ディープアンドディープ!
対岸の磯の先の船場(高台)である。

まもなく帰路につくまでのカウントダウンが始まってしまう。
汗だくイージスオーシャンで湾をほぼ一周し、まだ未開拓のその漁場を目指しました。

そして到着…。

すんごく遠くまで来た。

さらに下をのぞいてみると、
先ほどとは打って変わって、だいぶ根がありそうなエリアだ。
今の天秤セットでは間違いなくどこかでロストするだろう。

…ただもう、仕掛けを変えている時間がない…!
腹を決めて、一番高いところから迷わずキャスト!
もう全部イシグロで買い直せばいい!!

少しでも砂地っぽい箇所を攻める。すると…

ガンッ!

ガンッ!

さっそくのアタリだ…!

巻き上げると、針ごとエサが取られている…

フグか!フグだな!前回来た時に巨大なクサフグを見ているので、
あいつに違いない!なにせ大型のカサゴくらいあるのだ。

その後も投げる仕掛け投げる仕掛け、すべて針ごと持っていかれてしまう。
イシグロで投げ釣り仕掛けの5枚パックを買わないといけない。

ああ、それよりここまで来て今日はまさかのズーボー体験なのか…そうなのか…。

そう思い始めた、その時だった…

ズガン!

おう?

ズガン!ズガン!

ちょっ!ちょっと待って待って!!

地球にひきずり込まれるかのようなチョメチョメ攻撃!

ものすごい勢いでドラグが回る。

あまりのチョメチョメ攻撃に僕も目が回る。

何これ!

こんなチョメチョメはじめて…!

力強さに加えて、やけに獰猛な感じがロッドから伝わってくる。
これが下田のモンスターか!

そして、

フグ…?

お前か!

でかいな!

25cm強のカワハギだ。

チョメチョメ攻撃の犯人。
この時期のサーフ釣り(磯だけど)の獲物としてはもちろん、申し分ない。
あんなところに人知れず潜んでいたのか…やはり鍋田浜、おそるべし。

今までの屈辱的な冬の釣行たちが頭をよぎる。
楽しかったけど、同時に辛く苦しい日々でもあった。

釣りは楽しいなぁ。これだからやめられない。
そして冬のサーフ釣りは春夏より頭と身体をあれこれ使う分、喜びもひとしおなのでした。

これでまた、やっていける。
今日だけはその気持ちでいよう。

どうせ釣れなくなるのだから。

その時はそうだ、また鍋田浜に来れば良い。きっと釣れるのだから。

それではまた、別の場所で!

帰り際に写真を撮ったが、遠くで船を操っているのは編集長だろうか。

▼ナカガワ 冬のサーフ釣行の歩み
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