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【伊豆の釣り】宇久須で真冬の投げ釣り!夕闇の西伊豆タイムアタック!最後はどうしても釣りたかっただけ!

こんにちは。ナカガワです。

前回鍋田浜でアイツを釣り上げ、調子乗り気味の僕、
「やっぱ冬も伊豆だな!」ということで、今回も伊豆エリアに出向いてきました。

【宇久須港】

2月16日(土)

14:30 曇り 強風

まだ寒い(イージスオーシャン着用)

都内から何キロ走ったでしょうか。
着くだけで疲労困憊です。早く自動運転が普及してほしいです。

宇久須は位置的には伊豆半島の西海岸のちょうど中央あたり、
西伊豆特有ののんびりした雰囲気のなかにたたずむ村でございます。
人口は数千人いるとか、いないとか。

「宇久須」の読み方ですが、ここは「うくす」と読みたいところですが、
正しくは「うぐす」のようですね。

 

……

 

…ここでひねりの効いたことを言いたかったのですが、思いつきませんでした。
日頃のストレスでしょうか。

なにはともあれこの宇久須(うぐす)はネット上では西伊豆ではナンバー1と言う声もあったので、
2月半ばの冬ど真ん中ですが期待に胸躍らせながらの到着です。

オンシーズンは釣り人渋滞がすごいと聞いていたので結構覚悟してきたんですが、
この日はご覧のようにガランガラン。

このあたりから既に嫌な予感はしていました。

湾の南側には、先端に灯台のあるメインの堤防があり、
ここがおそらくオンシーズンの主戦場になると思われます。近所の人に聞いたのですが、
いろんな回遊魚が春~秋にかけてぐるぐる回ってくるそうです。
イナダ、ソーダ、カンパチ、タイ各種とかもいけるそうです。楽しそうですね!

その人に湾内からやりたいんですけどと言うと、
堤防だとどこでもいけるよー、ということだったので、
シロギス、メゴチあたりを狙ってさっそくキャスト!

ゼッタイ釣れるでしょ!
真冬だけど。

 

 

 

 

そして…

どうしたうくす!

もといどうしたうぐす!

まったくアタリがない。

投げもサビキもまったくアタリがない。

これが2月の西伊豆ナンバー1ポイントなのか!

まるで湘南の様だ。

そのままあっという間に2時間が経過してしまうのでした。

 

ここでまだ続けるのかお前は?

釣りの神様からついに選択を迫られる僕。

 

うるせー神様!

アタリの感触すら感じることのできないこの状況、
かつ普段の日常業務のそれと合わせて僕のストレスはここで極限マックスバリューに達する。

…もう一度言う、

 

ストレスがマックスバリューだ!!!

 

もうダメだ!!

ここはもうあそこしかない!

戸田!

宇久須からなら約27km!空いていれば約40分!

今からならギリギリ日没までに間に合うかも!

どうしても釣りたいの!

愛車のポルシェ号に飛び込み、セルを回してエンジンに灯をともす!

夕闇迫る風光明媚な漁港に、
派手なエンジン音がまるで夏の残り火のように残響する。冬だが。

グッバイ宇久須、また会おう!
(なんで釣れなかったのか)

燃えるような夕陽を浴びながら、
西伊豆の海沿いのワインディングロードに
心の叫びのようなスキール音が響き渡る。

繊細なアウトインアウトを繰り返しながら、
車の潜在能力を最大限に引き出すコーナリングを続ける。

そして、ついに戸田に到着。

結局暗いよ!

全然間に合ってない!

もう浜が見えない。

完全にタイムマネジメントを間違えた。
仕方なく明かりのある漁港内に釣り場を絞る。

風も暴風雨のようになってきた。
もう投げ釣りですらない。もう釣れるわけない!

やけくそ気味に暗闇の中足元にフォール!

 

ポチャン♪

 

グン!!

 

 

うそうそ!ちょっ!ちょっと待って待って!!

着水と同時にあんなに待っても来なかったアタリが…!

ありがとうのカサゴちゃん。

20cm弱ぐらいか。やっと釣れた…

 

ガクン!

ここで僕の身体は折れたように崩れ落ちるのでした。

天寿は全うしないが、今日の使命だけはどうにか果たせたからだ。
このまま燃え尽きてしまいそうだ。

でもこの極限まで疲れる工程も釣りの醍醐味、
いや冬の釣りの醍醐味なのかもしれない。

苦行のような期間のこの先に、何かが待っているのか。
そんなに何も待っていない気もするが、この先が楽しみでもある。

そして今回の釣行をまとめるなら、

宇久須どうした!戸田ありがとう♪である。

釣りは奥が深いなぁ。

それでは、また別の場所で!

▼ナカガワ 冬のサーフ釣行の歩み
鍋田浜篇②
平塚新港リベンジ篇
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平塚新港篇
稲取篇