こんにちは。知らぬ間に「いしぽよ」に改名していたイシザキです。
かつて宮崎で出会った清らかで汚いじじぃ
今回、彼が持っていた「日本で一番古い釣りの本」を探してきました!

古書の街、神保町。
ネットで探してポチするのもいいかな、って思ったのですが、汗かいて探す方が面白いかなって。

古書店を回り、関連しそうな棚を端から一つ一つ指差し確認、「何羨録」の三文字を探しますが、なかなか…

異常なーし!異常なし!・・・異常なし…

いやむしろ異常だらけ。
何この本?!と思わず手に取りたくなる本によく出会います。
まぁ値段が値段、ほいほいは買えないですけどね。
古書と言ってもいろいろなジャンルに分かれていて、文学だったり、芸術だったり。
釣りに関連する古書が置いてありそうなコーナーを探ってはいたのですが、そう簡単には見つかりません。

十数件回り、ちょっぴり諦めの気持ちが出だしていた頃。
大通りに面したビルの階段を上っていると、看過できない掲示が…

←植物、釣り

….ふむ
ふむ?
釣り?!

行き着いたのは「鳥海書房」という古書店。
どうやら動植物に関連する古書に特化した古書店のようで、中でも釣りジャンルには力を入れている古書店らしい。
まさかそんな店があろうとは…
ここで異常なしだったら、ポチしよう。

と思ったのですが!

異常あり!!

復刻版ですけど、ついに発見しました…
鳥海書房さん、感謝っす!
紐で綴じられ、和紙を使用した装丁…爺さんの本にあった特別感が間違いなくある。
鳥海書房さんのおかげで状態は極めて良好。古書ながらこれから自分色に染めたくなる白いキャンバス感も。
はやる気持ちを抑えきれず、居酒屋でビールを飲みながらそろーりとカセンロクを開きました。

この本の著者とされているのが、津軽采女(ツガル ウネメ)。
執筆された年については諸説あるものの、当時は「お犬様」をはじめ生類への憐みが重視されていた時代。
お魚様を欺き、悦を入る釣りが大っぴらに許されるわけもなく…安易に釣りをすれば釣り罪で流罪になるやもしれぬ…
ネット上での情報収集なんてできない、釣り人との会話で情報を得る日々。
そんな状況で大作 何羨録を執筆したウネメさん。

抑えきれぬ釣り欲。

是非、大河ドラマ化してほしい。この釣りバカを。

内容ですが、

想像以上におもろい!

上巻は江戸湾のキス釣り場について
中巻は竿の部、鈎の部…といった当時の釣り道具に関して。
下巻は天候の占い方など
東京でキス釣りって、僕はあまりイメージがわかないのですが、当時はよく釣れたのでしょう。

なんでしょうな、この虎の巻感。

それにしても…

佐藤さん、あんたパイオニアだよ!

No Tsuri-ba! No Life!

 

 

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/05/mv0524.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/05/mv0524-150x150.jpgいしぽよ釣りTALKカセンロク,何羨録,古書,神保町,鳥海書店こんにちは。知らぬ間に「いしぽよ」に改名していたイシザキです。 かつて宮崎で出会った清らかで汚いじじぃ。 今回、彼が持っていた「日本で一番古い釣りの本」を探してきました! 古書の街、神保町。 ネットで探してポチするのもいいかな、って思ったのですが、汗かいて探す方が面白いかなって。 古書店を回り、関連しそうな棚を端から一つ一つ指差し確認、「何羨録」の三文字を探しますが、なかなか... 異常なーし!異常なし!・・・異常なし... いやむしろ異常だらけ。 何この本?!と思わず手に取りたくなる本によく出会います。 まぁ値段が値段、ほいほいは買えないですけどね。 古書と言ってもいろいろなジャンルに分かれていて、文学だったり、芸術だったり。 釣りに関連する古書が置いてありそうなコーナーを探ってはいたのですが、そう簡単には見つかりません。 十数件回り、ちょっぴり諦めの気持ちが出だしていた頃。 大通りに面したビルの階段を上っていると、看過できない掲示が... ←植物、釣り ....ふむ ふむ? 釣り?! 行き着いたのは「鳥海書房」という古書店。 どうやら動植物に関連する古書に特化した古書店のようで、中でも釣りジャンルには力を入れている古書店らしい。 まさかそんな店があろうとは... ここで異常なしだったら、ポチしよう。 と思ったのですが! 異常あり!! 復刻版ですけど、ついに発見しました... 鳥海書房さん、感謝っす! 紐で綴じられ、和紙を使用した装丁...爺さんの本にあった特別感が間違いなくある。 鳥海書房さんのおかげで状態は極めて良好。古書ながらこれから自分色に染めたくなる白いキャンバス感も。 はやる気持ちを抑えきれず、居酒屋でビールを飲みながらそろーりとカセンロクを開きました。 この本の著者とされているのが、津軽采女(ツガル ウネメ)。 執筆された年については諸説あるものの、当時は「お犬様」をはじめ生類への憐みが重視されていた時代。 お魚様を欺き、悦を入る釣りが大っぴらに許されるわけもなく...安易に釣りをすれば釣り罪で流罪になるやもしれぬ... ネット上での情報収集なんてできない、釣り人との会話で情報を得る日々。 そんな状況で大作 何羨録を執筆したウネメさん。 抑えきれぬ釣り欲。 是非、大河ドラマ化してほしい。この釣りバカを。 内容ですが、 想像以上におもろい! 上巻は江戸湾のキス釣り場について 中巻は竿の部、鈎の部...といった当時の釣り道具に関して。 下巻は天候の占い方など 東京でキス釣りって、僕はあまりイメージがわかないのですが、当時はよく釣れたのでしょう。 なんでしょうな、この虎の巻感。 それにしても... 佐藤さん、あんたパイオニアだよ! No Tsuri-ba! No Life!    手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン