どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

Yahoo!ナントカ袋を見ていると釣りに関する質問や雑談的なものも多く、釣り人の本音を聞いているようでなかなか面白いものである。

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方法を教えてくださいと言うものから、ムカついた話、怖い話までバラエティに富んでいる。

それで思い出したのだが、去年だったか、自然渓流管理釣り場の赤久縄に行った時の事だ。

ワタシがポンド風エリアの端でスプーンをキャストしていると、ワタシの右手の陸地にやってきて横に向かってキャストしはじめるひとりのオッサン。

どう考えたっておかしいだろ!

だって正面に投げるワタシと完全なるクロスになるのだから。

このやろー

と思いつつも文句を言うのも嫌なので、ワタシは後ろにある川エリアへと移動してアップでキャストしていると、またやってきたそのオッサン。

横からキャスト

おい!

さすがに腹が立つが、我慢して移動する。

横からキャスト

いい加減にしろ!

完全に志村けんのコントじゃねーか!柄本明かよ!と言いたくなるほどのコントっぷり。

決して釣りの操作が下手な初心者なんかではないのに、ルール順守の意識だけが欠如しているやっかいなオッサンなのだ。

空いている場所ならいくらでもあるのに、なぜか近づいてきてキャストする。

不思議なオッサンであった。

あともう一つ、暗いうちにポイントに入ってアオリイカを狙っていた時の事。

すっかり空も明るくなり、諦めて帰る人が出始めたころに独り言をブツブツ言いながらやってきて、超絶的に雑な釣り方をし始めた赤い帽子のエギンガー。

飽きるとすぐにエギは起き竿でワームでアジ狙いしたり、超絶飛ばない飛距離で独り言をブツブツと言いながらエギを投げたりしている。

するとその人のロッドが思いっきりしなる。

え?

周りの人たちは何が起きたのか?と注目していると、なんとデカアオリを釣りやがった。

みんな見て見ぬふりをしているが、その驚きと怒りにも似た嫉妬がヒシヒシと伝わってくる。

ようやく足元に寄せたアオリイカをタモ入れしようとしている。

が、柄が短くて全然届かない。なにかブツブツ言っている。

ダメだ、笑いが堪えられない。

ついには堤防に這いつくばって目いっぱい腕を伸ばしてなんとかランディング。

何かをブツブツ言いながら締めようとナイフを刺すが、

プシュー

全然締まらない。

この時、解読できた独り言は、

あれ~?

であった。

何度も何度もナイフを刺す。

半分だけ色が変わった。

もうだめだ。もう笑いを堪えるのは無理だ。赤い帽子を見ただけで耐えられない。

こうなると釣りどころではない。デシ男にも似た彼の動向にもう夢中である。

釣りをしているよりも長い時間をかけてようやく締めたアオリイカをビニール袋に入れるとブツブツと言いながらその場を去って行った。

超絶飛ばないエギ、ほとんどシャクらずガサガサやっている不思議な釣法 、多い独り言、そして誰よりも短時間で、誰よりもでかいイカを釣って帰って行った。

エギングって、なんじゃろ?と思った一日であった。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/10/IMG_1720.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/10/IMG_1720-150x150.jpgtsuri-ba釣りTALKYahoo!知恵袋,ムカつく,笑えるどうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 Yahoo!ナントカ袋を見ていると釣りに関する質問や雑談的なものも多く、釣り人の本音を聞いているようでなかなか面白いものである。 方法を教えてくださいと言うものから、ムカついた話、怖い話までバラエティに富んでいる。 それで思い出したのだが、去年だったか、自然渓流管理釣り場の赤久縄に行った時の事だ。 ワタシがポンド風エリアの端でスプーンをキャストしていると、ワタシの右手の陸地にやってきて横に向かってキャストしはじめるひとりのオッサン。 どう考えたっておかしいだろ! だって正面に投げるワタシと完全なるクロスになるのだから。 このやろー と思いつつも文句を言うのも嫌なので、ワタシは後ろにある川エリアへと移動してアップでキャストしていると、またやってきたそのオッサン。 横からキャスト おい! さすがに腹が立つが、我慢して移動する。 横からキャスト いい加減にしろ! 完全に志村けんのコントじゃねーか!柄本明かよ!と言いたくなるほどのコントっぷり。 決して釣りの操作が下手な初心者なんかではないのに、ルール順守の意識だけが欠如しているやっかいなオッサンなのだ。 空いている場所ならいくらでもあるのに、なぜか近づいてきてキャストする。 不思議なオッサンであった。 あともう一つ、暗いうちにポイントに入ってアオリイカを狙っていた時の事。 すっかり空も明るくなり、諦めて帰る人が出始めたころに独り言をブツブツ言いながらやってきて、超絶的に雑な釣り方をし始めた赤い帽子のエギンガー。 飽きるとすぐにエギは起き竿でワームでアジ狙いしたり、超絶飛ばない飛距離で独り言をブツブツと言いながらエギを投げたりしている。 するとその人のロッドが思いっきりしなる。 え? 周りの人たちは何が起きたのか?と注目していると、なんとデカアオリを釣りやがった。 みんな見て見ぬふりをしているが、その驚きと怒りにも似た嫉妬がヒシヒシと伝わってくる。 ようやく足元に寄せたアオリイカをタモ入れしようとしている。 が、柄が短くて全然届かない。なにかブツブツ言っている。 ダメだ、笑いが堪えられない。 ついには堤防に這いつくばって目いっぱい腕を伸ばしてなんとかランディング。 何かをブツブツ言いながら締めようとナイフを刺すが、 プシュー 全然締まらない。 この時、解読できた独り言は、 あれ~? であった。 何度も何度もナイフを刺す。 半分だけ色が変わった。 もうだめだ。もう笑いを堪えるのは無理だ。赤い帽子を見ただけで耐えられない。 こうなると釣りどころではない。デシ男にも似た彼の動向にもう夢中である。 釣りをしているよりも長い時間をかけてようやく締めたアオリイカをビニール袋に入れるとブツブツと言いながらその場を去って行った。 超絶飛ばないエギ、ほとんどシャクらずガサガサやっている不思議な釣法 、多い独り言、そして誰よりも短時間で、誰よりもでかいイカを釣って帰って行った。 エギングって、なんじゃろ?と思った一日であった。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン