こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!

【ヘラブナ】雨ニハマケル。丈夫ナカラダヲモツケレド。 の続きです!

前回行った釣堀ヘラブナ釣行は雨に阻まれ惨敗。

いくらヘラブナとて、釣堀でのボウズ結果は受け入れがたい。前回は30分程度しかできなかったし、と自分に言い訳を立ててみてもどうも納得がいかない。

なら、もう一回チャレンジして華々しく散ろうと思う。

ということで再びやってきたのは隅田公園魚釣り場。

15:00から釣りを開始して17:00までたっぷり時間を取る予定だ。しかし・・・

雲天。

前回に引き続き、今にも頬に水滴がポツポツあたってきそうな空気感。

だが・・・今日は負けん。

利用料30円を買って入場。


今回は違うポイントを攻めてみようと、入り口から一番遠い奥のエリアに進む。誰もいないし。

今回も借り竿は利用せず、レッドを動員。ただし、今回はレッドに工夫を加える。

ヘラブナ釣りはウキが動いた瞬間に即アワセを入れる、超電撃フッキングが求められる釣り。1.8mは十分の短竿なのだが、それでも1mの短竿と比べたら合わせにコンマ数秒の遅れが生じそうだ。周囲で釣りをする仙人達なら使いこなせるのだろうが、僕にはまだここまでの長モノを扱えそうにない。そのため、1.8mの短竿をセロハンで加工して約1mの短竿に作り変える。

すると、管理人が話しかけてきた。
管:利用券ちょーだい。
僕:あ、はーい。
管:竿はもっとる?
僕:はい!これくらいの長さなら大丈夫ですよね?
菅:うん、大丈夫!あっちの方がいいよ!

管理人の助言に従い、池の中央付近に移動。前回ここで釣りを始めたのだが、即刻雨に降られてしまったのであまり攻め切れていない場所ではあった。まぁ管理人が言うのだ。間違いない。

仕掛けは前回と同じで、ウキと浮力調整のためのガン玉、袖鈎4号。前回の管理人の助言を踏まえた上での仕掛けだ。ウキ下はだいたい20cmくらい。



前回で少し慣れたのか、手際よく準備が終わり、釣りを開始。

仕掛けをポチャッと落とすと、ウキがスゥーっと立つので・・・


あとはひたすらウキを見つめる。

じぃぃ・・・・・

じぃぃ・・・・・

・・・・

じぃぃ・・・・

・・・・

ちょっと上げてみっか。

・・・・

早くも忍耐切れ。

自分でもちょっと我慢が足りないとは思ったのですが、意外にそうでもない。餌としては練り餌を使っているので、配合具合にもよるがしばらくすると餌が必然的になくなり、餌の付け替えを余儀なくされる。ウキをひたすら眺めている釣りというイメージとは異なり意外に忙しいのだ。もしめんどくさい場合は持ちがいいミミズなどを使うのもいいかも。

餌を付け替えながら釣りを続ける。

ポチャ・・・スゥッ・・・・・

・・・・

・・・・

おーい・・・・

・・・

おーい、にいちゃん・・・

・・・

おーい・・・

・・・

は?

声が聞こえて来る先に目を向けると、爺さん仙人がこちらを見ながら手招きをしている。
僕:はい?
翁:こっち!こっちこっち!
僕:はい?
翁:そこはだめだ!こっちに来な!

どうやら翁は釣れるポイントに僕を導いてくれているらしい。先ほど釣りをしていたところから約5mズレたポイント。先ほどの管理人の助言に関しては、指さす先をアバウトに認識してしまっていたので少しのズレがあったようだ。

よく考えてみたら前回も今回も仙人達が座している場所はほぼ同じ。裏を返せば僕が座したポイントは前回も今回も空いている。

場所移動も完了したところで釣り再開。

ボチャ・・・スゥ・・・・

・・・・

おーい。

再び爺さん仙人からお呼びがかかる。

 

仕掛け講座開始である。

別に頼んだわけでもないのだが、これが聞いていて面白かったりするのである。延べ竿に糸・ウキ・ハリという単純構成だが、仕掛け構成についての議論は激しいのがヘラブナ釣り。おそらくココにいる釣り人はそれぞれがオリジナルな仕掛けパターンを持っていて、市販の仕掛けを使っている人などいないであろう。

なるほど聞いているとなかなか面白い仕掛けを考えておられる。今度パクらせてもらおう。僕のオリジナルとして。

隣で見事に魚を釣り上げる仙人。それにしても彼らの手際は見事。ウキが動きだす瞬間にアワセを入れ、魚とのやりとり。魚を寄せて水面から数センチ持ち上げたかと思うと一瞬でハリを外して魚をリリースする。

そういった無駄がない所作になんとも言えない美を感じてしまうのだが、僕がその境地に達するにはまだまだ多くの時間が必要だ。

・・・・

予想以上にヘラブナ釣りにはまってしまいそうで心配だが、俄然やる気が出てきた!早速仕掛け投入!

と行きたいが、ここで問題発生。

また雨かよ!

でも・・・

絶対に負けねぇからな!

爺さん仙人に触発されてやる気は急上昇。雨ごときで中断するなど考えられないのだ。


とはいえ、濡れたら体冷えちゃうしね。

餌を付け替え、投入をしばらく繰り返していると・・・

!!!!!!

続く:【ヘラブナ】雨ニモマケズ釣ッタケド・・・・どうするドウスル!?

No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/09/b699c8d874743a47e4df3425cf06bcc3.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/09/b699c8d874743a47e4df3425cf06bcc3-150x150.jpgいしぽよ釣りTALKヘラブナ,隅田公園魚釣り場こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです! 【ヘラブナ】雨ニハマケル。丈夫ナカラダヲモツケレド。 の続きです! 前回行った釣堀ヘラブナ釣行は雨に阻まれ惨敗。 いくらヘラブナとて、釣堀でのボウズ結果は受け入れがたい。前回は30分程度しかできなかったし、と自分に言い訳を立ててみてもどうも納得がいかない。 なら、もう一回チャレンジして華々しく散ろうと思う。 ということで再びやってきたのは隅田公園魚釣り場。 15:00から釣りを開始して17:00までたっぷり時間を取る予定だ。しかし・・・ 雲天。 前回に引き続き、今にも頬に水滴がポツポツあたってきそうな空気感。 だが・・・今日は負けん。 利用料30円を買って入場。 今回は違うポイントを攻めてみようと、入り口から一番遠い奥のエリアに進む。誰もいないし。 今回も借り竿は利用せず、レッドを動員。ただし、今回はレッドに工夫を加える。 ヘラブナ釣りはウキが動いた瞬間に即アワセを入れる、超電撃フッキングが求められる釣り。1.8mは十分の短竿なのだが、それでも1mの短竿と比べたら合わせにコンマ数秒の遅れが生じそうだ。周囲で釣りをする仙人達なら使いこなせるのだろうが、僕にはまだここまでの長モノを扱えそうにない。そのため、1.8mの短竿をセロハンで加工して約1mの短竿に作り変える。 すると、管理人が話しかけてきた。 管:利用券ちょーだい。 僕:あ、はーい。 管:竿はもっとる? 僕:はい!これくらいの長さなら大丈夫ですよね? 菅:うん、大丈夫!あっちの方がいいよ! 管理人の助言に従い、池の中央付近に移動。前回ここで釣りを始めたのだが、即刻雨に降られてしまったのであまり攻め切れていない場所ではあった。まぁ管理人が言うのだ。間違いない。 仕掛けは前回と同じで、ウキと浮力調整のためのガン玉、袖鈎4号。前回の管理人の助言を踏まえた上での仕掛けだ。ウキ下はだいたい20cmくらい。 前回で少し慣れたのか、手際よく準備が終わり、釣りを開始。 仕掛けをポチャッと落とすと、ウキがスゥーっと立つので・・・ あとはひたすらウキを見つめる。 じぃぃ・・・・・ じぃぃ・・・・・ ・・・・ じぃぃ・・・・ ・・・・ ちょっと上げてみっか。 ・・・・ 早くも忍耐切れ。 自分でもちょっと我慢が足りないとは思ったのですが、意外にそうでもない。餌としては練り餌を使っているので、配合具合にもよるがしばらくすると餌が必然的になくなり、餌の付け替えを余儀なくされる。ウキをひたすら眺めている釣りというイメージとは異なり意外に忙しいのだ。もしめんどくさい場合は持ちがいいミミズなどを使うのもいいかも。 餌を付け替えながら釣りを続ける。 ポチャ・・・スゥッ・・・・・ ・・・・ ・・・・ おーい・・・・ ・・・ おーい、にいちゃん・・・ ・・・ おーい・・・ ・・・ は? 声が聞こえて来る先に目を向けると、爺さん仙人がこちらを見ながら手招きをしている。 僕:はい? 翁:こっち!こっちこっち! 僕:はい? 翁:そこはだめだ!こっちに来な! どうやら翁は釣れるポイントに僕を導いてくれているらしい。先ほど釣りをしていたところから約5mズレたポイント。先ほどの管理人の助言に関しては、指さす先をアバウトに認識してしまっていたので少しのズレがあったようだ。 よく考えてみたら前回も今回も仙人達が座している場所はほぼ同じ。裏を返せば僕が座したポイントは前回も今回も空いている。 場所移動も完了したところで釣り再開。 ボチャ・・・スゥ・・・・ ・・・・ おーい。 再び爺さん仙人からお呼びがかかる。   仕掛け講座開始である。 別に頼んだわけでもないのだが、これが聞いていて面白かったりするのである。延べ竿に糸・ウキ・ハリという単純構成だが、仕掛け構成についての議論は激しいのがヘラブナ釣り。おそらくココにいる釣り人はそれぞれがオリジナルな仕掛けパターンを持っていて、市販の仕掛けを使っている人などいないであろう。 なるほど聞いているとなかなか面白い仕掛けを考えておられる。今度パクらせてもらおう。僕のオリジナルとして。 隣で見事に魚を釣り上げる仙人。それにしても彼らの手際は見事。ウキが動きだす瞬間にアワセを入れ、魚とのやりとり。魚を寄せて水面から数センチ持ち上げたかと思うと一瞬でハリを外して魚をリリースする。 そういった無駄がない所作になんとも言えない美を感じてしまうのだが、僕がその境地に達するにはまだまだ多くの時間が必要だ。 ・・・・ 予想以上にヘラブナ釣りにはまってしまいそうで心配だが、俄然やる気が出てきた!早速仕掛け投入! と行きたいが、ここで問題発生。 また雨かよ! でも・・・ 絶対に負けねぇからな! 爺さん仙人に触発されてやる気は急上昇。雨ごときで中断するなど考えられないのだ。 とはいえ、濡れたら体冷えちゃうしね。 餌を付け替え、投入をしばらく繰り返していると・・・ !!!!!! 続く:【ヘラブナ】雨ニモマケズ釣ッタケド・・・・どうするドウスル!? No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン