どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

今回の釣行キャンプで最後のチャンスではないかと思われる新潟青物キャンプ3日目、この日を逃したらイナダと会えないGWとなってしまう可能性が高く、なんとしてでも釣り上げたい。

と言う焦りからだろうか、この日も3時過ぎに目が覚め寒さのためにモジモジとしていると釣行開始時刻の4時となり今回は徒歩で海岸へと向かった。

今回は起き抜けに最低限の動作で出発できるよう、CW-Xを履き、イージスオーシャンを着て寝たので、ウェーダーさえ履けばそのまま出発!と思ったのだが、イージス―オーシャンは一度脱がねばならず、あまり意味がなかった。

腰痛残るなか少々無駄な時間を費やしてしまったが、昨日と同じ場所から海岸へと出るとすでに大勢の釣り人たちでビッシリだ。

右側にほどよいスペースがあったので、そこを釣り座にし、まだ薄暗い大海原に向かって早速メタルジグをブン投げる。

今回も昨日同様、ジャーク&フォール、ジャークジャークジャーク&ジャーク、早巻のタダ巻&フォール、遅まきのタダ巻き、あらゆるレンジあれこれ

開始早々足元で何かが一瞬ヒットしたが、それ以降はアタリがないまま時間だけが無常に過ぎていく。

今日もダメなのか。。。

しかし左隣の方がポツポツと釣り、小さなお子さんがヒラメを釣っている。

羨ましい!

と言う事はだ、もう少しすればこちらにも群れが回ってくるのではないだろうか。

少ししてワタシの右側に餌釣りの方がやってきた。

磯竿片手にコマセを巻きつつオキアミを餌にしてイナダを狙っているようだ。

気が付くとその方の竿が激曲がりしている!

しかも左隣の親子も釣っている!

ワタシだけが釣れない!

マジか。。。

そんなはずはない!

よく見るとキャストエリアに小魚の群れが入ってきているようで、水の色が広い範囲で黒っぽく見える。

水面にメタルジグを走らせるとイナダがメタルジグをおいかけてきて水面に大きな波紋を作る。

これは!来たか!ようやくワタシにもチャンスが訪れたか!

しかしタイムリミット寸前である。急がなくてはならない。

黒い影に向かって全力で遠投し、ロッドを立てて水面を引いてくる。

直後にリトリーブがグゥーっと重くなった。

キター!イナダキター!

強烈な引きで抵抗するイナダ。

それに負けじとグリグリ寄せる。

とにかく魚を美味しく食べるためには弱らせない事が重要だ。相手に主導権を握られたら終わりである。

あっと言うまに足元まで寄せると最後の抵抗を見せるが抑え込んで砂浜にずり上げる。

よっしゃ―!!!!

口の皮一枚。。。あぶなかった。。。

ビニール袋にそのまま放り込み次を狙いフルキャストする。

バルルルルルルルル!

油断のライントラブルである。こんな時に。。。

速攻でSFノットを組みキャストを再開すると、水面を高速で泳ぐメタルジグのうしろをイナダが追いかけてきた。大きな波紋ができる。

そのまま巻き続けると、

ボチョン!

キター!トップイナダキター!

また弱らせる前に取り込もうとゴンゴン巻く。さっきよりもパワフルだ。

少し手こずって足元まで寄せるとまたもや最後の抵抗を見せるがそのままずり上げようとしたところで、

スポーン!

ヒビヤー!アウト―!

ここまで来てこれか。。。

その後も追いかけては来るのだが、乗せられずにいると群れが去ったのか、静かな海へと戻ってしまった。

2年前に来たときは朝まずめと午後で10匹以上釣れ、良型のホウボウも混ざったのだが、今回はそんなにうまいことはいかなかった。

しかしなかなか良型のイナダ、42センチだ。家族で食べる分には十分である。

お刺身、カマ焼き、塩焼、干物。なんでもできちゃう。

できちゃうの♪

足取り軽く徒歩でテン場に戻り内臓とエラだけ外してクーラーボックスへ。夜が楽しみである。

朝食を食べてから妻がシロギスを釣りたいと言うので昨日行った柿崎漁港へと向かう。

そんな事もあろうかと実はテレスコのトラウトロッドもこっそり車に入れておいたのだ。

メインラインにチチワを作り、ハゼ針のハリスにもチチワを作り、チチワ同士で接続したら結び目の上に4Bのガン玉を打てば仕掛けは完成だ。

所謂スプリットリグだが、イワナの仕掛けも作り方は全く同じ。釣りの基本ともいえる仕掛けである。

これにイソメをつけてチョンっと投げてボトム周辺をフワフワとゆっくりサビくようにリトリーブすると、

キター!いきなりのヒット!

しかも20センチ以上ある良型のシロギスだ!

引きもかなり強く面白い。

数はいるのだが、スレているのかなかなか乗らず妻と二人合わせて7匹釣ったところで子どもたちがお腹が空いたと言うので、ランチタイムをとりつつ柏崎港まで行こうと言う事になり移動する。

息子はは焼きそばが食べたい

娘はチャーハンが食べたい

それらしい店も見つからぬまま結局コンビニでお弁当を買いレジャーシートを広げ、柏崎港で海を見ながらのランチタイムとなった。

妻もイナダが釣りたいと言うので様子を見ていたのだが群れは入ってきていないのか。ナブラもアタリもなく、子どもたちのグズグズ魔の時間に入り、お昼寝させつつポイントを探してみる事に。

そこで出会ったのが笠島漁港だ。

雰囲気がとても素晴らしく、今回のように家族で釣りをするにはここも最適である。

規模は小さいが車で釣り座まで入る事ができ、正面に堤防が入っているものの、google mapで見ると塞ぐような形状ではなく潮通しはかなりよさそうだ。これは青物が入ってくるのではないか?

準備だけして様子を見ていると突然のザワつき。

ナブラだ!

凄いスピードでイナダの群れが小魚を食い散らかしていく。

ズパーン!

ボチョン!

あっと言う間、一瞬の出来事である。

メタルジグを投げた頃にはもう遠くへ行ってしまった。。。

ドシャローでスケスケなだけに回遊待ちのキャストはあまりやる気がおきないが、こういう事態になるのですぐにキャストできるよう準備は万端にしておくと良いだろう。

近くでサビキ釣りをされていた美人ママさん。ボラだろうか、かなり良型の魚がかかり、しばらくのやりとりのあとハリスが切れたようなのだが、

食った!くそぉー!

と、まるで豹変したのは何か見てはならい心の叫びを見てしまったような気がした。

また、別の方は大きなマダコを釣っていた。

釣れたり、バレたりするたびに周囲の人から歓声が上がったり、残念がる声がしたりと、とても和やかな漁港でその穏やかな雰囲気にすっかり魅了されてしまった。

しかも、青物の通り道なのだからたまらない!

子どもたちグズグズ魔の時間第二弾がやってきた頃、ちょうど日も傾き始めてきたのでここでストップフィッシング。

今回は釣果に満足しながらテン場へと戻り、イナダは3枚におろしカマ焼き、アラの塩焼、半身はお刺身、塩焼にし、もう半身は干物にするため塩水に漬けた。

シロギスは背開きにして天ぷらだ。

もう最高!どれもこれも最高!

イナダのお刺身は脂がのっていて甘みがありうまい!

シロギスの天ぷらはフワッフワでうまい!

子どもたちが大はまりし、もっと食べたいもっと食べたいとほとんどの釣魚を食べつくしてしまった。

さらにもっと食べたいもっと食べたいと言うので、干物にしようと下ごしらえしたものも塩焼にして食べてしまった。。。

なかなかこちらの海で釣りをする機会は少ないが、やはり北陸、日本海のポテンシャルは凄い!スポット釣行でしかないワタシでもその恩恵にあやかれるのだ。

以前のような爆釣にぶつからなかったのは残念ではあるが、それもまた釣りである。

渓流が禁漁になる秋以降、また是非とも行きたいものだ

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/05/IMG_2675.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/05/IMG_2675-150x150.jpgtsuri-ba海釣りイナダ,サーフ,ショアジギング,新潟青物,青物どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 今回の釣行キャンプで最後のチャンスではないかと思われる新潟青物キャンプ3日目、この日を逃したらイナダと会えないGWとなってしまう可能性が高く、なんとしてでも釣り上げたい。 と言う焦りからだろうか、この日も3時過ぎに目が覚め寒さのためにモジモジとしていると釣行開始時刻の4時となり今回は徒歩で海岸へと向かった。 今回は起き抜けに最低限の動作で出発できるよう、CW-Xを履き、イージスオーシャンを着て寝たので、ウェーダーさえ履けばそのまま出発!と思ったのだが、イージス―オーシャンは一度脱がねばならず、あまり意味がなかった。 腰痛残るなか少々無駄な時間を費やしてしまったが、昨日と同じ場所から海岸へと出るとすでに大勢の釣り人たちでビッシリだ。 右側にほどよいスペースがあったので、そこを釣り座にし、まだ薄暗い大海原に向かって早速メタルジグをブン投げる。 今回も昨日同様、ジャーク&フォール、ジャークジャークジャーク&ジャーク、早巻のタダ巻&フォール、遅まきのタダ巻き、あらゆるレンジあれこれ 開始早々足元で何かが一瞬ヒットしたが、それ以降はアタリがないまま時間だけが無常に過ぎていく。 今日もダメなのか。。。 しかし左隣の方がポツポツと釣り、小さなお子さんがヒラメを釣っている。 羨ましい! と言う事はだ、もう少しすればこちらにも群れが回ってくるのではないだろうか。 少ししてワタシの右側に餌釣りの方がやってきた。 磯竿片手にコマセを巻きつつオキアミを餌にしてイナダを狙っているようだ。 気が付くとその方の竿が激曲がりしている! しかも左隣の親子も釣っている! ワタシだけが釣れない! マジか。。。 そんなはずはない! よく見るとキャストエリアに小魚の群れが入ってきているようで、水の色が広い範囲で黒っぽく見える。 水面にメタルジグを走らせるとイナダがメタルジグをおいかけてきて水面に大きな波紋を作る。 これは!来たか!ようやくワタシにもチャンスが訪れたか! しかしタイムリミット寸前である。急がなくてはならない。 黒い影に向かって全力で遠投し、ロッドを立てて水面を引いてくる。 直後にリトリーブがグゥーっと重くなった。 キター!イナダキター! 強烈な引きで抵抗するイナダ。 それに負けじとグリグリ寄せる。 とにかく魚を美味しく食べるためには弱らせない事が重要だ。相手に主導権を握られたら終わりである。 あっと言うまに足元まで寄せると最後の抵抗を見せるが抑え込んで砂浜にずり上げる。 よっしゃ―!!!! 口の皮一枚。。。あぶなかった。。。 ビニール袋にそのまま放り込み次を狙いフルキャストする。 バルルルルルルルル! 油断のライントラブルである。こんな時に。。。 速攻でSFノットを組みキャストを再開すると、水面を高速で泳ぐメタルジグのうしろをイナダが追いかけてきた。大きな波紋ができる。 そのまま巻き続けると、 ボチョン! キター!トップイナダキター! また弱らせる前に取り込もうとゴンゴン巻く。さっきよりもパワフルだ。 少し手こずって足元まで寄せるとまたもや最後の抵抗を見せるがそのままずり上げようとしたところで、 スポーン! ヒビヤー!アウト―! ここまで来てこれか。。。 その後も追いかけては来るのだが、乗せられずにいると群れが去ったのか、静かな海へと戻ってしまった。 2年前に来たときは朝まずめと午後で10匹以上釣れ、良型のホウボウも混ざったのだが、今回はそんなにうまいことはいかなかった。 しかしなかなか良型のイナダ、42センチだ。家族で食べる分には十分である。 お刺身、カマ焼き、塩焼、干物。なんでもできちゃう。 できちゃうの♪ 足取り軽く徒歩でテン場に戻り内臓とエラだけ外してクーラーボックスへ。夜が楽しみである。 朝食を食べてから妻がシロギスを釣りたいと言うので昨日行った柿崎漁港へと向かう。 そんな事もあろうかと実はテレスコのトラウトロッドもこっそり車に入れておいたのだ。 メインラインにチチワを作り、ハゼ針のハリスにもチチワを作り、チチワ同士で接続したら結び目の上に4Bのガン玉を打てば仕掛けは完成だ。 所謂スプリットリグだが、イワナの仕掛けも作り方は全く同じ。釣りの基本ともいえる仕掛けである。 これにイソメをつけてチョンっと投げてボトム周辺をフワフワとゆっくりサビくようにリトリーブすると、 キター!いきなりのヒット! しかも20センチ以上ある良型のシロギスだ! 引きもかなり強く面白い。 数はいるのだが、スレているのかなかなか乗らず妻と二人合わせて7匹釣ったところで子どもたちがお腹が空いたと言うので、ランチタイムをとりつつ柏崎港まで行こうと言う事になり移動する。 息子はは焼きそばが食べたい 娘はチャーハンが食べたい それらしい店も見つからぬまま結局コンビニでお弁当を買いレジャーシートを広げ、柏崎港で海を見ながらのランチタイムとなった。 妻もイナダが釣りたいと言うので様子を見ていたのだが群れは入ってきていないのか。ナブラもアタリもなく、子どもたちのグズグズ魔の時間に入り、お昼寝させつつポイントを探してみる事に。 そこで出会ったのが笠島漁港だ。 雰囲気がとても素晴らしく、今回のように家族で釣りをするにはここも最適である。 規模は小さいが車で釣り座まで入る事ができ、正面に堤防が入っているものの、google mapで見ると塞ぐような形状ではなく潮通しはかなりよさそうだ。これは青物が入ってくるのではないか? 準備だけして様子を見ていると突然のザワつき。 ナブラだ! 凄いスピードでイナダの群れが小魚を食い散らかしていく。 ズパーン! ボチョン! あっと言う間、一瞬の出来事である。 メタルジグを投げた頃にはもう遠くへ行ってしまった。。。 ドシャローでスケスケなだけに回遊待ちのキャストはあまりやる気がおきないが、こういう事態になるのですぐにキャストできるよう準備は万端にしておくと良いだろう。 近くでサビキ釣りをされていた美人ママさん。ボラだろうか、かなり良型の魚がかかり、しばらくのやりとりのあとハリスが切れたようなのだが、 食った!くそぉー! と、まるで豹変したのは何か見てはならい心の叫びを見てしまったような気がした。 また、別の方は大きなマダコを釣っていた。 釣れたり、バレたりするたびに周囲の人から歓声が上がったり、残念がる声がしたりと、とても和やかな漁港でその穏やかな雰囲気にすっかり魅了されてしまった。 しかも、青物の通り道なのだからたまらない! 子どもたちグズグズ魔の時間第二弾がやってきた頃、ちょうど日も傾き始めてきたのでここでストップフィッシング。 今回は釣果に満足しながらテン場へと戻り、イナダは3枚におろしカマ焼き、アラの塩焼、半身はお刺身、塩焼にし、もう半身は干物にするため塩水に漬けた。 シロギスは背開きにして天ぷらだ。 もう最高!どれもこれも最高! イナダのお刺身は脂がのっていて甘みがありうまい! シロギスの天ぷらはフワッフワでうまい! 子どもたちが大はまりし、もっと食べたいもっと食べたいとほとんどの釣魚を食べつくしてしまった。 さらにもっと食べたいもっと食べたいと言うので、干物にしようと下ごしらえしたものも塩焼にして食べてしまった。。。 なかなかこちらの海で釣りをする機会は少ないが、やはり北陸、日本海のポテンシャルは凄い!スポット釣行でしかないワタシでもその恩恵にあやかれるのだ。 以前のような爆釣にぶつからなかったのは残念ではあるが、それもまた釣りである。 渓流が禁漁になる秋以降、また是非とも行きたいものだ それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン