【新潟青物キャンプ2018】暴風、雨、爆風。GW5泊6日の青物キャンプ釣行!
どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
さて、みなさんGWは如何だっただろうか。釣りに、家族との行楽に、日頃なかなかできない事に挑戦したりと楽しめた方も多いのではないだろうか。
GWを9日間のフル連休にできたワタシはと言えばキャンプをしながらの釣りを楽しんだような、楽しんでいないような。
GWは毎年恒例となった新潟の青物キャンプへと行くのだが、事前に注意を払っていた天気予報では大荒れの予報が出ており、果たして釣りはおろかキャンプすら怪しいのではないかと心配していた。
すると今年は雪解けが早かった檜枝岐のキャンプ場が5月3日からオープンすると言う情報が入ってきた。
この季節であればテンカラでは厳しいかもしれないが、ルアー、あるいは餌釣りであれば良く釣れるはずだ。
むむむ!
悩む!
2年前のGW、すっかり新潟行きの準備をし、車には青物に使うタックルが乗せてあったが新潟には大荒れの予報が出ている事に気がついた。例年より早くオープンした檜枝岐へと出発寸前に行き先とタックル、そして気持ちを変えたことがあった。あの時とまったく同じ状況。ただ違うのは現地の気温だ。
気温を調べると暖かい日が続いていたものの、GW中は最低気温が2度になる予報が出ている。それは村内の話でワタシが滞在するキャンプ場はさらに標高が高い。となればいわずもがな、もはや極寒の地である。過去にもGWに雪がチラついたことがあり、その寒さは想像を絶する。
2年前のその時はすっかり雪代も消え過ごしやすい気候だったのだが、幼い子が同行する今回はそう言うわけにもいかない。
GW前半で新潟に行ければこのような悩みもなかったのだが、1日は妻が午前中だけ仕事があると言う事で早くても1日の午後からの出発。
となれば寒いか、風が強いかの何れかを選ばなくてはならない。
行かない、は無い!
あの青物の引きが忘れられない、でも檜枝岐の源流にも癒されたい。
出発当日の朝、まだ車に荷物を積む前である。行き先に合わせてタックルを乗せる事が今なら可能だ。
キャンプ道具を積み、最後にタックルを積む。
さぁ、どっちを積むのだ!
どっちだどっちだどっちだどっちだ!
妻の希望もあり今回は新潟青物キャンプへと行く事にした。
イナダ釣りたい!イナダ釣りたい!イナダ釣りたい!イナダ釣りたい!なんならワラサ釣りたい!
午後一から出発すれば到着は夕方になりそこからテン場を整え子を風呂に入れ、食事をすれば夕まずめの釣りには間に合わない。天気予報を見る限り、まともに釣りができるのは翌日、つまり2日だけと言う事になりそうだ。もしここで釣れなければ今回の青物釣行は終わりである。
非常に緊張感のある青物キャンプ。
癒される筈の釣りキャンプで緊張感と焦燥感に襲われる。
まぁ時にはそんな事があっても良いだろう。
なんと言っても釣り場はテントの目の前だ。暗いうちからルアーを投げれば一匹は釣れるだろう。
さぁ、どんな手応えをしてくれるのか。新潟の青物よ!
そんな事を考えワクワクしながら床に就く。4時半に起きるつもりがまだまだ夜空が広がる1時半に起きてしまう。
子どもか!
波の音を聴きながら時が来るのを待つ。
キャンプ中は外すことのないプロトレックのデジタル表示が4時になったところで外に出て見ると空気は暖かい。去年はとても寒くてイージスオーシャンを着込んだほどだったが、寒さは感じない。もっとも今回はイージスオーシャンを忘れたのだが。
ウェーダーにウェーディングベストを着用しいつもの海岸へと出る。
あれ!?
砂浜が無いよ!?
何これ!?
ワタシの記憶が正しければまだ暗いうちだと言うのに砂浜にはズラーっと並んだアングラーが所狭しと隙間を見つけては入っているイメージなのだが。
しかしその砂浜がないのだ。
どうやら風と波によって侵食しては人工的に砂を盛ると言うのを繰り返しているようなのだが、今回は侵食されたままの状態らしい。
先行者2名とワタシが立てば精一杯の広さしかない砂浜に立ちダイソーのメタルジグでまずはアタリを探ってみる。
ゆっくりとリフトフォールを繰り返していると、ゴゴっとしたアタリが出た。
大した引きは感じないが魚が付いている事は間違いない。キャッチしてみると、
巨アジ!
35センチぐらいの巨アジ!
ストリンガー にかけておくが足元の引き波が強くアジがボロボロになって行くので途中で妻にピックアップしてもらい釣りを続行する。
しかし投げどもシャクれども一向にアタリはない。ナブラも見えない。コノシロの群も入ってこない。
例年であれば両隣の釣り人が釣れ始めるとまるで熱が伝搬するかのようにこちらも釣れ始めたりするのだが、だーれも釣れていない。むしろアジが釣れた事が奇跡のようだ。
4時間ほどキャストするが青物が回遊してくる気配がないので8時30分に切り上げる。
明日は暴風雨の予報。
明後日も暴風雨の予報。
絶望的である。絶望感でいっぱいである。
柿崎港へと移動することにし、子にサビキ釣りを教えつつ、トラウトロッドにガン玉4号、キス鉤を付けただけのシンプル仕掛けでキャストし、構内のシロギスを狙う。
去年はこれで20センチオーバーの良型シロギスが良く釣れたのだが、今年はアタリは多いものの、釣れるのはピンギスばかり。
天ぷらにするにはちょっと小さい。
イナダが釣れなかった絶望感で写真を撮る事も忘れていた。
おだやかだった港内に吹き込む風が強くなり絶望感がいよいよ現実的になってきた。雨でも釣りができるのであれば良いのだが、滞在期間中は暴風でどうにもならなそうだ。
夜になると風は静かになり沖に光る船たちもよく見える。しかし天気予報通り気温は下がり翌日の暴風を予感させるに十分だった。
翌朝は寒い上に暴風、そして雨。雪が残る北アルプスの冷たさが西風に乗って吹き付ける。
天気予報が外れる事はなくまさしく三日三晩暴風は続き、ようやく暖かく晴れたのは5月5日になってから。
穏やかに晴れ渡りこれは最後を締めくくるには最高の釣り日和だといつもより東の海岸へエントリーする。
キャストしていると立っているのも辛いほどに見る見る暴風、爆風となりほんの15分で撤収・・・
もはや釣りどころではない。
さっきまでの穏やかさんはどこへ行ったのだ!
海は我々関東の人間が想像する日本海そのもの。
東映!
漢!
ドッパーン!
夕方になりだいぶ風がおさまった。皮肉にも帰る日、つまり翌日は晴天釣り日和のようだ。
しかしテン場の撤収作業、渋滞にハマる前に帰りたいと言う事で釣りはできない。ならば風呂上がりの夕マズメに小一時間キャストするが、全くもって反応なく今回のGW青物キャンプ釣行はこれにて終了となった。
新潟の神様、次回はお願いします!
それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!
https://tsuri-ba.net/?p=14790https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/05/E0806C43-ED43-498E-B6FA-C3FB85DF12F9.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/05/E0806C43-ED43-498E-B6FA-C3FB85DF12F9-150x150.jpeg海釣りイナダ,ゴールデンウィーク,サーフ,ショアジギング,ワラサ,新潟,釣りキャンプ,青物どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 さて、みなさんGWは如何だっただろうか。釣りに、家族との行楽に、日頃なかなかできない事に挑戦したりと楽しめた方も多いのではないだろうか。 GWを9日間のフル連休にできたワタシはと言えばキャンプをしながらの釣りを楽しんだような、楽しんでいないような。 GWは毎年恒例となった新潟の青物キャンプへと行くのだが、事前に注意を払っていた天気予報では大荒れの予報が出ており、果たして釣りはおろかキャンプすら怪しいのではないかと心配していた。 すると今年は雪解けが早かった檜枝岐のキャンプ場が5月3日からオープンすると言う情報が入ってきた。 この季節であればテンカラでは厳しいかもしれないが、ルアー、あるいは餌釣りであれば良く釣れるはずだ。 むむむ! 悩む! 2年前のGW、すっかり新潟行きの準備をし、車には青物に使うタックルが乗せてあったが新潟には大荒れの予報が出ている事に気がついた。例年より早くオープンした檜枝岐へと出発寸前に行き先とタックル、そして気持ちを変えたことがあった。あの時とまったく同じ状況。ただ違うのは現地の気温だ。 気温を調べると暖かい日が続いていたものの、GW中は最低気温が2度になる予報が出ている。それは村内の話でワタシが滞在するキャンプ場はさらに標高が高い。となればいわずもがな、もはや極寒の地である。過去にもGWに雪がチラついたことがあり、その寒さは想像を絶する。 2年前のその時はすっかり雪代も消え過ごしやすい気候だったのだが、幼い子が同行する今回はそう言うわけにもいかない。 GW前半で新潟に行ければこのような悩みもなかったのだが、1日は妻が午前中だけ仕事があると言う事で早くても1日の午後からの出発。 となれば寒いか、風が強いかの何れかを選ばなくてはならない。 行かない、は無い! あの青物の引きが忘れられない、でも檜枝岐の源流にも癒されたい。 出発当日の朝、まだ車に荷物を積む前である。行き先に合わせてタックルを乗せる事が今なら可能だ。 キャンプ道具を積み、最後にタックルを積む。 さぁ、どっちを積むのだ! どっちだどっちだどっちだどっちだ! 妻の希望もあり今回は新潟青物キャンプへと行く事にした。 イナダ釣りたい!イナダ釣りたい!イナダ釣りたい!イナダ釣りたい!なんならワラサ釣りたい! 午後一から出発すれば到着は夕方になりそこからテン場を整え子を風呂に入れ、食事をすれば夕まずめの釣りには間に合わない。天気予報を見る限り、まともに釣りができるのは翌日、つまり2日だけと言う事になりそうだ。もしここで釣れなければ今回の青物釣行は終わりである。 非常に緊張感のある青物キャンプ。 癒される筈の釣りキャンプで緊張感と焦燥感に襲われる。 まぁ時にはそんな事があっても良いだろう。 なんと言っても釣り場はテントの目の前だ。暗いうちからルアーを投げれば一匹は釣れるだろう。 さぁ、どんな手応えをしてくれるのか。新潟の青物よ! そんな事を考えワクワクしながら床に就く。4時半に起きるつもりがまだまだ夜空が広がる1時半に起きてしまう。 子どもか! 波の音を聴きながら時が来るのを待つ。 キャンプ中は外すことのないプロトレックのデジタル表示が4時になったところで外に出て見ると空気は暖かい。去年はとても寒くてイージスオーシャンを着込んだほどだったが、寒さは感じない。もっとも今回はイージスオーシャンを忘れたのだが。 ウェーダーにウェーディングベストを着用しいつもの海岸へと出る。 あれ!? 砂浜が無いよ!? 何これ!? ワタシの記憶が正しければまだ暗いうちだと言うのに砂浜にはズラーっと並んだアングラーが所狭しと隙間を見つけては入っているイメージなのだが。 しかしその砂浜がないのだ。 どうやら風と波によって侵食しては人工的に砂を盛ると言うのを繰り返しているようなのだが、今回は侵食されたままの状態らしい。 先行者2名とワタシが立てば精一杯の広さしかない砂浜に立ちダイソーのメタルジグでまずはアタリを探ってみる。 ゆっくりとリフトフォールを繰り返していると、ゴゴっとしたアタリが出た。 大した引きは感じないが魚が付いている事は間違いない。キャッチしてみると、 巨アジ! 35センチぐらいの巨アジ! ストリンガー にかけておくが足元の引き波が強くアジがボロボロになって行くので途中で妻にピックアップしてもらい釣りを続行する。 しかし投げどもシャクれども一向にアタリはない。ナブラも見えない。コノシロの群も入ってこない。 例年であれば両隣の釣り人が釣れ始めるとまるで熱が伝搬するかのようにこちらも釣れ始めたりするのだが、だーれも釣れていない。むしろアジが釣れた事が奇跡のようだ。 4時間ほどキャストするが青物が回遊してくる気配がないので8時30分に切り上げる。 明日は暴風雨の予報。 明後日も暴風雨の予報。 絶望的である。絶望感でいっぱいである。 柿崎港へと移動することにし、子にサビキ釣りを教えつつ、トラウトロッドにガン玉4号、キス鉤を付けただけのシンプル仕掛けでキャストし、構内のシロギスを狙う。 去年はこれで20センチオーバーの良型シロギスが良く釣れたのだが、今年はアタリは多いものの、釣れるのはピンギスばかり。 天ぷらにするにはちょっと小さい。 イナダが釣れなかった絶望感で写真を撮る事も忘れていた。 おだやかだった港内に吹き込む風が強くなり絶望感がいよいよ現実的になってきた。雨でも釣りができるのであれば良いのだが、滞在期間中は暴風でどうにもならなそうだ。 夜になると風は静かになり沖に光る船たちもよく見える。しかし天気予報通り気温は下がり翌日の暴風を予感させるに十分だった。 翌朝は寒い上に暴風、そして雨。雪が残る北アルプスの冷たさが西風に乗って吹き付ける。 天気予報が外れる事はなくまさしく三日三晩暴風は続き、ようやく暖かく晴れたのは5月5日になってから。 穏やかに晴れ渡りこれは最後を締めくくるには最高の釣り日和だといつもより東の海岸へエントリーする。 キャストしていると立っているのも辛いほどに見る見る暴風、爆風となりほんの15分で撤収・・・ もはや釣りどころではない。 さっきまでの穏やかさんはどこへ行ったのだ! 海は我々関東の人間が想像する日本海そのもの。 東映! 漢! ドッパーン! 夕方になりだいぶ風がおさまった。皮肉にも帰る日、つまり翌日は晴天釣り日和のようだ。 しかしテン場の撤収作業、渋滞にハマる前に帰りたいと言う事で釣りはできない。ならば風呂上がりの夕マズメに小一時間キャストするが、全くもって反応なく今回のGW青物キャンプ釣行はこれにて終了となった。 新潟の神様、次回はお願いします! それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!tsuri-ba日比谷 泰宏info@tsuri-ba.netAdministratorツリーバ
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