【潮干狩勉】無知の知。潮干狩りで採れる生物達②(二枚貝)
こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!
潮干狩りで採れる生物達①の続きです。
次に難所の二枚貝の区別ですね。難しいですが、1種は容易に区別可能。
マテガイです。むしろ「二枚貝なの?」って感じで、アサリなどの他の 二枚貝とは容易に区別できますね。細長い棒状の貝。
ここからが本当に難所。まず、選別の対象として、抽出した貝を列挙すると、アサリ、カガミガイ、ハマグリ、シオフキガイ、オキシジミ、バカガイ、サルボウガイ、アカガイ、です。ただハマグリなんかは採れる可能性は少ないでしょうね。ただ、もしものことを考慮して一応含めておきます。
いろんなサイトを見て、二枚貝の区別基準が載っています。例えば、模様・色、大きさ、貝殻の厚さ、蝶番部分の形状などです。
ですが、これらを全て理解するなど僕の現在のスペックでは不可能のように思います。模様や色などは環境などによって左右されるようですし、大きさに関しても、大きい貝も当然子供時代はあるわけで・・・。
なので、とりあえず注目したいのが、貝殻の表面部分の溝。これで自分の中での区別基準を作っていこうと思います。「溝」と表現しましたが、専門用語としては、成長線と肋という要素です。成長線とは木の年輪のと同じように貝が年を成長するにつれて増やしていく同心円状の線。肋とは貝の表面にある規則正く並んだ筋です。貝を手で触るとギザギザするあれです。アカガイやホタテなんかを触ったことがある人はイメージしやすいですね。
肋にも2種類あって、成長肋と放射肋。簡単に言うなら成長肋が成長線に平行に並ぶ同心円状の筋、放射肋が縦に入る筋ですね。成長線は年齢によって増えていくのですが、肋に関しては種で有無や数がある程度決まっているらしいので、区別の基準としては最も優先度が高いと考えました。そこで、肋による判断を基本として、それでも区別がつかないもの付加的要素として模様などを見ていくしかない・・・
放射肋(二枚貝化石の見方より)
成長肋(二枚貝化石の見方より)
●縦筋の入った放射肋タイプの貝
手で触ってみてしっかり縦線の放射肋を感じましょう。
放射肋がある種はアサリ、サルボウ貝、赤貝です。
まず上図のアサリから。アサリは他の2つに比べて溝が浅い。
上がサルボウガイ下が赤貝。両者の区別は放射肋の数で区別できる。赤貝は42~43本なのに対して、サルボウガイは30~34本。
●横筋の入った成長肋タイプ
livedoor news
同心円状に筋が入っているのが、ホンビノス、オキシジミ、カガミガイ
ホンビノスガイ。今回紹介した貝の中では最大級のサイズにまで成長。基本ベースは白で環境によってグレーがかったり、黒くなったりする。
殻の頂点部分から殻の縁に伸びる放射状の線で見分ける。特に縁部分で目立つとのことなのでこれが見分けポイント。オレンジ色ベースにシジミのように黒くなることが多いらしいのでこれも参考にすると良い。実際に見てみないとわからないかもしれないので、今度採って確認してみます。
殻の頂点前方部分がS字を描く点が特徴。
●つるつるタイプの貝
まず目を瞑って貝の表面をスリスリしてみる。しっかりとツルツルを確認しましょう。
肋がなく(または少なく)てツルツルしているタイプなのがハマグリ、シオフキガイ、バカガイ。
ハマグリは殻が厚いのがチャームポイント。続いてバカガイを見ていきます。
バカガイは蝶番部分から殻の縁に向かって放射状に線が延びているのが特徴。また、殻は薄く壊れやすい。
シオフキガイ。アサリとよく間違われるが、前述のようにアサリには放射肋がある。また、シオフキガイの特徴としてぷっくりと膨れたような形をしていることが多いとか。
簡単ですが、こんな感じで二枚貝区別のための予習は終わりにしておきます。今度実際に捕まえて見てこの基準で乗り切れるのか試して見ます。
No Tsuri-ba! No Life!
https://tsuri-ba.net/?p=7359https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/d6a5578cd3d9f158a5d5ec962b7ccd1e.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/d6a5578cd3d9f158a5d5ec962b7ccd1e-150x150.jpg釣りTALK小物,潮干狩り,釣りこんにちわ!ツリーバライターのイシザキです! 潮干狩りで採れる生物達①の続きです。 次に難所の二枚貝の区別ですね。難しいですが、1種は容易に区別可能。 wikipedia マテガイです。むしろ「二枚貝なの?」って感じで、アサリなどの他の 二枚貝とは容易に区別できますね。細長い棒状の貝。 ここからが本当に難所。まず、選別の対象として、抽出した貝を列挙すると、アサリ、カガミガイ、ハマグリ、シオフキガイ、オキシジミ、バカガイ、サルボウガイ、アカガイ、です。ただハマグリなんかは採れる可能性は少ないでしょうね。ただ、もしものことを考慮して一応含めておきます。 いろんなサイトを見て、二枚貝の区別基準が載っています。例えば、模様・色、大きさ、貝殻の厚さ、蝶番部分の形状などです。 ですが、これらを全て理解するなど僕の現在のスペックでは不可能のように思います。模様や色などは環境などによって左右されるようですし、大きさに関しても、大きい貝も当然子供時代はあるわけで・・・。 なので、とりあえず注目したいのが、貝殻の表面部分の溝。これで自分の中での区別基準を作っていこうと思います。「溝」と表現しましたが、専門用語としては、成長線と肋という要素です。成長線とは木の年輪のと同じように貝が年を成長するにつれて増やしていく同心円状の線。肋とは貝の表面にある規則正く並んだ筋です。貝を手で触るとギザギザするあれです。アカガイやホタテなんかを触ったことがある人はイメージしやすいですね。 肋にも2種類あって、成長肋と放射肋。簡単に言うなら成長肋が成長線に平行に並ぶ同心円状の筋、放射肋が縦に入る筋ですね。成長線は年齢によって増えていくのですが、肋に関しては種で有無や数がある程度決まっているらしいので、区別の基準としては最も優先度が高いと考えました。そこで、肋による判断を基本として、それでも区別がつかないもの付加的要素として模様などを見ていくしかない・・・ 放射肋(二枚貝化石の見方より) 成長肋(二枚貝化石の見方より) ●縦筋の入った放射肋タイプの貝 colorslife 手で触ってみてしっかり縦線の放射肋を感じましょう。 放射肋がある種はアサリ、サルボウ貝、赤貝です。 貝の図鑑 まず上図のアサリから。アサリは他の2つに比べて溝が浅い。 貝の図鑑 貝の図鑑 上がサルボウガイ下が赤貝。両者の区別は放射肋の数で区別できる。赤貝は42~43本なのに対して、サルボウガイは30~34本。 ●横筋の入った成長肋タイプ livedoor news 同心円状に筋が入っているのが、ホンビノス、オキシジミ、カガミガイ wikipedia ホンビノスガイ。今回紹介した貝の中では最大級のサイズにまで成長。基本ベースは白で環境によってグレーがかったり、黒くなったりする。 市場魚貝類図鑑 殻の頂点部分から殻の縁に伸びる放射状の線で見分ける。特に縁部分で目立つとのことなのでこれが見分けポイント。オレンジ色ベースにシジミのように黒くなることが多いらしいのでこれも参考にすると良い。実際に見てみないとわからないかもしれないので、今度採って確認してみます。 市場魚貝類図鑑 殻の頂点前方部分がS字を描く点が特徴。 ●つるつるタイプの貝 DrillSpinデータベース まず目を瞑って貝の表面をスリスリしてみる。しっかりとツルツルを確認しましょう。 肋がなく(または少なく)てツルツルしているタイプなのがハマグリ、シオフキガイ、バカガイ。 wikipedia FOODIE ハマグリは殻が厚いのがチャームポイント。続いてバカガイを見ていきます。 wikipedia バカガイは蝶番部分から殻の縁に向かって放射状に線が延びているのが特徴。また、殻は薄く壊れやすい。 市場魚貝類図鑑 シオフキガイ。アサリとよく間違われるが、前述のようにアサリには放射肋がある。また、シオフキガイの特徴としてぷっくりと膨れたような形をしていることが多いとか。 簡単ですが、こんな感じで二枚貝区別のための予習は終わりにしておきます。今度実際に捕まえて見てこの基準で乗り切れるのか試して見ます。 No Tsuri-ba! No Life!いしぽよ石崎 友益ishizaki@tsuri-ba.netAdministratorツリーバ
コメントを残す